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ブルックナー (1824-1896)

CD 交響曲第7番 朝比奈隆&大阪フィル(フローリアン大聖堂 1975年ライヴ)

交響曲第7番 朝比奈隆&大阪フィル(フローリアン大聖堂 1975年ライヴ)

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  • ★★☆☆☆ 

    フォアグラ  |  愛知県  |  不明  |  2018年11月22日

    関西の大学に通ったので、70年代末に朝比奈/大フィルはよく聴きに行った。大フィルは下手でクライマックスに金管がひっくり返ることもしばしば。アンサンブルの密度も低くがっかりすることのほうが多かったが、なにより朝比奈の緻密さに欠けた指揮が問題だと思った。唯一聴けたのがブルックナー。局面変化の少ない曲想が朝比奈の鈍重な指揮でもなんとかなったのだろう。ケーゲルが客演したとき一気にアンサンブルが引き締まったのを聴き、指揮者の力量の差を痛感したものだ。この頃に宇野が朝比奈/大フィルを絶賛し始めたのだが、正直当惑するばかり。宇野の名調子でクラシックファンが増えたことは間違いないが、ミスリードされた面も多いと思う。朝比奈/大フィルはその代表だろう。この演奏も深遠さと非力による弛みとの境界は微妙であり、当時の大フィルを知っている者としてはあまりに褒められると「違うよなあ」という感想をもたざるをえない。宇野のおかげで朝比奈は幸せな指揮者人生を送れたが、関西楽界としてはどうなのだろう。

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