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CD グイド・カンテッリ EMI録音集(9CD限定盤)

グイド・カンテッリ EMI録音集(9CD限定盤)

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  • ★★★★☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2012年12月16日

    その早逝が誰からも惜しまれるカンテッリさん。EMI録音を集めたこのボックスを聴きとおし、確かにこの人が生きていたら(せめて70歳=1990年まで)大変な音楽家になっただろうなあと想像いたします。正直、すべてのディスクが彼らしい特徴を備えたよい出来の演奏だとは思いません。録音が古いものは、やはりまだ特別な魅力を感じません。その代わり、最も新しい1956年の演奏はどれもみな素晴らしい。たとえば第1楽章を欠きながらも、この「運命」の溌溂としてなんと素晴らしいこと!ベートーヴェンでは第7番も結構です。音楽が生気を帯びて躍動しています。前年の1955年では「イタリア」とブラームスの第3番があり、いずれも力強くも颯爽とした名演。同じブラームスでも1953年の第1番はやや甘い。2曲あるチャイコフスキーは、録音が古いせいもあるのでしょうが、拡がりと勢いに不足して、私としては物足りない。ドビュッシーやラヴェルもいま一つかな。但し、正面から曲に相対して美しさをよく引き出しており、確かな音楽性をうかがわせます。総じて、才能のきらめきを振りまこうという矢先に目の前から消えてしまった悲劇の指揮者の貴重なモニュメントということがいえましょう。録音は新しいほど良くて、鑑賞には問題ありません。才能はあるし、超ハンサムだし、惜しい人をなくしたものだなあ。1950年代は飛行機事故でしばしば高名な音楽家が亡くなっていますね。何とも罪深いことです。

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  • ★★★★☆ 

    やまC?  |  京都府  |  不明  |  2012年04月01日

    ほとんどの音源は持っているものばかりだが、カンテルリが好きなのでお守りとして購入!意思の強いハッキリとした音楽とイケメンのルックス、やたらカッコイイ人だ! 時代とぶつかったのが運命が尽きか、飛行機がドボンで真相は霧の中、やがて時代はマスメディアの発展とともにカラヤンがクラシック界の王座に就くわけだが…この人がいればクラシック音楽も違う発展を遂げたに違いない、それぐらいキラメク才能がこの少ない録音から感じ取れるのである。ケルテスと、このカンテルリはホント早死にでおしい。とくにセットの中で、フランク交響曲二楽章の憂いを帯びた哀愁がたまらない;;ものである。

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