交響曲第8番 井上道義 / 京都市交響楽団(2CD)
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きんちゃん | 福岡県 | 不明 | 2013年12月15日
初めて書きます。この曲のCDは何枚聴いたかわかりません。九州ではこの曲をライブで聴く機会は少ないのです。 聴きなれた方、好きな方は決まった演奏を繰り返し聴いていることと思いますが、ぜひ、このCDを聴いて、日本人演奏家も捨てたもんじゃないと認識しましょう。 井上道義氏をお見かけしたのは、京都のコンサートホールのオープニング記念の演奏会でした。パリ管がプーランクを演奏した日でしたが、大変、真面目な方という印象を受けました。メディアで見かけたと時とは違って。(この日は彼は聴衆の一人でした。) 九州交響楽団で、ショスタコービッチを演奏してくださったときも、大変な迫力で、かつ丁寧な演奏だった記憶があります。オーケストラを訓練する力があるのでしょうか、今回のこのCDでも、京響の演奏は、丁寧でかつ真摯です。 このオーケストラを離れるときには京都市との間に軋轢があったように聞いていますが、オーケストラはしっかり井上氏の薫陶を受けて成長しているのですね。 私如きが偉そうなことは申せませんが、このCDはぜひ聴いてみていただきたいです。 日本のオーケストラはブルックナーをきちんと演奏できます。 朝比奈さんの亡き後、日本人演奏家によるブルックナーの演奏史は途絶えたかのような印象でしたが(私が勝手に思っているだけでしょうが)、いえいえとんでもない。関西の血は関西で、そして井上氏によって引き継がれているのです。 大フィルも井上氏によって新しい演奏を聴かせてくれると思います。8人の方が、このレビューに「共感」しています。
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