Sym, 3, : Furtwangler / Vpo (1944)
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robin | 兵庫県 | 不明 | 2022年12月11日
ルツェルンの第九のターラも同じだったが、SACD化されたこの音はもはやフルトヴェングラーではない。音が余りにも整理されニュアンス、香り等に欠け、音だけが鳴っているという感じで演奏の良さを減じている。旧盤のFURT1031かTAH4003のほうをお勧めしておこう。もっとも再生装置によることもあろかも、とお断りしておく。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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jin | 長野県 | 不明 | 2021年10月26日
もう何枚目の購入になるのかもわからないウラニアのエロイカですが、この復刻には首をかしげました。大昔LPレコードで聴いていた頃は冒頭の和音は重くずっしりとした音で、これから始まる演奏がタダものでないことが感じられるものでした。その後の盤起こしでも傾向は似たような感じでした。このテープから復刻したと言われる録音は、それらよりもずっと軽く、しかも妙なエコーがかかっています。「ホールにこだましている」とのことですが、全楽章通してこのようなエコーは冒頭しか聞こえてきません。また弦や金管の高音域は何故か音がやせています。例えば第1楽章の再現部でトランペットが主題を吹くところなど、とてもトランペットの音色には聴こえてきません。ただし、これまで聞き込んでいた盤が編集されていたもので、この復刻が実は実際の演奏に一番近いのかもしれませんが。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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いわごろう | 東京都 | 不明 | 2010年10月23日
出だしは悠然として余裕が感じられる。ウィーンフィルも力みがなく、整然として品のある演奏を繰り広げている。展開部からはフルベンの真骨頂。より深みを増した表現でただ事でない気配をかもし出す。( ̄□ ̄;) この金管の強奏はどうだろう。これぞ真実の響きか。それとも単なるやり過ぎか。ラストのたたみかけはらしくていい。 第2楽章。葬送行進曲。決してやりすぎる事はないさっぱりとした演奏。ウィーンフィルの美音は堪能できるが、演奏のスケールが小さくあまり深みがないのが残念だ。慟哭の中間部はそれなりではあるがそれほどでもない。ここぞと言う時の金管の強奏が明るすぎてしらけるのだ。これはウィーンフィルが伝統的に使用してる楽器の問題でもある。ラストはグッとテンポを落とし精神的な深みを見せるが、表現に手垢がついていて新鮮味に欠ける。 第3楽章。スケルツオ。主部は端正で正統派の演奏だ。中間部のホルン3重奏もまじめでいい。グッとテンポを落とすところなど心憎い演出だ。 第4楽章。思い切りの良い出だしに期待が高まる。鼻につくテンポのゆれも主題の変化に応じてよく考えられており一部の隙もない。さすがフルベンだ。( ̄ー ̄) それにしても力みのないウィーンフィルの演奏がすばらしい。これで耳をつんざくトランペットの強奏がなければ、なおいいのだが。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Theta | AUSTRALIA | 不明 | 2010年05月17日
小生のおんぼろ装置ではそのまま鳴らすと霞がかかったようなぼやけた音で分離も悪く、低音部はターナバウトLP特有のボンつきが目立ち、「幻のマスターテープを聴いているかのよう」という宣伝文句には「はあ?」という感じでした。イコライザーで調整する(中低音部を落とす)と自然な響きになりました。確かに、他盤では聞いたことのないような音が入っているのが分かります。空間も広く、ウラニアLP起こし系共通の中高音部の妙な歪みとキンキンする感じ(これを「音色」と称する向きもあるようですが)もなく、好ましいのですが…同じシリーズのブラームス4番ほどの鮮やかさ、力強さには達しません。結果としては、どのレーベルの復刻も50歩100歩。触れ込みほどの差はないというのが実感です。本当に音が生きて聞こえてくる復刻には、少なくとも小生は出会えずじまいですね。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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