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ベートーヴェン(1770-1827)

CD 交響曲全集、序曲集 カラヤン&ベルリン・フィル(1980年代)(6CD)

交響曲全集、序曲集 カラヤン&ベルリン・フィル(1980年代)(6CD)

商品ユーザレビュー

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    デイレクター  |  東京都  |  不明  |  2021年08月19日

    カラヤンの漲る気迫、ベルリンフィルの猛烈な演奏を見事に捉えた名録音。弦の重厚さ、特に金管楽器の咆哮、突き抜けてくる音がホール一杯に溢れる様が我が家の20畳のリスニングルームを満たす。テインパニーの凄まじさも印象に残る。ここぞというときのカラヤンの気合い、唸り声も明瞭に捉えられ、聞き手も緊張で手に汗。全曲ハードで弛んだところの無いベートーベン演奏。カラヤンのライブは日本やザルツブルクで何度も聴いたが、今回の全集はまるでライブのような感覚に満ちた演奏。カルロス クライバーがカラヤンのように演奏できただろうかといつも言っていた逸話は有名だがその逸話が頷ける。4ウエイスピーカーをマルチアンプで大音量で鳴らす醍醐味を味わえる全集である。

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    abbadondon  |  栃木県  |  不明  |  2016年07月31日

    60年代、70年代と80年代を比べてみると 一番自然でしっくりくるのが60年代、 オケの完璧さは70年代、そしてこの80年代は 晩年のカラヤンの出来不出来に差があり全集というひとくくりでは 評価できない部分が多い。 3番・5番・7番の奇数交響曲はオケ自体のへたりが垣間見え やはり70年代のほうが良い。 しかし第9だけはこの80年代のほうが優れている。 全集として好きなのはまさに黄金期の70年代。 とはいえこれもカラヤンらしいベートーヴェンだ。

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  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  2012年01月20日

     60年代,70年代,そしてこの80年代の全集,それぞれがカラヤン・ファンの私にとっては大切なもの(東京でのライブの全集が加わり,最近4つになりました)。  60年代は“勢い”,70年代は“完璧(精緻)”,そしてこの80年代は“ゆとり”です。「今後は俺に黙ってついてこい!」の勢いを感じる60年代。オケに対しても,リスナーに対しても,そのメッセージを伝えようとする,意欲的なカラヤンの姿が彷彿とします。  オケもリスナーもつかんだカラヤンが次に目指すのが70年代の「一糸乱れぬ完璧に美しいベートーヴェン」。そしてそれを見事に達成。これほど精緻で美しいベートーヴェンを私は知りません。  この2つの見事な全集を受けてのこの80年代の全集。確かに,前出の2つに比べると中途半端の感は否めません。60年代物ほど勢いがあるわけでもなく,70年代物ほど精緻であるわけでもない…。でも,この感じは私の耳に前出の2つの見事さが残っているためであって,虚心坦懐に聴けば,素晴らしいベートーヴェンが鳴っていることがわかります。今までにはなかった適度の“ライブ感”もありますし,指揮者の強引さもやや後退し,奏者の自主性も垣間見えます。  カラヤンは3つの(4つの),素晴らしいベートーヴェンを残してくれた。どの一つが欠けても物足りなさを感じてしまうかもしれない。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年06月27日

    本盤におさめられたベートーヴェンの交響曲全集は、DVD作品を除けばカラヤンによる最後の全集ということになる。カラヤンは、フィルハーモニア管とともに1度、手兵であったベルリン・フィルとは本全集を含め3度に渡って全集を録音しているが、いずれも名演であると言える。最初のフィルハーモニア管との録音はモノラル録音(第8番のみステレオ録音)ではあるが、若き日のカラヤンならではの颯爽とした清新さが魅力であった。次いで、1960年代に録音されたベルリン・フィルとの最初の全集は、いまだベルリン・フィルにフルトヴェングラー時代の猛者が数多く在籍していた時代の演奏でもあり、全体的にはカラヤンならではの流麗なレガートが施された華麗な装いであるが、これにベルリン・フィルのドイツ風の重厚な音色が付加された独特の味わいに満ち溢れた名演に仕上がっていたと言える。また、1970年代に録音されたベルリン・フィルとの2度目の全集は、カラヤンの個性が全面的に発揮された演奏と言うことが出来るだろう。この当時は、カラヤン&ベルリン・フィルの黄金時代であり、ベルリン・フィルの一糸乱れぬ鉄壁のアンサンブル、ブリリアントなブラスセクションの朗々たる響き、桁外れのテクニックを披露する木管楽器の美しい響き、そしてフォーグラーによる雷鳴のようなティンパニの轟きなどが一体となった圧倒的な演奏に、カラヤンならではの流麗なレガートが施された、正にオーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な音のドラマの構築に成功していると言える。カラヤンによるベートーヴェンの交響曲全集の代表盤と言えば、やはり1970年代の当該全集ということになるのではないだろうか。これに対して、1980年代に録音された本全集であるが、1970年代の全集などと比較するとカラヤンの統率力に若干の綻びが見られるのは否めない事実であると言える。1970年代に頂点を迎えたカラヤン&ベルリン・フィルの黄金コンビも、本全集の録音が開始された1982年にはザビーネ・マイヤー事件の勃発により大きな亀裂が入り、その後も悪化の一途を辿った。本全集は、このような両者の闘争の渦中での録音ではあり、お互いにプロフェッショナルとして高水準の演奏を成し遂げてはいるが、カラヤンの健康悪化に伴う統率力の衰えについては、隠しようはなかったものと考えられる。それ故に、どの曲もカラヤンによるベストの演奏とは言い難いが、それでも第2番や第9番の緩徐楽章などにおいても見られるように、1970年代の全集までにはなかった清澄な調べも聴くことが可能であり、カラヤンが自らの波乱に満ちた生涯を振り返るような趣きのある枯淡の境地とも言うべき味わい深さを含有している演奏と言うことができるのではないだろうか。したがって、本全集はカラヤン、そしてベルリン・フィルによるベストフォームにある演奏とは言い難いが、晩年のカラヤンならでは人生の諦観を感じさせるような味わい深さと言った点においては、名全集の評価をするのにいささかの躊躇をするものではない。録音は、従来盤でも比較的良好な音質であったが、数年前にカラヤン生誕100年を記念して発売されたSHM−CD盤による全集がベストの音質であったと言える。もっとも、世紀の巨匠カラヤンによる遺言とも言うべき名全集でもあり、今後はSHM−CD仕様によるSACD化を図るなど更なる高音質化を大いに望んでおきたい。

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  • ★★★★★ 

    黒い帳面  |  神奈川県  |  不明  |  2010年08月28日

    カラヤン&ウィーンフィルの悲愴のレビューで 「カラヤンのベートーヴェンとは相性が悪い」と書いた。 これは1970年代のベートーヴェン全集の感想。今でも変わらない。 だが、1980年代のこの全集はベートーヴェンらしさを失わず、なおかつカラヤンは曲の魅力をうまく引き出しており、心地よく聴くことができた。 1980年代のカラヤンとは相性がいいのかもしれない。 カラヤンのベートーヴェン全集のなかでは影に隠れてしまっているが いつか高く評価されるだろう。

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    crazy  |           |  不明  |  2008年03月28日

    カラヤンの到達した境地だ。60年代や70年代とは全く異なった仕上がりだ。初期のデジタル録音はあまりいいことはないが、演奏はどれも名演だ。特に7番はダイナミズムが簡素化されおり、新たな魅力を打ち出している。そのあとに8番を聞くのは非常に面白い。5番は70年代の流麗さから脱皮し、すこしさばさばした感じを、第3楽章に表現し、運命動機の変化をより強調している。素晴らしい。無駄を省き、スリム化した演奏をベートーベンで試みたが、重厚感は残った。しかし、私はこの全集の第9が特に良いと思う。

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  • ★★★★★ 

    平成のヨハネス  |  大阪  |  不明  |  2007年04月01日

    60-80年代全集に比べて評価は低いが、録音は前二者より明瞭だし、現在この水準のベト全を出せる指揮者は一人もいないのではないか?エロイカや8番は確かに若い時の演奏の方が颯爽としていたが、ドイツらしくなった4、5、7、9番は名演だし、1,2の落ち着いた雰囲気も悪くない。70年台は素晴らしいがやや人工的だと感じる人にはこの全集の方がいいかもしれないと思う。

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  • ★★★★☆ 

    べっく  |  岐阜  |  不明  |  2007年02月18日

    カラヤンのこの録音について、70年代後半に録音した全集と 見栄えしないと言われている。 実際に、比較して聴いたことがあるが、見栄えしないのは解釈だけ。一方でアンサンブルが少し破綻している。この点は、特に70年代に撮っている映像と比べると。。。発売当時は、オケとの関係が一時期悪くなったのが問題だと言われていた。 しかし実際は、ベートーヴェンの交響曲に対するカラヤン の設計自体が、カラヤン自身の音楽の変化−晩年の感情過多な 表現に対応しきれなくなったためではないか?と思う。 悪くない演奏だが。。。

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  • ★★★★★ 

    小林幸子は宇宙へと‥‥  |  打撃の巨匠の出身地  |  不明  |  2005年03月18日

    互いの力によってクラシックの演奏家としては全く稀有の成功を収め、頂点を極めたプロ同士によるベートーヴェン全集の決定盤です。ここでは長く関係を築いてきたこのコンビによってしか演奏する事の出来ない、美しく、流麗でありながらも非常に個性的なベートーヴェン演奏を聴く事が出来ます。クラシックから感動を得たい人達には、より適切な演奏があります(バーンスタイン・VPO等)が、音楽から得るべきものは感動だけではない筈です。感動という発想から離れる事が出来れば、カラヤンの音楽をよりスムーズに受け容れる事が出来るかもしれませんよ

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    新宿系歌舞伎町  |  東京都  |  不明  |  2005年03月17日

    仰る通り,正にカラヤンの金字塔.最初のCD,LPの時は重心が高いバランスの音質だったが,OIBP化によって音の重心も下がりこの演奏の真価が伝わる様になったといえるだろう.9曲全てでこれほど高い平均点をはじき出せたのはカラヤンの他にはセルくらいしか思い当たらない(全集を作成した指揮者対象).1970年代の録音を所有していて,それから時間が空いてないからという理由で聴いていない人,最初のCD,LPで音の薄さに失望していた人には,是非聴いてもらいたい.違いが多いからだ.欠点があるとすれば9番の楽友協会合唱団の素人合唱だろうが,それを補ってあ

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  • ★★★★☆ 

    フランツ  |  宮崎県  |  不明  |  2005年03月17日

    カラヤンらしいヴァイタリティはあるが、オケまかせの部分の割合が大きくなり、響きも解放されすぎて、統率されていない感じがある。3種あるDGでのベートヴェン全集のCDでは、私は演奏、響き、録音、全てを考慮して70年代のものを採る。デジタルのブラームス全集もそうだけど、この時期からカラヤンは(いろいろあって)力が入らない単なる老巨匠になってきていた。

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    やっぱりベートーヴェン  |  大津市  |  不明  |  2004年11月28日

    さすがに、カラヤン最終録音。彼の演奏の集大成といった感じです。「華麗」の一語につきます。大昔、彼の初期の演奏をよく聴いていましたが、情熱は感じるものの、今にしてみれば急ぎすぎた、慌てたところのある演奏に感じます(実際の演奏時間はそんなに変わってはいませんが)。円熟の全集だと思います。カラヤンのカラヤンのためのベートーヴェンですね。

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