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マーラー(1860-1911)

CD 交響曲第9番 ハイティンク&バイエルン放送交響楽団(2011)

交響曲第9番 ハイティンク&バイエルン放送交響楽団(2011)

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  • ★★★★★ 

    Foley, Detroit  |  UNITED STATES  |  不明  |  2015年08月15日

    ニュアンスがとても豊かで、伸び伸びとした合奏も見事。非凡な指揮者とオーケストラによる、素敵・素晴らしい演奏と思います。

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  • ★★★★★ 

    となりのドロロ  |  神奈川県  |  不明  |  2013年11月01日

    過剰な演出や大げさな表情をつけなくても、ありのままで名曲であると感じさせる少ないタイプの演奏。

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  • ★★★★★ 

    John  |  UNITED STATES  |  不明  |  2012年09月28日

    Anyone with a faintest idea of what Mahler Ninth Symphony could mean should try Bernard Haitink’s new recording with Bavarian Radio Symphony Orchestra. In the department of sheer physical beauty and orchestral execution this one eclipses Haitink’s own analogue version from the 60s by miles. Granted, there are no earthshaking moments - as expected from him - but virtually every note feels refreshingly new and alive thanks to the brilliant conducting from the podium. In short, before Haitink Mahler Ninth has never sounded so ’fascinating’. In the great Adagio, the way the orchestra effortlessly lays out all the beautiful, autumnal melodies and counterpoints at such a steady tempo so persuasively is nothing short of breathtaking. Have we ever heard the middle portion of the Rondo Burleske in such a sober yet melancholy mood? What about the climaxes? They (I am thinking of the first movt’s main collapse about 18 min. into the movement) are undone with all the power and authority (listen to the Bavarian brass!), but are also done so naturally but assuredly that I was left with an eerie feeling in the end. Tears in my eyes? Oh yes, surely! To sum up, this is one of the most naturally powerful rendition of Gustav Mahler’s last completed symphony. Haitink and BRSO really have something new to say about the piece and it’s this listener’s privilege to witness their accomplishment. The recoding sound which was taken from a live concert is just fine, although it could be less dry and I wish there were more ambiance around the orchestra. It was recorded at a low level, so you need to turn up the volume to fully appreciate the performance. A great Mahler Ninth and it now joins my list of desert island M9ths along with Bernstein, Levine, Solti, Karajan, and Ozawa.

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  • ★★★★★ 

    HMVの犬が好き  |  岐阜県  |  不明  |  2012年07月16日

    2011年のRCOライブ、CSOライブが話題だったためこれらのCD化を待ち望んでいたのですが、BRSOとも9番を演奏していたとは知りませんでした。意外なCD化ですが、演奏は素晴らしいものです。今9番を振ってこれだけの演奏ができるのはハイティンク以外にいないと私は思っています。詳細についてはたかさんの完璧な演奏評があるので、あまり付け加えることはありません。 そこで私はハイティンクの他の9番演奏と比較してみたいと思います。ハイティンクの9番は、聴くことができる(出来た)演奏として10種類ほどが存在します。興味深いのは演奏時間として標準より短い演奏と長い演奏どちらもあって、それが結構演奏のたびに変わることです。終楽章の演奏時間を例に取りますと、1969RCO:24’42”、1987RCO:28’40”、1993ECYO:26’08”、1999LPO:22’56”、2004WPh:23’00”、2009LSO:25’37”、2011RCO:26’35”そして2011BRSO:23’10”となっています。標準的速さの1969RCOで始まり、1987年RCOから1993ECYOまでは遅くなっています。その後1999LPOから2004年WPhで速くなりました。しかし2009LSOから後は一転して遅い演奏が続きました(2011CSOは未聴)。ところが2011年末の本演奏では再び速くなっています。 ハイティンクの「細部を明らかにしながら全体の流れを失わない」美点を生かすにはやや速めの方が合っているのかも知れませんね。実際に聴いた印象では、本BRSO盤は速いとは殆ど感じませんでした。内容が非常に充実しているためだと思います。さて本盤は、現時点で私の評価では9番の最高峰に位置します。ただ遅めの2009LSOPromsライブもまた良いのです(第1楽章、終楽章)。また、今のところmedici.tvでしか視聴できない2011RCOライブが正規盤になったらこれもまた良さそうなのでNo.1の位置を譲るかも知れません。

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  • ★★★★★ 

    たか  |  長野県  |  不明  |  2012年06月06日

    恐らくハイティンクは現存指揮者の中で最も多くマラ9を振っていると思われ、もしかすると物故指揮者を加えても最多かもしれない。 最近もLSO、RCO、CSOなどでマラ9を振っており、いずれライブ盤が出てくるとは思っていたが、BRSOとの取り合わせは意外であった。 HMVのレビューによれば、ヤンソンスの代役での出演とのことであるが、ある意味天恵だったかもしれない。 私は高校生から35年来のハイティンク・ファンであるが、他のマーラーと比べて彼の9番については演奏が客観的なためか音楽に没入することが出来ず、心から感激出来ないもどかしさを感じてきた。 実演は違うのかと思い、BPOとの定期演奏を聴きにはるばるベルリンまで出向いたが、やはり同じ印象を持たざるを得なかった(因みにこの演奏はフィリップスの全集打ち切りにより録音されなかった)。 ハイティンクのマーラー演奏は一つの理想型だと私は思っているが、唯一9番の演奏に納得が行かない点が気がかりであった。 以上のような経緯から今回のライブ盤も期待と不安、あい半ばといった気持ちで聴き始めたが、幸いなことにその聴後感は積年の不満が見事に氷解したと云えるものであった。 まずBRSOの暖かな弦と、円やかな金管の音がハイティンクの作る音楽とマッチして実に大らかな音楽となっている。 かと言って決して間延びした運びになっている訳ではなく、最近のCSOとのライブ盤の一部で感じるような弛緩は感じられない。 さらに、クーベリック以来のマーラー演奏の伝統を持つBRSOのこと、見せ場での爆発力には何ら不足はなく、全体として非常に音楽的な仕上がりとなっている。 そして4楽章である。 この楽章を聴くためにマラ9はあると考える方も多いかと思う。 音楽はやや早めのテンポ(といっても早くは無い)で、感情過多にならないように始まる。 開始から25小節あたりで最初のクライマックスがやってくるが、ここまでは比較的抑制が効いたスタイルの演奏であり、今回も同じ結果かとの危惧の念がよぎった。 しかし、その後の40小節過ぎあたりから音楽の様相が変化してくる。 暗闇の中の木管楽器のモノローグの後、ホルンによるブリッジを弦楽器群が受け継ぎ、歌いこんで行くあたりから音楽が俄然熱を帯び始める。 決して絶叫するのではなく、ひたひたと迫るような懐かしさと暖かさがやって来るのである。 ここでのBRSOの弦楽器群の音色はすばらしく、あふれる涙を止めることが出来ないほどであった。 そして音楽は再びの闇の後、100小節目以降の最大のクライマックスへ向かう。 ここでも必要以上に絶叫はしないが、頂点での弦楽器の下降音形は十分な切迫感を保ち、後半には金管群による暖かな救済の響きがやってくるのである。 マラ9といえばバーンスタインのような感情過多な演奏の印象が強く、自分も無意識のうちにそのような演奏を求めていたようだが、ハイティンクはあくまで強固な造型と客観性を保ったまま、違ったルートでここまでの感動を得られることを示してくれた。 思えばフィリップスからリストラされ不遇を味わったハイティンクであるが、逆に契約などに縛られず、幾つもの超一流オケとのライブ録音を聴く事が出来る現在の状況は大きな喜びである。  男ハイティンク、豊穣の時である。

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