交響曲第3番『オルガン付き』、序奏とロンド・カプリチオーソ、ミューズと詩人たち マイケル・スターン&カンザスシティ交響楽団
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Seiru | 千葉県 | 不明 | 2017年03月14日
「序奏とロンド・カプリチオーソ」「ミューズと詩人たち」は文句なしの素晴らしさ。演奏もさることながらソロ・アンサンブルともに克明かつ艶やかに捉えられており、演奏会場が眼前に広がるかのよう。但しメインディッシュのオルガン付きがいただけない。オーケストラは遠くトレモロの刻みも前2曲と違って見えず、システムによっては聞こえてしまうヒスノイズめいた微細な「サーッ」というノイズがフェードイン・アウトの編集痕とともに挿入される始末(特に第二楽章がひどい)。メータVPOの復活もそうですがあからさまな編集痕は鑑賞の支障になります。オルガンの低温こそ再生不能な低周波まで録音されていますが、日本の木造家庭によくあるブーミングも考慮されていない状態での収録なので、特にウーファーが大きいスピーカーでは目も当てられないほどのブーミングにも悩まされます。演奏も録音のせいか高揚感に欠けるふうに聞こえてしまいます。前菜2曲は★5では足りないレベルですが、オルガン付きは★1。本当に全曲ジョンソン博士が担当したのでしょうか……?3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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