『ニーベルングの指環』全曲 スワロフスキー&大交響楽団、クニプロヴァー、マッキー、ポルケ、他(1968 ステレオ)(14CD)
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オペラかじり虫 | 兵庫県 | 不明 | 2013年12月19日
かつてLP時代に聴き損ね、気になっていた録音です。今回の復刻はありがたく、早速求め通して聴きました。実は、大変失望しました。まず、主役ふたり〜テノールとソプラノが、余りにも歌唱にムラがありすぎます。ジークムントとジークフリートを手掛けたテノールは、「ワルキューレ」第1幕でまず落第。ジークリンデの下手さ加減にうんざり。クニプロヴァーは第二次ベルリン・ドイツ・オペラの「オランダ人」日本初演のゼンタでしたが、それほどのインパクトを感じませんでした。今回も「ワルキューレ」と「神々の黄昏」の自己犠牲は無難でしたが、「ジークフリート」での目覚めの歌にはがっかり。歌い慣れていない部分は駄目なのか? テノールは剣の歌は何とかこなしたものの、3幕の掛け合いと「神々〜」のプロローグは拙い。2幕からは何とか無難に歌いましたが、歌に品が無く、アメリカ人3大ヘルデン・テノールには遠く及ばず。ヴォータンは平凡、さすらい人がまだ聞かせます。来日歴のあるフリッカもいささか期待外れ。歌手では岡村喬生さんに拍手! さて、録音ですが、前半2作は声が極端にオン、オケは引っ込んで聞こえますが不思議にも後半2作はそうじゃないのです。どんな録音技術だったのか? 最後に指揮ですが、致命的なのは葬送行進曲の不出来。後は悪くは無いのですが。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 2013年12月12日
純粋に質問です。この『リング』、かつて別レーベルから発売され、当方はそれですでに聴いております。で、そのCDがよろしくなかった。歌手とオケの収録バランスがひどくて、歌手が前面に出てやたらに大きいヴォリュームなのに対し、オケが後ろに引っ込んで満足に聴こえない。ワーグナーにおけるオケの重要性はみなさまご存じのとおりでございましょう。オケを聴こうと思うと歌手が目の前で咆哮するような調子になり、歌手に合わせるとオケがまるで聴こえなくなる、という、まあホントにヒドイ製品でした。一度聴いて堪え切れず、直ちに売り払ってしまいました。その致命的な欠点、今回は修正されているでしょうか??お聴きのみなさま、ぜひご教示ください。評価の点数は、とりあえず前回聴いた時の演奏の印象(悪くない)で入れておきます。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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