『わが祖国』全曲 アンチェル&チェコ・フィル(1968ライヴ)
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永遠未熟人 | 千葉県 | 不明 | 2010年05月05日
1968年はケネディ上院議員の暗殺(6月6日)、ソ連軍のチェコ侵攻(8月20日)等、いろいろなことがあった年。その5月12日アンチェルにとって生涯最後となった「プラハの春」音楽祭のオープニング。ほぼ同時期に、ウィーンでクレンペラーがその生涯最後のウィーン・フィル指揮を行い(ウィーン芸術週間)、日本ではカイルベルトが最後の訪日、N響やバンベルグ響を振って大変な名演を聞かせてくれました。そうした背景もあり、大きな期待を胸に聴きましたが、立派な演奏とは思うものの、「ものすごい」とか「史上最高」とかまでは感じることができませんでした。アンチェル−チェコ・フィルのコンビならでは芸術性の高い音楽を聴くことができますが、この3ヶ月後に起きることを予感するようなものではないと思います。アンチェルにとって、結果として最後の「プラハの春」となったということまででしょう。私にとってこの曲の歴史的かつ規範的な演奏はクーベリックとなります。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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