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ブラームス(1833-1897)

CD 交響曲全集、セレナード第1番、第2番 マリオ・ヴェンツァーゴ&タピオラ・シンフォニエッタ(3CD)

交響曲全集、セレナード第1番、第2番 マリオ・ヴェンツァーゴ&タピオラ・シンフォニエッタ(3CD)

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    風信子  |  茨城県  |  不明  |  2018年07月03日

    ブラームスがマイニンゲンの宮廷楽団を指揮して演奏した交響曲の鳴る様を聴きたかったという タピオラS-taは25名前後の弦に二管を加えて40名ほどのオーケストラだ 室内オケでブラームスを演奏することは珍しいことではないが 聴いて驚く ブラームスに聞こえない わたし(たち)の記憶にあるブラームス・サウンドではない ピリオド奏法を採り入れただけではないようだ 即ち古の響きを再現したからでもない 寧ろ新しい 音楽が若やぎ微笑んでいる 新しい生命の息吹をこそ感じる 4つのシンフォニーそれぞれから鎧が剥がされ埃を払い化粧を拭い透明なそれは羽衣のようなガラス繊維の衣装を羽織らせたようだ 音楽に青春を取り戻した瞬間がある そして何よりも価値あるのは二つのセレナードだろう 初めて聞くように耳が歓ぶ おそらくヴェンツァーゴもタピオラS-taもこれこそ自分たちのための音楽だと自覚して演奏したのだ 彼らにはブルックナーNo.0,1&5という傑作がある 互いの信頼と親愛が生んだブラームスだ あなたも如何 

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