『フーガの技法』 コンスタンティン・リフシッツ(2CD)
検索結果:1件中1件から1件まで表示
-
so減七 | 埼玉県 | 不明 | 2012年01月26日
アントン・バタゴフの盤に触れたレビューだったので…。 バダゴフ盤にレビューを書いたが盤そのものの存在が消滅(泣)。 「フーガの技法」の究極的な在り様がバタゴフだと思っている。 「人知」などという胡散臭い配慮が無く絶対音楽を示し得ている。 40年以上に亘って蒐集してきた「フーガの技法」。ニコライエワが バタゴフまでの愛聴版だったが、電子ピアノのロング・トーンに 着目して音符(楽譜)のままに(「紡ぐ」という意思すら感じ させないほど)淡々と弾き進める無色の「フーガの技法」は かなり年季の入った愛好家に馴染むだろう。 リフシッツは聴き手に優しい。その優しさが私には…。 エマールは、ブレンデルのシューベルトのように講釈を拝聴する如き 印象。「お説ご尤も」と感心はするが感動は…。 まだアリス・アデールの柔軟性の方が心地よい。 おっとっと、グリゴリー・ソコロフの心籠った演奏を 忘れるところだった。それにイゾルデ・アールグリムの ペダル・チェンバロ盤なんてのも…。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに 共感する
検索結果:1件中1件から1件まで表示