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ワーグナー(1813-1883)

DVD 『パルジファル』全曲 クプファー演出、バレンボイム&ベルリン国立歌劇場、エルミング、W.マイヤー、他(1992 ステレオ)(3DVD 日本語字幕付)

『パルジファル』全曲 クプファー演出、バレンボイム&ベルリン国立歌劇場、エルミング、W.マイヤー、他(1992 ステレオ)(3DVD 日本語字幕付)

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2012年03月04日

    『パルジファル』に関しては、初演百周年の1982年にツェリンスキーという学者が作曲者のコジマ宛て手紙などを引用しつつ、反ユダヤ主義的な作品であるという暴露論文を書いて(少なくともドイツでは)スキャンダルになった。このクプファー演出はバイロイトのゲッツ・フリードリヒ演出(バイロイトがこの演出の映像収録をしなかったのは痛恨事)と共に、ツェリンスキー論文の指摘を真面目に受け止めようとした最初の世代のもの。ナム・ジュン・パイク風の第2幕はさすがに古びた印象があるが、一度は見ておくべき舞台。第1幕・聖餐式の場のカルト宗教めいた、いかがわしい雰囲気、第3幕の最後ではクンドリー(ユダヤ人)でなくアムフォルタスが死に、一同、途方に暮れるというアンチ・ハッピーエンドなど、当時の前衛クプファーの面目躍如たるものがある。ミュージカル『エリーザベト』でもおなじみの可動式オブジェ(本作ではロケットの先端部みたい)の使い方もうまい。歌手陣ではエルミングの主人公は残念ながら私には不可(イェルザレムの方が遥かにマシだと思う)。マイヤー、シュトルックマンはとても良い。トムリンソンのグルネマンツは従来と真逆の役作りだが、完全に演出意図通り(これを含めて、後のレーンホフ演出があちこちクプファーをパクっていることも分かる)。指揮はバレンボイムにしてはおとなしめだが、まあ悪くない。

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    蟹缶  |  東京都  |  不明  |  2012年02月15日

    かつてLDで発売されていた懐かしい映像だ。その頃はよく見ていたし自分でDVDにダビングして焼いた時見直した。舞台は二十年前の演出なのでさすがに今の目で見ると古臭く感じる部分もないではない。特にこういう現代演出は古び方が速い。ただ歌手は概ね役柄に相応しいルックスが揃っているので視覚的に違和感を感じる事はないし、クプファーの演出としては特に過激でもなく順当な部類なので腹が立つようなものではない。 バレンボイムはベルリン・フィルとのスタジオ録音のCDもあるが、オーケストラは歌劇場のシュターツカペレ・ベルリンの方が経験も多いせいだろう音楽の流れが自然だ。歌手もパルジファルはイェルザレムよりエルミングの方がいい。トムリンソンはカロリー過多な歌で世捨て人には不似合いだがこの演出では合っているだろう。「パルジファル」はCDなら数々の優れた録音があるが映像付きとなると音楽面も揃っているのはウォルフガング・ワーグナー&シュタインのバイロイトのDVD位しかない。このDVDはそれに次ぐスタンダートといえるかもしれない。ちなみに男性にとっては二幕でワルトラウト・マイヤーのシースルーの衣装の透け乳首を拝める事もモチベーションを高めるだろう(笑)。

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