ミケランジェロ組曲(イタリア語版)、6つのロマンス、他 フィンリー、T.ザンデルリング&ヘルシンキ・フィル
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2018年06月15日
ショスタコーヴィチはロマンスと題する歌曲集をいくつも書いている 日本の詩による”6つのロマンスOp.21”もあるが これはイギリスの詩に作曲したOp.62だ このピアノ伴奏版を晩年小オーケストラ版にしたOp.140が一般に知られていた トーマス・ザンデルリンクが取り上げたのは オリジナル版が書かれた翌年に創られていた大オーケストラ版なのだ 長く公表されていなかったのでOp.62aとなった 初録音となるが続く”ミケランジェロ組曲Op.145a”も初めてだ ロシア語に翻訳された詩にショスタコーヴィチは作曲したのだが ここでは原詩なのだろうかイタリア語で歌われている どのような経緯でイタリア語版があるのか分からないが 聴いてみて ことさら印象が変わった印象はない ショスタコーヴィチの特徴であるバスの歌唱を大胆なオーケストレーションで聴くと やはり交響曲へつながる途次であるように感じられてしまう マーラーと発想を同じくする作曲家だったと思う 色気はないが虚心に耳傾けるのも一興だろう あなたも如何0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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