交響曲全集 スヴェトラーノフ&ロシア国立交響楽団(1993)(6CD)
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I.O.U | 北海道 | 不明 | 2021年03月14日
ダイナミックレンジが広く演奏の再現性が難しいと云われているチャイコフスキーの交響曲の魅力を余すところなく体感することができる。 チャイコフスキーというとムラヴィンスキー、カラヤンあたりが定番とされ、名演も多いが、48KHZ/16bitが主流の当時の録音機材だとチャイコフスキーの交響曲の録音では金管や太鼓の音が歪んでしまい音質面で満足できるものがほとんどないが、こちらは96khz/24bitでPCM録音されたものなのでCD化する際のダウンサンプリングでやや劣化はしているかもしれないが、マスターソース自体の音源が良いので数あるチャイコの交響曲の中でもトップクラスの音質だと思う。 そんな訳で音質面のストレスで悩まされることなくチャイコフスキーの音楽そのものに没入することができる。 流石にお家芸だけあってたまにチャイコを演奏するオケとは訳が違い、演奏も文句なしにトップクラスと言える。 ベルリンのチャイコも素晴らしいとは思うがやはりロシアの音楽はロシアのオケの演奏に限るな・・・ と痛感した。 個人的には買って損のない大推薦盤!1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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