交響曲第6番『悲劇的』 アバド&ルツェルン祝祭管弦楽団(DVD)
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村井 翔 | 名古屋 | 不明 | 2007年07月26日
この年は来日公演前提の編成だったので、BPOやVPOの現役メンバーはいないが、オケの超絶的名技はいつも通り、指揮も第3の打撃に当たるタムタム(終楽章773小節)を明らかに弱めに叩かせるなど、常にも増して綿密周到。にもかかわらず、私はサントリーホールの客席でも心から感動することはできなかった。結局、致命的だったのはエラン(躍動感、生気)の不足。それが演奏を美しいけれどもドラマの乏しい、スタティックなものにしてしまった。こういう曲を振るには、今のアバドは少し枯れ過ぎたのかもしれない。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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