『ローエングリン』全曲 スティードリー&メトロポリタン歌劇場、サリヴァン、スティーバー、他(1953 モノラル)(3CD)
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eroicka | 不明 | 不明 | 2011年10月31日
意外な掘り出し物。スティーバー(53年にバイロイトに出演、カイルベルトと共演)以外はあまり有名な歌手はいないが、タイトルロールを歌うブライアン・サリヴァンが思いのほか良い。モーツアルトやイタオペも歌えるリリコスピント系の歌手(ワルター指揮METの魔笛にも出演)だが、輝かしい声で歌いこなしている。何よりも発見だったのはフリッツ・スティードリーの指揮。50年のメルヒオール引退公演の「タンホイザー」などに比べ、緩急自在だ。テンポが速くなりがちな当時のMETの指揮者にしては珍しく第一幕の前奏曲にじっくりと9分40秒もかけている。音とびも各所でみられるが、全体的には当時のこの手のライヴとしては標準的なものだろう。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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