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ストラヴィンスキー(1882-1971)

CD ストラヴィンスキー:『春の祭典』、ムソルグスキー:『展覧会の絵』 チョン・ミョンフン&フランス放送フィル

ストラヴィンスキー:『春の祭典』、ムソルグスキー:『展覧会の絵』 チョン・ミョンフン&フランス放送フィル

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  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  2012年04月24日

    1990年代はメカニカル度満載のドラティ&デトロイト響に夢中でした.クリアこの上ない突き刺さってくるような音に,ぞっこんでした.そこにブーレーズの新盤が現われ,メカニカル度も十分でありながら,人肌の温もりを感じさせてくれるという完璧なバランスを提示してくれました.その後,徐々にメカニカル度が薄れていく名演奏たちに出会っていきます.ただ,それは言葉通りに「メカニカル度が薄れて」いったわけじゃなく,演奏する側も聴く側もこの作品にこなれていった結果,そのように聴こえてくるのでは,と思っているところです.サロネンの新盤やティルソン・トーマスのものなど,恐ろしいほどの完成度…! そのくせ,ちゃんと「人間の作った音楽」「人間が作り出している音」が聴こえてくる.そして,このチョン・ミュンフン盤.私が気に入っている演奏の中では最も温もり度の高い演奏.冒頭のソロからして,柔軟で豊かで,そして温かい.奏している演奏家の姿までもが浮かんでくるような聴こえ方.前衛的(かつては)で,メカニカルな作品ではあっても,やはり生身の“人間”が作り,演奏する音楽…。また一つ,好きな『春の祭典』が増えた。

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  • ★★★★★ 

    mravin  |  埼玉県  |  不明  |  2011年01月29日

    マゼールで良い意味でズッコケたり、ブーレーズの怜悧さに驚いたりハルサイは誰が振ってもそれなりの面白さがあり楽しめる好きな曲だが、この演奏は凄い。シャープな切れ味に背筋に戦慄が走るとはまさにこの演奏のことだろう。木管が鋭利な線のように内声をトレースしたり、終曲の”犠牲の踊り”で聴かれるように金管は自然ではあり得ない火山の美しい定期的な噴火のようにフレーズ内でディミヌエンド(だんだん弱く)したりと大変聴き応えがある。ハルサイは10種近く所有しているが間違いなくベスト3に入る名演だ。「展覧会の絵」もシャープで大変良いが、前のハルサイを聴いてしまうと印象が褪せるのはやむを得まい。普段はあまり聴かないチョン・ミョンフンだが、その人気や実力が伊達では無いことを認識させれらたCDでもある。

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  • ★★★★★ 

    ねこ  |  大阪府  |  不明  |  2010年11月03日

    個人的な「春の祭典」のベスト・スリーはカンブルラン、T.トーマス、そしてサロネンの新盤であったが、ミュンフンがサロネンに替わったといえる素晴らしい演奏。洗練された雰囲気でありながら、土着的な要素(木管のフレージングとバランス処理が見事)も混入してくる、今まで耳にしたことのない演奏で、何度も聞きたくなる魅力を秘匿している。クリアに処理しすぎて単純化されたブレーズの新盤や、野性味たっぷりが裏目に出て、あざとさだけが残ったゲルギエフなどの凡演と一線を画する名演の登場です。

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