ドキュメンタリー『バーンスタイン〜リフレクション』(日本語字幕付)、ミヨー:屋根の上の牛 バーンスタイン&フランス国立管
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ユローヂィヴィ | 大阪府 | 不明 | 2011年07月04日
1978年の映像制作当時までの自身の音楽との歩みや作曲について、イスラエル・フィルとの自作のリハーサル映像などを含めて語られる。 ワルターの代役でデビューを飾った指揮としてのスタートのこと、そしてその前に指揮者という道を選択した経緯、ユダヤ人であること、当時の音楽界でアメリカ人指揮者であることが不利であったこと、アメリカというあらゆるものが折衷である国について、何のために作曲するのか〜作曲家であること、教育者であること、メディアとのかかわりあい。言葉と音楽〜歌劇、ミュージカルについて。 バーンスタインが一回りも二回りも偉大に感じられ、ただひたすら頭が下がる思いだ。 ボーナス・トラックにおさめられているフランス国立管弦楽団を指揮したミヨーの『屋根の上の牛』もいい。 ノリノリの指揮姿もいいし、ラテン的な陽気さにどこかユダヤ的な憂いを秘めた旋律がありそこをうまいこと歌っている。 実に表情豊かな生き生きした音楽になっている。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ZUOTENG | CHINA | 不明 | 2010年11月24日
Gramophone Award 2010獲得! ”Reflections‐映像、反射、深思”、78年制作。この年最愛の妻を見送ったBernsteinの深思な語り:「音楽と同じくらい人が好きなのです。」「Not alone,I am with you.」「一番の誇りは50回のYoung People’s Concert何十万人へのTV中継、映像メディアの力! 破格のコミュニケーターBernsteinの才覚が反射する。 後半の25分間は自己の作曲について:「音楽と同じくらい言葉を愛している。」「ほとんどの作曲家が(あれほど批判した)調性音楽に戻ってきている、なぜなら彼らもコミュニケーションを求めるからだ。」 このDVD解説書に2009年だけでも、BroadwayでPragueでSalzburgで、Bernsteinの音楽が復活しているという、Mozartのように! 付属のMilhaud、Bernsteinのいつもの天真爛漫な指揮姿に戻りとてもお洒落。そのフランス音楽でどうしても忘れられないDVDがある。同じパリでのRavelピアノ協奏曲ライブ、その終始アップBernsteinの両手はまるで天衣無縫Amadeusのよう! さらにこの”Reflections”の続編とでもいえるのが”The Gift of Music”(93年85分)、ノーベル賞詩人Pasternakとの抱擁でのBernsteinの発言は今のこの世界に通じる! ”Reaching for the Note”(96年116分)という、よりWikipedia的なDVDもある。 そしてどうしても見たいBernsteinは、Shostakovich5番フィナーレの59年9月Moscowライブ映像。MravinskyのLeningrad本番ライブフィナーレと併録6分ほどの震撼! これもソ連時代発禁の巨匠Sokurovによる”Shostakovich - Sonata For Viola”(81年)に収録。 ”Aaccess to music, how to build a better society and a better world!”(Dudamel”El Sistema”)0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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