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ブルックナー (1824-1896)

SACD 交響曲第4番『ロマンティック』(初稿) ナガノ&バイエルン国立管弦楽団

交響曲第4番『ロマンティック』(初稿) ナガノ&バイエルン国立管弦楽団

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2011年05月10日

    珍しい第1稿版のブルックナー交響曲第4番のCDでケント・ナガノがレーベルを変えての2007年(ナガノ56歳)録音盤です。いろいろ評価の仕方もありましょうが作品自体は通常改訂版を聴き慣れている私には散漫な感じがしたものの全く改訂版では描かれていないテーマや運びで捨てがたいものがあり演奏の落ち着き、殊にオーケストラBSの響きがその「捨てがたさ」を助長している様に思えました。ナガノのレパートリーでは結構ヘヴィーな作品のウエイトが高く特にブルックナーの指揮には一つの方向性を見出してはいる様です。さて、演奏タイムは@21’18A20’19B13’23C20’04とどの楽章も?通常改訂版より2〜3分長く費やしておりそれが更に時としてまとまり感にかけるように思えるのかもしれません。第1楽章あの冒頭の主題は幽玄なホルンでスタートしますがもうすぐに旋律ラインは聴き慣れたものから外れて聴く者は焦点を合わせ直さなければなりません。版の違いによるもので展開部も随分異なりブルックナー独特のドスを効かせた低音を轟かすシーンよりロマンチックな穏やかなシーンが印象に残りました。フィナーレ近くの異常な「間」は馴染みのブルックナー休止よりインパクトは強いです。落とし処〆で堂々としながらファッと終わったのも同様。第2楽章スタートは深々とした穏やかな面は改訂版通りなのですが弦の思わぬ綺麗なメロディに面食らいつつ一方で半煮え気分は消えませんでした・・・ただ演奏はナガノの目が行き届いている感じはします。第3楽章は出だしホルン主題から全く改訂版とは異なります、私自身はこの主題は所謂狩りスケルツォとは別に親しみが持てました。最終楽章、お馴染のテーマは垣間見せるものの全体の運びはやはり異なります。「間」を駆使しつつ時として説明的な楽想進行には抵抗感を覚えました。全曲を通し最後の〆の管楽器とティンパニーの持続音まで見事に捉えた録音の素晴らしさには注目しました。一聴して見ても面白い盤ではありましょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★☆ 

    J.O.  |  東京都  |  不明  |  2009年05月21日

    今日演奏される改訂版と比べると、やはり第1稿は纏まりがなく奇異な感じが否めません。が、ナガノはこの楽団の深々とした響きを活かして、実に円やかでコクのあるものに仕上げました。第1稿の中でも非常に完成度の高い素晴らしい演奏だと思います。Dレンジの広い録音がまた素晴らしいです。機器間にプロ用のケーブル(※)を接続して聴いてみましたら、コントラバスのかなり低い音が明瞭に録音されているのがわかりました。(※米国で、半世紀以上前からプロの録音現場で使われている、安価ですが超超高性能なケーブルです)

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  • ★★★★☆ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2009年05月20日

    初稿による演奏としては、これまで出た中でもトップを争う名演だと思う。録音も素晴らしい。

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  • ★★★★☆ 

    東京シャルプラッテン  |  東京都  |  不明  |  2009年05月16日

    初稿版のレコードが増えている今、このNAGANO盤の存在意義はいかほどか? 演奏は立派。だが正直聴き終えて疲れたのも事実。 やはり初稿版は作曲者がしまってしまった作品である事を再認識した気がした。 録音は普通のCD並。SACDとしてのアドバンテージは特に感じない普通の録音。

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