ピアノ協奏曲第2番 ポリーニ、ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン
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eroicka | 不明 | 不明 | 2014年04月12日
第2番では、両者の方向性のズレは少なく、壮麗でゆったりとしたティーレマンのスケール大きな音楽が特徴となっている。ポリーニは、基本的スタイルは変わらないものの前2回の演奏に比べ独特のスケールが増しており、両者の違和感は少なく成功している。立派な名盤ではある。思えばポリーニも七十代。往年のバックハウスやケンプのような風貌になりつつある。微妙な腕の衰えは惜しまれるが、老いて得た境地も感じられる味わい深い演奏だ。ただし、個人的見解をいえば、70年代のアバド・ウィーンフィルとの録音には決して敵わないと思う。古くからのポリーニファンとしては、尖った感性、完璧な技巧と響き、クールな理性の影にのぞく情熱…といった魅力が薄れ、バックハウスやケンプのような悟りや滋味というものが感じられるようになってきた今の姿に一抹の寂しさを感じる。ポリーニも神ではなく人間なのだとしみじみ感じさせられた次第。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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くまたろ | 東京都 | 不明 | 2016年04月22日
なぜかしっくりこない。5回聴いたが、どうしても馴染めない。もうすこし聴いて、考えてみたい。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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