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ブルックナー (1824-1896)

CD 交響曲第5番 ヴェンツァーゴ&タピオラ・シンフォニエッタ

交響曲第5番 ヴェンツァーゴ&タピオラ・シンフォニエッタ

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    ココパナ  |  北海道  |  不明  |  2021年07月06日

    スイスの指揮者、マリオ・ヴェンツァーゴによる5つのオーケストラを指揮しての一連のブルックナー録音の最後となるもの。ヴェンツァーゴのブルックナーは、音が軽く、テンポも速い。そしてピリオド奏法を思わせる弦楽器の響き。イネガル奏法のようなニュアンス。全曲の演奏時間は60分ほどで、これはおそらく原典版のブルックナーの第5交響曲の演奏時間として、最速ではないかと思われる。特徴的な奏法と速さ・軽さの組み合わせが彼らのブルックナーをとても特徴的なものにしている。彼らのピリオド的奏法は、アーノンクールの存在感のある演奏を思い起こさせる。アーノンクールの録音は、特有の間合いを用いながら、踏み込みもあり、別のステップをとりながらも、ブルックナー的な要素を維持しながら、新しい地形にたどり着いたような、説得力のある演奏だった。当ヴェンツァーゴ盤は、それに似ている。ヴィブラートを抑制することで、壮大さを減じている。それはブルックナー的なものからの乖離を意味する。しかし、アーノンクールの録音が、その清浄な音で、独特のうねりを作り出したのに対し、このヴェンツァーゴの録音は、この交響曲を「ブルックナーらしく」響かせることになど、いよいよ興味がないように感じられる。もちろん、これは私がそう感じるというだけで、ヴェンツァーゴは、これこそブルックナーにもたらされるべき響きである、と確信をもってドライヴしているのかもしれないが。。。とはいえ、長い事ブルックナーを聴き、自分の体に、自分なりの「ブルックナーらしさとは」みたいなものがそれなりに醸成された私の感覚で言えば、すごく違うのである。方法論はアーノンクールを踏襲しているが、意図はまったく別といった感じ。それで、このブルックナーの交響曲第5番を聴いていると、音自体は率直に言って軽やかで聴き易い。終楽章など、テキパキと、透明感のあるフレージングで、展開部の構成が分かりやすい。・・ではあるが、私がブルックナーの演奏に求めるプライオリティーにおいて、その点はそれほど重要ではなくて、やはり壮大な遠近感の中で、精神美や神秘性がいかに扱われるか、どのように表現されるか、といったことにより大きな注意が向く。なので、この演奏に接していると、どうもエネルギーの流れ方が、方向違いと感じられてしまう。とはいえ、ブルックナーの交響曲を長い事聴いてきた身には、ある種の気分転換になる演奏ではある。オーケストラも指揮者の意図をよく汲んで、響きは精緻と言って良い。そういった点で言うと、アーノンクールにはあまり感じられない洗練の要素は、当盤の魅力の一つとなるだろう。というわけで、全局的に歓迎というわけではないが、一定の面白さと興味を満たす、純度の高い演奏ではあると感じた次第。

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  • ★★★★★ 

    あじ  |  不明  |  不明  |  2021年03月09日

    演奏時間がほぼ60分なのでちょっとした休憩時間に流すのが丁度いい感じです。個人的にこれはこれでありだなと思いました。

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  • ★★★★★ 

    senninn  |  富山県  |  不明  |  2015年02月07日

    「ブルックナーも行き着く果てはこーなるのか」というのが第一印象。とはいえ、ワタシはこの第5番、まだ良くわからないのです。それでも、好きな曲です。この第4楽章、「対位法の奇跡」とどなたかが仰ってましたがどこから「二重フーガ」なのか、そもそもどこからが「フーガ」なのか良くわからないのです。この演奏、聴きこめば「答え」がなんとなくわかりそうです。

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  • ★★★★★ 

    としちゃん  |  宮城県  |  不明  |  2014年12月11日

    見通しが良く、しかも合奏も上手で文句なし。第2楽章の適切なテンポもいい。11分から12分程度のアダージョにはずれ無しだ。唯一、第4楽章の最後は、急ぎ足みたいな落ち着きのなさが少々物足りなくなる。軽やかで実に上手いんだけれども。クナッパーツブッシュ=ミュンヘンフィルのライヴみたいな、怒涛の低音金管楽器の轟きが懐かしくなる。

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  • ★★★★☆ 

    ロンメル  |  不明  |  不明  |  2014年11月25日

    かなりの快速テンポでしたが、小規模編成ながら力強く鳴らし切った演奏でした。ただもう少し音を貯めて鳴らし切った感じがあればと思いますので星4つ評価とさせて頂きます。

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