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ブラームス(1833-1897)

CD 交響曲全集、セレナード第1番、第2番 マリオ・ヴェンツァーゴ&タピオラ・シンフォニエッタ(3CD)

交響曲全集、セレナード第1番、第2番 マリオ・ヴェンツァーゴ&タピオラ・シンフォニエッタ(3CD)

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  • ★★☆☆☆ 

    Abbadian  |  東京都  |  不明  |  2018年11月06日

     うーん,私はこれは苦手です。ヴェンツァーゴは,ブルックナーも全く駄目でした。この人の音楽と合わないんだな,と思います。  このサイズのオケでブラームスをやること自体は,マッケラス以降珍しくないと思いますが,この演奏はサウンド自体が非常に個性的です。全ての曲の全ての場面で常に弦楽器を前面に出そうとしており,ブラスなどは「sempre mf-mp」という印象で,ブラームスが意識してブラスを目立たせようとしているところでも,常に弦楽器の裏で目立たないように鳴っています。一番極端な例は,セレナード第1番の第1楽章,ホルン・ソロが伸びやかで田園的な,魅力的な主題を歌い,他の楽器は5度音程の単純なリズム伴奏を奏している部分。何とこの部分のホルン・ソロもほぼp〜mpの音量で寧ろ「目立たないように」演奏されていて,この曲の明るさや沸き立つ生命力のようなものが全く感じられません。交響曲も同様で,常に弦楽器を目立たせるため,ブラスが相対的に弱められています。これは,バランス上オケの弦楽器が弱すぎる(オケの能力の問題?)ことに問題があると感じます。どの曲を聴いても,箱庭的で,同じバランスで演奏されるブラームスは,私は苦手です。なお,ティンパニのみピリオドを意識したと思われる部分がありますが,全体的にピリオド・アプローチは殆ど採り入れられていません。

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