組曲第1番、2つの映像、トランシルヴァニア舞曲、ハンガリー農民の歌 コチシュ&ハンガリー国立フィル
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淳メーカー | 愛知県 | 不明 | 2011年06月18日
バルトーク嫌いのあなた、後期のやや難解な作品から入ってしまい聴かず嫌いになってるあなた、まずこのアルバムを聴いてみてください。ハンガリー民謡がかしこに響く佳曲を、腕っこきの純国産メンバーの名演で。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2010年04月10日
バルトークは、盟友であるコダーイとともに、民謡採集の旅を行い、数々の民謡(あるいはその語法)を、自己の作品の中に取り入れていったことはよく知られているところである。中期から晩年の作品になると、民謡の使用の仕方もかなり抽象度を増していくことになるが、本盤におさめられた最初期の作品である組曲第1番や2つの映像は、いかにもハンガリーの民謡風の旋律が随所にちりばめらるなど、バルトークの作品としては、非常に親しみやすい作品となっていると言える。また、中期に差し掛かろうという時期の作品であるトランシルヴァニア舞曲やハンガリー農民の歌も、初期の2曲ほどではないにしても、比較的親しみやすい旋律に満ち溢れた傑作である。このような民族色豊かな作品を指揮して、コチシュの右に出る者が果たしているのであろうか。それくらいコチシュの指揮は、これらの各楽曲に込めれているハンガリーのいわば血であり、肉でもあるいわゆるハンガリー魂と言ったものを、これ以上は望めないような情感溢れる指揮によって、見事に描出していると言える。ハンガリー国立フィルも、コチシュのタクトの下、最高のパフォーマンスを示している。録音は、SACDマルチチャンネルによる高音質であり、本盤の価値を高めることに貢献している。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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