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CD グイド・カンテッリ EMI録音集(9CD限定盤)

グイド・カンテッリ EMI録音集(9CD限定盤)

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検索結果:11件中1件から11件まで表示

  • ★★★☆☆ 

    田舎爺  |  岡山県  |  不明  |  2014年07月01日

    期待したが駄目だった。 録音が良くない。オーケストラに対する指揮者の細やかな指示が十分聞き取れない。 fは歪っぽいし、弦低域の豊かさふくらみに不足する。 自分だけの装置の特性によるものであれば幸いだが、他レーベルではふくよかに再生されるから、このEMI録音のコンセプトが個人的嗜好に合わないだけかも?

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  • ★★★★★ 

    マッドハッター  |  栃木県  |  不明  |  2014年06月27日

    このCDを聞くまで、私にとってカンテッリは幻の指揮者でした。名前だけは知っていましたが一度も残された演奏を聞いたことがなかったのです。そんな時にこのボックスセットの発売を知り、思わず”おお!”と歓喜の声を挙げてしまいました。昔の指揮者というイメージがあったのでモノラル録音だけかと思いましたが、1955年より後はステレオ録音も残されていたのですね。それ以前の録音と比較すると明らかに豊かな音質になっておりとても聞きやすいです。「運命」の1楽章が抜けていますが、1楽章だけとり残したまま演奏旅行に出かけてしまい、その途中で飛行機事故で亡くなってしまったためで、云わば最後の録音という訳です。(すでに録音した3、4楽章も納得しておらず、2楽章以外はもう一度取り直す予定だったそうです。)とにかく、こんな素晴らしい指揮者の録音がまとまってしかも安価で手に入るなんて、本当にいい時代だと思います。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    shef  |  栃木県  |  不明  |  2014年03月10日

    1956年、36歳の若さで飛行機事故で亡くなった悲劇という背景は別にして、メンデルスゾーンのイタリアを聴けば、彼の才能にひれ伏すことになる。  1953年、33歳の若き指揮者が振ったにしては、まさに「異様だ」。 湧き上がる音楽、エッジの切れ味の良さ、トスカニーニ譲りのインテンポは新即物主義と評されているが、内なる声は充実し、細やかなニュアンスを散りばめている。  シューベルトの「未完成」も「この歳で!?」と呆れ果てるほどの構成力を見せつけ、透明なリリシズムと力強さを備えてる。 シューマンの4番もただの力技ではない。 シューマン特有のリズムと和声を如何なく表現している。 「若き、不運な音楽家の遺産」という肩書きがなくとも、気持ちよく聴くことができる音楽だと思う。 たしかに録音も含めてベストだとは思わない。 だが、カンテルリだからこそ「聴こえる音楽」があるのは事実。 その音楽を聴きたいと思うなら、ぜひ手元に置きたいアルバムだ。

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  • ★★★★★ 

    古渡 弁蔵  |  北海道  |  不明  |  2013年10月28日

    もう30年前かな?イタリアと未完成が入ったLPを聴いて、この指揮者に注目したんだよね。こうしたボックスを買って、さっそく聴いてみたけど、やっぱりすごい指揮者だなぁと痛感したよ。特にベートーヴェンは圧巻だねぇ。短い生涯だったけど、こうした感動的な演奏を残してくれて、ありがとうと言いたいですよ。ブラームスはまだ聴いていないけど、期待できると思うよ。ああそうそう、このボックスではカンテッリのリハーサルも聴けるよ。訳の分からない人が英語でしゃべっている解説付きだけどね。なかなか楽しいよ。でも、運命はどうして一楽章が欠けているのかな?長生きしてれば、カラヤンやバーンスタインの運命も変わっていただろうなぁ。いずれにしても、クラシック音楽界にとって惜しい天才の早過ぎた死であったと思うなぁ。

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  • ★★★★★ 

    アイル  |  岐阜県  |  不明  |  2013年10月19日

    買って良かったと思うセットです。カンテッリの指揮は、鮮やかで鋭い切り込みが特徴とでもいうのでしょうか。聴いた後は、爽やかな気分が残ります。収められている曲目は、なかなかバラエティに富み楽しめるものですが、ただ、いかにも、録音を始めてからまだ余り年数が経っていない演奏家の選曲、つまり、素直な選曲、という感じはします。

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  • ★★★★☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2012年12月16日

    その早逝が誰からも惜しまれるカンテッリさん。EMI録音を集めたこのボックスを聴きとおし、確かにこの人が生きていたら(せめて70歳=1990年まで)大変な音楽家になっただろうなあと想像いたします。正直、すべてのディスクが彼らしい特徴を備えたよい出来の演奏だとは思いません。録音が古いものは、やはりまだ特別な魅力を感じません。その代わり、最も新しい1956年の演奏はどれもみな素晴らしい。たとえば第1楽章を欠きながらも、この「運命」の溌溂としてなんと素晴らしいこと!ベートーヴェンでは第7番も結構です。音楽が生気を帯びて躍動しています。前年の1955年では「イタリア」とブラームスの第3番があり、いずれも力強くも颯爽とした名演。同じブラームスでも1953年の第1番はやや甘い。2曲あるチャイコフスキーは、録音が古いせいもあるのでしょうが、拡がりと勢いに不足して、私としては物足りない。ドビュッシーやラヴェルもいま一つかな。但し、正面から曲に相対して美しさをよく引き出しており、確かな音楽性をうかがわせます。総じて、才能のきらめきを振りまこうという矢先に目の前から消えてしまった悲劇の指揮者の貴重なモニュメントということがいえましょう。録音は新しいほど良くて、鑑賞には問題ありません。才能はあるし、超ハンサムだし、惜しい人をなくしたものだなあ。1950年代は飛行機事故でしばしば高名な音楽家が亡くなっていますね。何とも罪深いことです。

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  • ★★★★☆ 

    やまC?  |  京都府  |  不明  |  2012年04月01日

    ほとんどの音源は持っているものばかりだが、カンテルリが好きなのでお守りとして購入!意思の強いハッキリとした音楽とイケメンのルックス、やたらカッコイイ人だ! 時代とぶつかったのが運命が尽きか、飛行機がドボンで真相は霧の中、やがて時代はマスメディアの発展とともにカラヤンがクラシック界の王座に就くわけだが…この人がいればクラシック音楽も違う発展を遂げたに違いない、それぐらいキラメク才能がこの少ない録音から感じ取れるのである。ケルテスと、このカンテルリはホント早死にでおしい。とくにセットの中で、フランク交響曲二楽章の憂いを帯びた哀愁がたまらない;;ものである。

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  • ★★★★★ 

    mid-massa  |  三重県  |  不明  |  2012年03月22日

    この指揮者がもっと長く生き続けていたらどうなっていただろう?間違いなくトスカニーニそのものの線の太い剛毅な演奏をしたであろう。しかし、せめて1980年代まで生きてくれていたら・・・。ジュリーニとは全く違う演奏だったことは間違いないだろう。しかし、アバドやムーティ、特にムーティなんか「甘いんじゃ!」とお叱りをもらっていたに違いない。でも80年でもまだ60歳、ちょうどバーンスタインと双璧をなす指揮者だったんじゃないかな?このCD集は「お得」「安い」というレベルで(実のところ、恥ずかしながら安かったので買ったのであるが)論じてもらいたくない。まあ、「トスカニーニのコピーじゃないか!」と言われれば元も子もないが、別に持っている「ザ・グレイト」なんか本当に素晴らしい!これ(POとの56年6月の録音)にはベト5が2〜4楽章しか入ってないが、事故さえなければ必ずや完成していたであろう、そして素晴らしい出来になっていたであろうことは1954年2月のNYPとの同曲録音の出来栄えから充分推察できるのである。しかし、逆に考えてみよう。早世した(まるでその運命が判っていたかのように)からこそ逆にすごく長生きしたトスカ伯父の演奏のように必死で駆け抜けたのかもしれない。シューマンの第4をこの若さでここまでやれた指揮者はそんなにいないはず、この渋く、かつ情熱にあふれた曲を30歳そこそこでやれるなんて・・・。やっぱり彼は天才だった。これだけのレコーディングを残してくれたことにまず感謝!別CDのバックハウスとのPC4番も決して長老の伴奏役ではないようにさえ聴こえる。フランクも良い、チャイコだって若かりし頃のバーンスタインと同クラスと思う。いいCDに又めぐり会えたことに感謝!彼の名を冠した指揮者コンクールの名前しか知らない世代が多いと思うが、こんな指揮者だったんだぞ!と言いたくなるので、9枚目のナレーションはどうでも良いが、敢えて満点献上!

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  • ★★★★★ 

    ナイス  |  北海道  |  不明  |  2012年03月17日

    演奏スタイルはトスカニーニに似ているがもっときれいに流れている。 なお、モーツアルトの音楽の冗談とフランクの交響曲もステレオ録音である。

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  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  2012年03月10日

     劇的で起伏激しく気宇壮大な音楽作りのフルトヴェングラー。贅肉をそぎ落とした筋肉質のしっかりとしたフォルムの音楽作りはトスカニーニ。とにかく流麗に流線型の美しいフォルムに作品を仕上げるカラヤン。私にとっての3本柱はこの3つです。  で,このカンテッリの音楽作りは,当然トスカニーニ型。きっちり,かっちりした音楽作りをしている。かといって決して四角四面な無機質なものではなく,トスカニーニ張りの迫力でもって力強く迫ってくる。  ジェームス・ディーンは3作を遺して逝ってしまった…。そのいずれもが未だ輝きを失わず輝き続けている…。ここに聴ける8枚もまた、少なくとも私の中ではずっとジェームス・ディーンの3作同様,輝き続けるだろうと思う。

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  • ★★★★★ 

    ポックン  |  千葉県  |  不明  |  2012年02月26日

    知る人ぞ知る、若き大指揮者の名演集が、ドリーム・プライスで提供されています。定評がある「未完成」、「イタリア」、「悲愴」等の歴史的名演を多くの方々に確認していただく良い機会ですが、更に、シューマンの第4交響曲も要注目です。トスカニーニが、若い頃の私のように演奏する、と評したカンテッリの面目躍如。素晴しい気合と闘魂の直球勝負。特に第3楽章などは、フルトヴェングラーの名演でさえ、物足りなく感じるほど。録音状態は、フルトヴェングラーと同じ1953年にしては混濁気味ですが、リマスタリング・SACD化等の技術投入がなされると、多くのリスナーがびっくり仰天するのではないか、と推察される次第です。カンテッリは、カラヤンとクライバーの中間の世代に当たり、生きていればニューヨーク・フィルを掌握していただろう、とも言われています。アメリカのみならず、クラシック音楽界全体にとって、惜しい人材を余りにも早く失ってしまった、と改めて痛感するばかりです。

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