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ブラームス(1833-1897)

SHM-CD Piano Concerto, 1, 2, : Grimaud(P)Nelsons / Bavarian Rso Vpo

Piano Concerto, 1, 2, : Grimaud(P)Nelsons / Bavarian Rso Vpo

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  • ★★★★☆ 

    テリーヌ  |  Hyogo  |  不明  |  2018年05月27日

    必ずしも重厚ではないですが、すっきりしたブラームスのピアノ協奏曲として印象的でした。第一番としては、遅さで有名なグールド&バーンスタイン盤ほどのサプライズはないですが、軽い新鮮さを感じました。今までGrimaudさんの名演としてはブラームスのピアノソナタ第3番が最も印象的ですが、ピアノ協奏曲を(ピアノソロ版はあまりにも困難なので)4手版として弾いていただければ、衝撃的な名演になる予感がします。

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  • ★★★★☆ 

    のろま  |  東京都  |  不明  |  2015年03月12日

    グリモーの演奏というと、ブラームスの後期小品集やラフマニノフの協奏曲のように、他の奏者に比べてテンポや強弱を大きく動かすというイメージがあります。それが最大限に発揮されたのが、当盤では第1番の第2楽章ではないでしょうか。とても情感豊かです。あたかも、些細なことで喧嘩し、恋人に対してきついことを言い過ぎたと後悔している人の姿のようです。その点、うーつんさんのコメントにあるように、第2番の第3楽章はテンポが速く、グリモーにしては珍しく、力で押していく前のめりな演奏になってしまったのが残念。ツィメルマンのような繊細な表現を期待していたので、物足りなかったです。なお、第1番のオケに関しては、皆さんがおっしゃる通り、ソリストに煽られてようやくスイッチが入ってくるような感じで、やや不満な出来。

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  • ★★★★☆ 

    うーつん  |  東京都  |  不明  |  2013年11月24日

     1番は★3つ、2番は★4つ。1番はどうもピアノとオケの目指す方向が違うような気がした。一緒にノリ切れていないような気がして、いまいち愉しめない。でもピアノはがんばっていると思う。もともと弾き慣れているのかピアノは落ち着いて愉しめる。 2番はオケが盤石でそこにピアノが参加しているような雰囲気と感じた。所々、特に木管楽器のひなびた感じがブラームスにピタリとはまって良かった。ピアノもゆっくりとした足取りでオケと合わせているのが良い。好みとしてゆったりする曲が好きなのでこれはアリ。★4つなのは、第3楽章でもう少し深呼吸できるような間とテンポがあったらというのと、ピアノがオケより飛び出て奏する気がしたことが理由。  でも、一気にブラームスの協奏曲2曲まとめて世に問うという気概が凄い。CD作りにいつも何かしらのメッセージやプログラミングの工夫をする人だけに何となく納得もできる。若い日の、そして円熟期の作品をまとめて弾き比べすること(異なるオケを起用するのもその一環?それとも制作の都合?)が今回のメッセージだろうか。

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  • ★★★★☆ 

    CHOPINIST  |  大阪府  |  不明  |  2013年11月11日

    今回の録音はどういう目的があってか、指揮者は同じなのに第1番と第2番で異なるオケになっています。指揮は、現在バーミンガム市交響楽団の音楽監督を務めるアンドリス・ネルソンス。 第1番はポリーニがソロ録音で長年使用している、ミュンヘンのヘルクレス・ザールでのライヴ録音。ピアノは的確に捉えていますが、少しオケの迫力に欠けます。言い換えると「バランスが悪い」という表現で良いのでしょうか?なぜライヴ録音にこだわったのか分かりません。一方、第2番はウィーン・フィルの本拠地、ムジークフェラインでのセッション録音。こちらはドイツ・グラモフォンが手慣れた会場でもあり、バランス良い美しい響きです。ただし、一部でピアノがうるさく感じるところもあり、少し残念です。

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  • ★★★★☆ 

    M  |  愛知県  |  不明  |  2013年11月01日

    まず女性ピアニストがプラームスのPCに挑戦しているということ自体、興味の的であるが、その理由として単に技巧、体力共、女性には荷が重いのではと想像されるのみならず、音楽の持つ一種粘液質な世界が男性的なものを強く感じさせるからでもある。実際の演奏であるが、両曲共に中心をなす第一楽章が、他の男性ピアニストの名演に較べで今一つピンと来ない。そのかわり2楽章以後が音楽的に良く弾けていると感じる。つまり従来の演奏では第一楽章が興味の中心で後はオマケのようになんとなく感じられていたものが、彼女の演奏では終いまでバランス良く飽きずに聴くことができる。ここに仕事の丁寧さという意味で女性らしい特長があらわれているように思う。技巧的に一流のピアニストでは男女の優劣はないと感じさせる程高度な技巧がそれを可能にしている事勿論である。

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  • ★★★★☆ 

    ウロウロ  |  東京都  |  不明  |  2013年10月12日

    ある意味、グリモーにとっては「かわいそうな」仕上がりである。 問題は指揮のネルソンスにある。 グリモーの1番というと、ザンデルリンクとの旧盤との比較がまず論じられるところだが、スケールの極めて大きい、骨太のバックを構築したザンデルリンクと、まだ若いネルソンスを比較すること自体ナンセンスではある。 しかし、「若い」のであれば、相応の踏み込みや活気といったもので曲に向き合えるはずなのに、安全運転に終始してしまっていて、バイエルンからブラームスの響きが十分に出てきていない。 グリモーの演奏は、前回より踏み込みの鋭いものになっているだけに残念である。 第2番については、グリモーは「理解するのに時間を要した」旨述べているが、それは個人的には共感できるものがある。彼女の美点は、特に第4楽章の軽やかなタッチに見てとれる。 第1番と決定的に違うのは、やはりオーケストラがウィーン・フィルであるという強みである。どんな指揮者が来ようが、ウィーン・フィルはやはりウィーン・フィル、自己の矜持を崩さない。素晴らしい音色の溶け具合である。「ブラームスの響き」が香っている。 結論としては、両曲を入れたディスクとしては、かなりのレベルにあるといってよいと思う。

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