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マーラー(1860-1911)

SACD 交響曲第2番『復活』 ハイティンク&シカゴ響、パーション、ストーティン

交響曲第2番『復活』 ハイティンク&シカゴ響、パーション、ストーティン

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    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2011年06月23日

    大ヴェテラン指揮者とスーパーオーケストラの組み合わせ。しかも双方得意のマーラーということで、期待されます。と同時に、ハイティンクのこれまでのマーラー演奏の傾向からすると、多少の懸念もないではない、というところです。聴いてみた感想は、やっぱり後者にやや傾きますかなあ。悠然と構えた姿勢で、焦らず騒がず、落ち着いた演奏です。ただ、やっぱりこの曲、マーラーが楽譜に注ぎ込んだ豊富な感情(恐れ・憧れ、悲しみ・慰め、など)がすっ飛んでいる、ないし初めから問題にされていない、という気がするのですね。悩みを抱えて煩悶する青年に向かって、老哲学者が「それは悩むことじゃないよ」とか「人生にはそんなこともあるさ」とか言って、軽く慰め諭している、そんな趣きです。だから、ここには共感はない。すべてを心得た「大人(たいじん)」ぶった姿勢があるのみで、そこがこの曲にとっては足りないと私には思われます。声楽陣、特に感心せず。オーケストラ、若干安定度に欠けるかも。録音は鮮度がなくいま一つ。トータルとしては、実際には超高水準なのですけれども、やや点が下がるというところです。ま、毎度のぜいたくな要求。

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  • ★★★★☆ 

    shef  |  栃木県  |  不明  |  2010年09月06日

    BPOとのシリーズでは精密機械のような精緻でドライな演奏だった。それはそれで嫌いではないのだが、もっと毒というか、どろどろした部分が垣間見られれば、と不満も拭い去れなかった。 シカゴとの演奏もアウトラインに変わりはないが、情よりも理を優先しながら、音楽からはマーラーの体臭がにじみ出ている。 より美しい、より哲学的にな音楽になったと思う。 激昂するフィナーレが多い中、ゆったりとした足取りで悠然と進む音楽は感動的だった。 

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  • ★★★★☆ 

    eroicka  |  不明  |  不明  |  2009年12月13日

    シカゴ交響楽団の管の巧さや力強さは圧倒的で舌を巻く。このオケの力と技は、シリーズの最大の売りだろう。ハイティンクの解釈は90年代のベルリンフィル盤やライヴのコンセルトヘボウ盤と比べると、特に第一楽章はテンポが速めで表現もあっさりした印象だが、中間楽章のきめ細やかさな表情付けにはさすがに老練さを感じさせる。個人的には生命感や表現の濃さという点で、ビデオになっている90年代のベルリンフィルとのライヴを好むのだが、これも持っていて悪くはない。独唱の2人は素晴らしい出来だ。若々しい声、技量・表現ともに卓越しており、見れば古楽やモーツァルトやバロックオペラなどで実績がある若手で、これからが期待できそうな注目株だ。

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  • ★★★★☆ 

    Gongon  |  神奈川県  |  不明  |  2009年11月24日

    久しぶりに音楽を聴きこむ機会が本CDで得られました。 第1楽章冒頭を聴いた印象は、聴きやすい音質だなあということです。 このシリーズは初めて聴いたのですが、聴く前は、ショルティ・デッカ時代の硬質でギンギンなサウンドも覚悟しておりましたが、随分と柔らかくなったなあと感じました。 首席奏者の世代交代もあったと思いますが、シカゴ響は最弱奏から最強奏まで幅広いダイナミックレンジを誇っていました。 ただ、これは録音の影響もありそうで、ライブとは思えないほどの静寂感と強奏時のクリア感は、録音技術の賜物でしょうか。 ちょっと大げさに書くと、ボリュームに気をつける必要があるほど、とでも言えましょうか。 ハイティンクは80歳とは思えない指揮ぶりで、オケを良くコントロールしていると思いました。やや余裕をもったテンポで、一音一音を大事に魂を入れていく、やや粘着質なやり方は健在だと思いました。また、上記にも関連しますが、静と動の対比が特に印象的でした。 さすがのシカゴ響もライブのせいか、若干のミスが散見されましたが、まあほとんど気にならないでしょう。 ハイティンクとシカゴ響の「硬派」な性質が結び付いた、あたらしいシカゴサウンドではないでしょうか。今後が楽しみです。 また、既出の他シリーズも聴いてみたくなりました。 もっと早くこのコンビの演奏を聴きたかったものです。

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  • ★★★★☆ 

    山形の髭熊  |  山形県  |  不明  |  2009年11月21日

    大変美しい録音なのだが使用している譜面の違いなのか、ベルリン・フィルロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団の録音に比較して静かで温和しい演奏この曲に関しては、ベルリンフィル盤がベストではないかと思う。出だしの弦楽器の入りコントラバスの導入など温和しすぎて物足りない。かつての名演メータ指揮ウィーンフィルバーンスタイン指揮ロンドン響のような鋭くえぐるような演奏ではなく、この年にマーラーは両親を相次いで亡くしているさらに妹友人ハンスフォンヴユーローの死など数々の不幸な出来事がマーラーに降りかかっている。CSOとのこの録音は、曲に対する解釈のスタンスが変化しているように思います。この曲全体に通じている穏やかで平和な空気は、今のアメリカ社会に対するハイティンク氏の批判のように聞こえてくるのは私だけだろうか?

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