交響曲第2番、第7番 ベーム&ウィーン・フィル(1980年 ザルツブルク・ライヴ)
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マラ3マニア | 島根県 | 不明 | 2015年08月06日
ベームが最後に日本に来る直前に、日本公演と同じプログラムで演奏されたこの録音。この時のベームは最初から絶好調で、晩年のベームの様式と、壮年期の覇気が融合した超絶名演奏。交響曲第2番の最初の和音から気合が凄いです。この時代、たしかベームとカラヤンのチケットが取れたら神に感謝しろ、とまで言われていたように思います。ましてや、ベームの晩年は好調不調の波が大きく、不調なベームは、まるで気の抜けたコーラのようにぬるい演奏を連発していました。残念ながら、日本公演の演奏も録音で聴く限り不調時ベームのようです。だから第7番が終わった後の観客の大熱狂も大いに理解できます。何せ、入手困難のベームのチケットが大当たりだったのですから!(うらやましい!!)実は私はこのザルツブルグの演奏をカセットテープに大切に保管しています。そろそろ、ディスクに移さなくてはいけないと思った時にこの朗報。できるだけ多くの人に知ってもらいたいです。東京公演とはモノが違います。8人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ハッチ | 埼玉県 | 不明 | 2015年08月04日
この演奏はなつかしい。1980年8月17日の演奏を同年12月のNHK-FMがザルツブルグ音楽祭の一環で放送した。その直前の1980年10月6日に同じ指揮者とオーケストラが昭和女子大人見記念講堂で同じ演目を演奏していて、どちらが優れているかの記事が雑誌にでたりもしたものだった。そのときはこちらのザルツブルグ音楽祭ライブのほうが高評価だったと記憶する。 手持ちのザルツブルグ音楽祭の録音と来日公演を比較してみると、ほとんど同タイムで、ベーム晩年のゆっくりしたテンポで進む。注目はエントリーにあるように、第7番の終楽章で、冒頭はとてものんびりしたテンポだったのが、コーダに入って一気に加速。こういう推進力は1980年の来日公演では聞けなかったので、とても貴重。 ラジカセで録音したテープを愛聴してきたが音質が良くないので、CD化されたのはとてもうれしい。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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