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ベートーヴェン(1770-1827)

SACD ピアノ協奏曲第3番、第5番『皇帝』 仲道郁代、P.ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィル

ピアノ協奏曲第3番、第5番『皇帝』 仲道郁代、P.ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィル

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  • ★★★★☆ 

    TOCHIPAPA  |  広島県  |  不明  |  2015年08月13日

    ピリオドの演奏は買わないことにしてるんですが、仲道郁代なので・・  ピアノは本当に最高!!大好きなゼルキンも、身体に染みついてるコンラート・ハンゼンやアラウも、結構好きなブレンデルの全集も、ケンプもバックハウスも霞み、ミケランジェリの怪演もワイセンベルクの爆演も吹っ飛びます。美人ポイント差し引いても素晴らしい演奏だと思います。  でも、オーケストラは・・・・好みの問題でしょうけど、ピアノに浸って気分よくなってるところに水を差される印象で、レコード会社がこの組み合わせで「皇帝」をアレンジした意図が解らない(気に入ってる方には申し訳ありません。1/2/4番のセットも買いましたのでご勘弁を!)。 音質は極上ですが、編集がよくないと思います。楽章間や曲間の間が短すぎて、「え?もう次?」って感じです。 仲道郁代なら、コンセルトヘボウとかDSK、ライプチヒで聴きたいところ。録音は多少犠牲にしてライブでもいいし、ウィーン交響楽団やBPOでも、ニューヨークでもシカゴでも。ヤルヴィとN響で取り直しなんてどうでしょうか・・でもそうしたら平凡なCDになってしまうのかな? 案外、このオケとの組み合わせだからこそ、ピアノの素晴らしさが引き立つのかなという気がしないでもないです。  買わなきゃ良かったとまでは思わなかったので★4個にしました。  ピアノが良すぎるので、しばらくハマってしまいそうな気はしていますが、クラシックの有名な曲を何枚か揃えてみようかと思いたった人が初めて買う一枚としてはお勧めしにくいものを感じます。

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  • ★★★★☆ 

    ニャンコ先生  |  Tochigi  |  不明  |  2013年05月16日

    丁寧に1音1音を濁りなく弾き進めていくソロと、ピリオド奏法を取り入れて率直かつ繊細さももって音楽を作っていく管弦楽。さほどミスマッチとは思えない。だが、04年録音のこの3番と5番に関しては、ミキシングがピアノを前に出し過ぎなのである。だから、ホールで聴いていたらベストマッチだったかもしれない部分でも、ピアノが勝手に一人で弾いていて、管弦楽はかってに遠くで弾いているかのように聴こえてしまう。全集が完成し、適切なバランスでミキシングされた1、2、4番の発売を機に、こちらの盤もリミックスしてほしいものである。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2012年02月06日

    ベートーヴェンのピアノ協奏曲の内、比較的攻めて行く第3番、第5番が果たして女性ピアニストにイメージとして適しているのかは正直な処確信を持ってはおりません。本盤は2004年仲道郁代さん(録音当時41歳、以下敬称略、仲道と言うと若い頃のアイドル的容姿をすぐ思い浮かべます)が同世代で今や飛ぶ取り落とす勢いの指揮者P.ヤルヴィ(同42歳)とオーケストラDKPBのサポートによりそうした二つの曲を録音したものでDVDも出ている様です。周知の通り仲道はほぼ同時期ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集に取り組んでおり最終巻の「第 30番・第31番・第32番」が2007年度レコード・アカデミー賞を受賞するなど、日本を代表するベートーヴェン解釈者としての名もあげつつあり、片やヤルヴィもこのオーケストラで先鋭的で斬新なベートーヴェン交響曲全集を収録する等同じ様な活動時期でのものです。。そういう状況を前提に聴き始めますと本演奏は女性である事の利点というか豪快なアプローチでなくきめ細かな感じにバック・オーケストラも独走せず両曲共タイム的には無理もない点で好感を持ちました。第5番「皇帝」(タイム@19’39A7’52B10’27)第1楽章スタートはやや語る様な序奏から入るオーケストラ全奏はメリハリが利きアクセントをあちこち付けて行き前述のベートーヴェン交響曲指揮風がフトかすめましたがそれ程極端ではありません。さて、いよいよピアノの登場、弾き過ぎず、このバック・オーケストラと調和して一緒に音楽を作って行きます。多分軽めの響きのオーケストラと彼女の落ち着いた展開がマッチしたのでしょう。全体として呼応してよく鳴る仕上げになりました。コラール風な第2楽章では過度に情緒的にならず弦の響きが少しオリジナル楽器的で繊細なピアノとこれも合って美しい管楽器が花を添えます。最終楽章は力強くピアノが入りアクセントを付けながらのオーケストラと生き生きした表情で展開して行きます。この楽章、曲自体少し冗漫さがあるのですが〆でのアクセントでヤルヴィらしい処を見せました。第3番(タイム@16’34A9’05B9’04)第1楽章もおとなしめに入り次第に爽快感を出してピアノが入る前の緩急のつけ方が面白いですね。ピアノカデンツァはゆっくり目でニュアンスの豊かさが彼女の弾くピアノ・ソナタの様であります。中間楽章は「皇帝」中間楽章同様過度な感傷には走りません。最終楽章はピアノの技術の素晴らしさとバックの面白い動き・・・ちょっとしたフレーズの強調とかこの辺りはヤルヴィの語弊を恐れず言いますと「ハッタリ」的な指揮が聴き処で結構楽しめました。決して男勝りはせず女性特有の神経の行き届いた音質も含め素晴らしい演奏盤ですね。このコンビの残る第4番他(2006年録音)もより彼女に向いている様で是非聴きたいものであります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★☆ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2009年05月22日

    このCDで素晴らしいのは録音が極上なこと。特に、ピアノがこれほどの美音で収録された例は、他にはあまりないのではないだろうか。パーヴォと仲道の相性もなかなかのもので、両者が一体となって、リズミカルで現代的な新しいベートベン像を確立している。ピアノ協奏曲の他の楽曲、特に、第1や第2への期待感がますます高まる。

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