SACD 輸入盤

組曲第1番、2つの映像、トランシルヴァニア舞曲、ハンガリー農民の歌 コチシュ&ハンガリー国立フィル

バルトーク (1881-1945)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HSACD32505
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

HUNGAROTON=バルトーク・ニュー・シリーズ=
コチシュ&ハンガリー国立フィル
あざやかな色彩とシャープな音楽づくりでクギ付け
『2つの映像』、『トランシルヴァニア舞曲』、『第1組曲』


SACDハイブリッド盤仕様。コチシュと手兵ハンガリー国立フィルによる注目のシリーズ最新作。バルトークが初めて農民の歌と芸術音楽との統合を試みた画期的作品『2つの映像』をはじめ、初期から中期にかけての4曲を取り上げています。
 『第1組曲』は、1903年の『コシュート』(HSACD32502)、1904年の『ラプソディ』(HSACD32504)と相次いで管弦楽作品を手がけたバルトークが、その経験を踏まえて1905年にウィーンで作曲した、大管弦楽のための本格的作品。楽章間の密接な主題の関連と、急−緩−急−緩−急の5楽章形式のシンメトリカルな構造が変化とアクセントを生み出しているのも特徴的です。
 1905年にバルトークは、以後の創作の鍵となるふたつの出来事に遭遇します。すなわち、パリでドビュッシーの作品を知り、いっぽうでハンガリー民謡に目覚め、急速に関心を強めてゆきます。『2つの映像』は、そのドビュッシーの印象主義的音楽語法の影響が見逃せない第1曲『花ざかり』と、同時期の作『ルーマニア舞曲』との類似性を持ち、旋法の扱いにあらたな可能性を見出した第2曲『村の踊り』からなる内容で、ひときわ色彩感豊かな傑作です。
 これまでのシリーズを通じて、コチシュのアプローチは、なるほどオケのサウンドカラーなどに十分に民俗色を感じさせつつも、そこにあえて拘泥しないシャープな仕上がりが印象的で、結果としてこれからのバルトークのスタンダードにふさわしい普遍性を獲得しているといえるでしょう。
 なお、『トランシルヴァニア舞曲』(原曲:ソナチネ) と『ハンガリー農民の歌』(原曲:『15のハンガリー農民歌』より第6、7曲) については、同じコチシュが弾くオリジナルのピアノ版による録音(HCD32527)も存在するため、同一アーティストによる聴き比べができるのも当シリーズならではのユニークな趣向。収録曲中『ハンガリー農民の歌』のみ既発の内容(HSACD32187)と同一となります。(キングインターナショナル)

【収録情報】
バルトーク:
・組曲第1番Op.3 (1905, BB 39, Sz 31)
 録音時期:2007年10月8-9日
 録音場所:ブダペスト、パレス・オブ・アーツ、バルトーク・ナショナル・コンサートホール
 録音方式:デジタル(セッション)

・2つの映像Op.10 (1910, BB 59, Sz 46)
・トランシルヴァニア舞曲 (1931, BB 102b, Sz 96)
 録音時期:2009年7月7日
 録音場所:ブダペスト、パレス・オブ・アーツ、バルトーク・ナショナル・コンサートホール
 録音方式:デジタル(セッション)

・ハンガリー農民の歌 (1933, BB 107, Sz 100)
 録音時期:2002年9月16日
 録音場所:ブダペスト、イタリアン・インスティテュート
 録音方式:デジタル(セッション)

 ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団
 ゾルターン・コチシュ(指揮)

 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
2
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
バルトーク嫌いのあなた、後期のやや難解な...

投稿日:2011/06/18 (土)

バルトーク嫌いのあなた、後期のやや難解な作品から入ってしまい聴かず嫌いになってるあなた、まずこのアルバムを聴いてみてください。ハンガリー民謡がかしこに響く佳曲を、腕っこきの純国産メンバーの名演で。

淳メーカー さん | 愛知県 | 不明

2
★
★
★
★
★
バルトークは、盟友であるコダーイとともに...

投稿日:2010/04/10 (土)

バルトークは、盟友であるコダーイとともに、民謡採集の旅を行い、数々の民謡(あるいはその語法)を、自己の作品の中に取り入れていったことはよく知られているところである。中期から晩年の作品になると、民謡の使用の仕方もかなり抽象度を増していくことになるが、本盤におさめられた最初期の作品である組曲第1番や2つの映像は、いかにもハンガリーの民謡風の旋律が随所にちりばめらるなど、バルトークの作品としては、非常に親しみやすい作品となっていると言える。また、中期に差し掛かろうという時期の作品であるトランシルヴァニア舞曲やハンガリー農民の歌も、初期の2曲ほどではないにしても、比較的親しみやすい旋律に満ち溢れた傑作である。このような民族色豊かな作品を指揮して、コチシュの右に出る者が果たしているのであろうか。それくらいコチシュの指揮は、これらの各楽曲に込めれているハンガリーのいわば血であり、肉でもあるいわゆるハンガリー魂と言ったものを、これ以上は望めないような情感溢れる指揮によって、見事に描出していると言える。ハンガリー国立フィルも、コチシュのタクトの下、最高のパフォーマンスを示している。録音は、SACDマルチチャンネルによる高音質であり、本盤の価値を高めることに貢献している。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

2

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

バルトーク (1881-1945)

【新編名曲名盤300】 管弦楽のための協奏曲 | 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 | 弦楽四重奏曲(全曲)

プロフィール詳細へ

バルトーク (1881-1945)に関連するトピックス

管弦楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品

HMV&BOOKS onlineレコメンド