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モーツァルト(1756-1791)

CD クラリネット五重奏曲、弦楽四重奏曲第15番 イェルク・ヴィトマン、アルカント・カルテット

クラリネット五重奏曲、弦楽四重奏曲第15番 イェルク・ヴィトマン、アルカント・カルテット

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    レオブルー  |  東京都  |  不明  |  2013年10月29日

    予想どうりを上回る内容です。モーツアルトがついこのあいだの作曲家であるような、これほどの新鮮さで演奏されることに、うーんと思わず唸ってしまいます。リアルな直接音を最大限に生かしつつ、乾いて透き通った響きがすがしく心地よい録音もすごいところです。 生々しくも清楚であり、この聴きなじんだ曲を今改めて噛みしめるように聴いてしまいます。このカルテットの存在を改めて喜びたいと思いますし、モーツアルトの凄さもいまいちど感じた次第です。いや、...何度かしばらく聴いていく楽しみができました。

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2013年10月07日

    前作のシューベルト弦楽五重奏曲では、このクワルテットらしからぬ「熱さ」に驚くとともに、持ち前の精緻さとのバランスが難しいなとも感じた。しかし、このモーツァルトは凄い。最初のバルトーク、ドビュッシー、ラヴェルの時のイメージが戻ってきた。ガット弦を使用してはいないと思うが、ヴィブラートは必要最小限に抑えられており、かなりピリオド・スタイルに近いが、違うのは従来のピリオドとは全く別世界の驚異的な精度。室内楽の基本ではあるが、これだけきれいに揃った合奏を聴かされると、それだけで惚れ惚れしてしまう。反面、この氷のように冴えた演奏からは、これもまた室内楽の醍醐味であったインティメートな雰囲気はもはや望めないが、それは仕方のないことであろう。クラリネット五重奏曲は従来のようなコンチェルタントな妙味は後退して、クラリネットが弦に組み込まれ、同質化したような印象。ニ短調の四重奏曲もかつてのような「ロマンティックな」劇性の強調はないが、新しい意味での表現主義的な演奏。第1楽章アレグロ・モデラートは限りなく「モデラート」に近く、逆に第2楽章アンダンテは速く、半音階的なパッセージは非常に鋭く弾かれる(ピリオド様式の感覚)。対位法的に骨ばった感じのメヌエットに対し、自在なテンポ・ルバートで拍節感を消し、無重力空間を漂うようなトリオは独特。終楽章の変奏もきわめて克明で、パートの隅々まで表出力が強い。

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