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マーラー(1860-1911)

SACD 交響曲第7番『夜の歌』 ヤルヴィ&ハーグ・レジデンティ管弦楽団

交響曲第7番『夜の歌』 ヤルヴィ&ハーグ・レジデンティ管弦楽団

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  • ★★★★★ 

    Papachan  |  北海道  |  不明  |  2019年09月09日

    ヤルヴィの解釈を理解しえない方には、ただ速いだけのやっつけ仕事としか思えないのでしょうね。皆さん、ちゃんと聴いてくださいよ! 全曲同じテンポでもなければ、終楽章の収録レベルが途端に低くなる、なんてことは間違ってもありません。全5楽章がシンメトリーな構成をなすこの曲の、その対称性をきちんと見据えた解釈の一端が、この演奏でとられているテンポなのです。他のほとんどの指揮者は、この曲の饒舌すぎるほどの情報を余すところなく伝えようとして構成をまったく意識していないのです。結果として音響の洪水、だぼだぼの演奏になってしまっているのです。そんな演奏を、この曲の名演と勘違いしていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。その典型はクレンペラーで、この曲にあるものを、のべつ幕なし音にしようとすれば、逆にあれだけテンポを落とさなければ見えてこないでしょう。ヤルヴィはその点、何を聴かせるべきか、何を強調すべきでないかが見えているのでしょう。だから第4楽章は、この演奏が速すぎるのではなく、他の演奏が遅すぎるのです。惜しむらくは終楽章。ハーグ・レジデンティ管も、オッテルローの時代ほどの優秀さは残念ながらないので、ヤルヴィも安全運転で行かざるを得なかった、そのためにややおとなしくなりすぎた感があります(それを「収録レベルが低くなる」と勘違いされた?)。コーダではそれをカバーしようとしてなのか、いままでになく音が整理できていないのが残念。これはオケの問題で、指揮者の責任ではありません! 本来ならその点を考慮し☆4つが妥当でしょうが、これまであまりにも低評価が多く、そのためにこの演奏の良さが認められないのは許せないので、あえて☆5つとしておきます。ちなみに、わたしが聴く限り、このヤルヴィ盤以上の名演として挙げられるのは、コンドラシン/レニングラードpo盤のみです。

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  • ★☆☆☆☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2011年11月16日

    ま、とにかく「?」だらけの演奏。いったいヤルヴィは、この曲をどのように理解したのでしょう?この快速テンポはいかなる必然性から来たのでしょう?特に第4楽章はスーパー快速で、あっという間に終わります。全体的に速い上に、ましてこういうスーパー快速も入って来るので、恐るべき時短演奏となりました。おかげで、全体が一つのトーンに塗りつぶされ、この曲に仕掛けられた「変化」がまるで引き立たず、緩急をつけた楽想もみーんな同じ調子になりました。名演とかでないことはもちろんですが、演奏者(指揮者)のコンセプトに疑問を禁じ得ません。オケは特に問題なし。なお、このディスク、第5楽章ロンド・フィナーレに入ると、とたんに収録レベルが下がるような気がします。ティンパニの連打で豪快に始まるわけですが、第4楽章までのスタイルならもっと大音量で轟くはずなのに、何だか意気上がらないおとなしい感じの音量。もしこれでいいのなら、迫力のないこと夥しい。トータル、これはいかんなあ。悪いけど、失敗作。せめて評価しても、疑問作。

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  • ★★★☆☆ 

    ロマン派  |  新潟県  |  不明  |  2011年10月25日

    ブルックナーの5番と同じで最初から最後までずーっと同じテンポで進む。ブルックナーの場合はそれもアリかと思うが、マーラーではいただけないように思う。とくに4楽章の美しいフレーズなど淡々と同じテンポで流してしまってはどうかと思うが。

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