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ベートーヴェン(1770-1827)

CD 交響曲全集 ラトル指揮ウィーン・フィル(5CD)

交響曲全集 ラトル指揮ウィーン・フィル(5CD)

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検索結果:41件中1件から15件まで表示

  • ★★★★★ 

    clara  |  北海道  |  不明  |  2015年04月26日

    非常に乱暴な表現かもしれないが、”仮に”ブリュッヘンやガーディナー、ジンマンなどの演奏が純粋なベートーヴェンであるとするならば、本盤はさらにラトルとウィーン・フィルの音楽性が加わることではじめて表現可能となった、切れ味と創造性、そして歌心と味わいに満ちたベートーヴェン全集であると言えるのではないか?ここまで豊潤で美しく、迫力のある音楽をベートーヴェンは想定していたであろうか?この演奏はベートーヴェンだけでは決してなし得なかったベートーヴェンもサプライズなものであると思う。昨今、「作曲家の時代はこのような演奏をしていた」とか「この作曲家ならこの様に演奏されることを望んでいる」といったことばかりが先行し、演奏家が自分の音楽性や人間性を放棄しているような感じがしなくもない。それに対しこの演奏はベーレンライター版を使用しつつも、ラトルという指揮者そしてウィーン・フィルというオーケストラのアイデンティティがしっかり打ち出せているところにも共感することができた。どうか、ピリオド奏法の演奏家ももっと自分の音、音楽性をもっと明らかにしてほしいと願うものである。かなわぬ願いかもしれないが、一度でいいからピリオド楽器でヴィヴラートをたっぷりかけたロマンティックな演奏も聴いてみたいとも思っている。というのも、ピリオド楽器の音を心底美しいと思ったことがないからである。このような聴き手がいるということも知って欲しいし、今後の演奏家にはこのような変わった実験精神を期待しているのである。

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  • ★☆☆☆☆ 

    アカキ  |  北九州  |  不明  |  2009年01月04日

    田園を聴いた。田園を聴けば全体の出来は推測できる。前半が良くない。なんだろう、これが本当にウィーンフィルなんだろうか。前半のこの薄っぺらい音は何だ。おまけにフラフラと千鳥足。聴いてはおれない。変な演出が多すぎる。細工がせこい。ベートーベンはこんな音楽を書いたはずがない。音楽はいろいろな演奏があっていいはずだし聴き方だってあっていいことはわかっている、だがこの田園はいただけない。全曲聞く気が無くなった。

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  • ★★★★★ 

    Rangzen  |  千葉浦安  |  不明  |  2006年12月23日

    このCD酷評する人結構いますね。私は聴いてみるまでは判らないと思っていました。この度遅れ馳せながら、国産盤で再発されたと聴き即購入しました。いいじゃないですか。1枚目の1番聴いた途端、驚嘆しました。続けて3番も聴いて、これまた第2楽章なんか大抵の作品よりもいいじゃないか、とさえ思えました。その他、5番、7番も最高でしたね。

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  • ★★★★★ 

    I amSterdam  |  東京都  |  不明  |  2010年04月01日

    ベートーヴェンの音楽が持つ器楽的性格を非常に見事に表現した傑出した名演奏です。と同時に、ベートーヴェンの音楽の本質とも言える「明るさ」「軽妙さ」も見事に描き出されていて、手垢にまみれたベートーヴェン演奏からは想像も出来ないまったく新しいベートーヴェン像がここにはあります。思えばハイドンから会得したであろうベートーヴェンのユーモア精神がここまで活かされた演奏というのは、さほど多くないのではありますまいか。とにかく遊び心に満ちています。さらに言うなら、ラトルにとってピリオド・アプローチはもはや身構えてするものではなく、ごく自然に身についたものなのでしょう、かつてのアーノンクール盤で聴いたような「ぎこちなさ」は微塵もなく、驚くほど柔軟でこなれています。ウィーン・フィルの側から録音のオファーがあったというだけのことはあって、オーケストラも秀逸!長い歳月を経た演奏慣習で作られた、しかつめらしいベートーヴェン像を一蹴する、聴いていて愉しい音楽といえましょう。

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  • ★★★★☆ 

    sunny  |  兵庫県  |  不明  |  2014年10月02日

    現役、最高峰の指揮者、演奏団体のベートーヴェン全集が、12年前の録音とは言え、1,800円だと?赤いレーベルは、アメリカ資本の青い印に変わってしまった。こんなことしてて大丈夫か。一方、日本で制作されるCDの高額な事、この落差。音楽は鳴り、聴かれ続けるだろう。世相を示すように、末期的。案じざずにはいられない。アーティストは、素晴らしいものを、或いは、名刺代わりに提供してくれているのに。

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  • ★★★★★ 

    NMN  |  東京  |  不明  |  2006年12月23日

    古典音楽をロマン主義的に演奏することによって、多様な音楽的解釈を表現したのが二十世紀の演奏だとするならば、このラトルの演奏は新古典主義的であると思う。古典音楽が本来持っている単純な旋律、和声、テンポ、ダイナミクスが改めて提示されることによって、音楽の根源的機能が発現した非常に楽しい音楽だと思う。

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  • ★★★★★ 

    safari  |  fukuoka  |  不明  |  2005年11月04日

    今まで聴いてきたベートベンは、なんだったんだろう・・・いくつもの、評価の高い指揮者や演奏者のCDを買いまくっていたが、同じようなスタイルをただ集めていただけの様に思う。最初は何か物足りないものを感じたが聴き込んで行くと、これが本物ではないかと思えるようになった。固定概念を捨ててこのCDを聴いて欲しい。これでベートベンがさらに好きになった。

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  • ★★★★★ 

    mm  |  大阪府  |  不明  |  2005年03月02日

    ワルターやフルトベングラー、シューリヒト、カラヤン等の全集はもはや破棄してしまっても良いだろう。  「ベートーベンが何をしたかったのか?」ということを情念や感情ではなく、技術と構築力で語った革新的な全集。  ウィーンフィルとラトルの相性も大変良く、特に『田園』の美しさが際立つ。  旧来の演奏スタイルがナンセンスに聞こえる程内容に富んだ演奏も、足りない点といえば職人的な出来という点か。しかしそれは彼の意図するところではない。  いずれにせよ、全集としてここまで完成されたものも珍しい。

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  • ★★★★★ 

    マークン  |  北海道  |  不明  |  2003年04月08日

    最高です。こんなに斬新で生き生きとした演奏は聞いたことがありません。「EROICA」の素晴らしさを再認識させられました。ラトル様と同じ時代を過ごせて幸運と思います、ぜひLIVEで聞いてみたいです。

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  • ★★★★★ 

    ボブ  |  千葉県  |  不明  |  2003年04月07日

    ようやく、100%満足できるベートーヴェン全集が登場しました! これほどベートーヴェンの交響曲を生き生きと伝える演奏はありません。 ウィーンフィルの音も充実しきっていて全く素晴らしい。 特に2、3、8,9番がよく出来ていると思いました。録音もEMIにしては優秀でした。

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  • ★★★★★ 

    bravo  |  Osaka  |  不明  |  2005年06月09日

    一言で言うと、ユーモアの塊の様な演奏群。眉間にシワを寄せて音楽を聴く人には耐えられない挑発でしょう。しかしラトルのジョークは一流です。その大胆な奏法の変更は、ベートーベンの音楽を、今までに無いくらいに、驚くほど新鮮に描き出しています。ウィーンフィルの活き活きとした演奏も魅力。全集としての価値で言うなら従来の巨匠の全集に何ら劣るものでは在りません。

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  • ★★★★★ 

    Lenny  |  東京  |  不明  |  2003年04月26日

    この全集で聴くべきは、解釈とか音質というものよりも、ラトルの「新しいベートーヴェンを創る」という気概と、ある種乱暴とも言えるこの解釈を受容することができるベートーヴェンの懐の深さだろう。 ここに示されているのは「気持ちが無ければベートーヴェンにならない:あればあるほどいものになる」という厳然たる事実だけである。 その意味では、フルトヴェングラーと双璧をなすこの全集、確かに、表現に作為を感じる部分もあるが、これからのベートーヴェン演奏のマイルストーンともなり得るものである。

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  • ★★★★☆ 

    音楽の彼方に  |  不明  |  不明  |  2017年04月17日

    これぞ、現代のベートーヴェン! その後ラトルはベルリン・フィルともベートーヴェン全集を完成させたが、やはりこれには敵わない。 ベルリン・フィルとしての現代のベートーヴェン演奏は、アバドに軍配が上がるが、ウィーン・フィルとしてはラトル以外に考えれない ベーレンライター版を使用しているようだが、それしてもウィーン・フィルがよくもここまでラトルの言うことを聴いたものだと感心させられる。 そういう意味でも唯一無二だ 特に奇数番号交響曲。意欲的で前進あるのみのラトルの芸術性が全開だ。

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  • ★★★★★ 

    アッキ  |  茨城県  |  不明  |  2016年05月22日

    全集でこの価格ならラトル ファンでもない私もついつい買ってしまう。 6番 5番 3番  9番 は特に素晴らしいと感じた。 その他も中庸だが悪くない

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  • ★★★☆☆ 

    トンビ  |  福島  |  不明  |  2003年04月06日

    ウィーン・フィルがこれだけ奇妙な音を出すCDは初めてで、ステレオが壊れたのかと思って、他のベートーヴェンのCDをかけてみましたが正常でした。とにかく独特な音楽でこれを美しいと感じるまでには相当の意識改革と慣れが必要だと思います。そういう意味では個性的で画期的な全集なのでしょうが、ベームやカラヤン、クレンペラーのCDに慣れた耳にはとてもへんてこに聞こえます。

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