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ドヴォルザーク(1841-1904)

CD Sym.8: Giulini / Concertgebouw O+ravel: Ma Mere L'oye

Sym.8: Giulini / Concertgebouw O+ravel: Ma Mere L'oye

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  • ★★★★☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2014年03月30日

    みなさまのレビュー、大いに賛同するものであります。ジュリーニさんの個性の色濃く出た演奏で、これら二曲の名演とかいう位置づけではないでしょうね。まずはドヴォルザークの交響曲。落ち着いたテンポ、磨き抜かれた管弦楽のバランス、いずれもジュリーニさんならでは至芸にて、この曲が単なる叙情交響曲でもなければノスタルジックで民族的な曲でもないことを主張しております。但し、それがどこか重い枷を嵌めることともなっていて、やや作りすぎのような印象も否めません。それは「マ・メール・ロワ」も同じ。全曲をほぼ同じような精密・慎重なタッチが貫き、各部分の描き分けが不足している気はします。メルヘンっぽくないのですな。といふことで、二曲ともプロによる大変な演奏ではありますが、ジュリーニさんの個性が強く出た出来栄えにて、これらの曲の魅力を味わうというスタンスからは問題はありましょうね。個人的には巨匠ジュリーニさんの至芸を楽しみましたが。録音は優秀。なお、このRCOはすごいな。能力全開で、そのハイスペックぶりを表わしております。

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  • ★★★★☆ 

    宇野珍会長  |  埼玉県  |  不明  |  2013年10月10日

    ドヴォルザークは推薦だ。落ち着いたテンポからいつものジュリーニ節が全開で、のめり込む美しさがある。3楽章冒頭など「いったい何が始まったのか」といわんばかりのテンポとすっきりとした歌心、これぞジュリーニの特徴といえよう。響きはまるでスカラのような明るさで、コンセルトヘボウとは思えないくらいだ。いっぽうラヴェルは準推薦だ。大筋はドヴォルザークの魅力と一致するのだが、所々テンポが上滑りになってしまったり、響きのまとまりがアマチュアっぽくなるのだ。もっともジュリーニのレベルになれば「ナニと天才は紙一重」ともいえるのだが。。。

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  • ★★★★☆ 

    kura-ota  |  不明  |  不明  |  2010年08月10日

    ジュリーニの最晩年時のディスクの一つで、DGからソニーに移籍したばかり頃の録音。地元のクラシックアドバイザーの方がこんなに遅い演奏は初めてといったいた通り、前代未聞的な遅さです。しかし得た点は多く、この演奏の後に出た小澤、マズア、チョン=ミュンフンのディスクも、この演奏の前にしては魅力が薄れてしまいます。ジュリーニは要所をしっかりと押えていて、それにACOとホールが見事に答えています。たっぷりと歌う第1楽章の冒頭、第4楽章冒頭のファンファーレと、その再現部分など。もう聴きどころ満載です。個人的にはもう少し標準的なテンポで瑞々しさを持っている演奏をもう1枚欲しいところですが、なかなか候補が見つからず、当盤を聴き続けています。

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  • ★★★★☆ 

    シアリル  |  金沢市  |  不明  |  2006年11月03日

    オーケストラが、場面ごとに息づかいを微妙に変えながら、フレーズでアーチを作るように曲を流していきます。躍動感はあまりないけれど、その代わりに獲得している重要なものが、この演奏にはある気がします。漆黒無音の空間の中で蒼白い光を放つ宝石のようなマ・メール・ロアともども、オーケストラの集中力には脱帽させられました。

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