交響曲第7番 レヴィ&アトランタ響
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 2012年11月25日
マーラーのこの交響曲に、指揮者とオーケストラが一生懸命に取り組んだ演奏、というのが何よりの印象。スコアをきちっと読んで小細工なしの指揮者、自分に課された役割を果たそうと努力するオーケストラ、いずれも実に生真面目な姿勢でこの大曲・難曲に挑んでおります。そしてそれがそのままこの演奏の出来栄えであります。正直、余裕のない、そしてこの曲の「魅力」がまるで感じられない出来なのです。この曲の成功した演奏は、表現の幅を大きくとってそれをあざといまでに打ちだすか、あるいは曲想の雰囲気に思う存分陶酔してみなで流れて(走って)いくか、どっちかのように思いますね。残念ながら、レヴィ&アトランタのコンビはどちらのレベルにも届いていないと感じました。敢闘賞は出せますけどそれまで、といふところです。「標準」という言い方は可能かもしれませんが、あまり褒め言葉ではないなあ。録音は優秀。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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