交響曲第9番『合唱』 スイトナー&シュターツカペレ・ベルリン
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S.A.倉田 | 大阪府 | 不明 | 2011年05月28日
私が愛してやまない最高の1枚。この演奏はとにかく極めて完成度が高く、威厳と風格に満ちたオーソドックスな解釈によって成されていることが更にその価値を高めている。もはや第九演奏の永遠のスタンダードだと言い切ってしまいたい。加えて幸運なことに当盤は安価かつ手に入りやすい。誰にでもオススメしたいが「今まさに第九の決定盤を探している」という方には強くオススメしておく。私にとってのベストはこれだ。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2010年10月06日
音楽史上最高傑作であることもあって、ベートーヴェンの第9には数多くの名演が存在している。過去の巨匠と言われる大指揮者が、数々の個性的な名演を成し遂げてきている中で、存在価値のある名演を成し遂げるのは容易なことではない。そのような中で、本盤のような、必ずしも個性的なアプローチをとっているとは言えない演奏が、現代においてもなお名演との評価を受けているのは、ベートーヴェンの第9という音楽の魅力を、ゆったりとした気持ちで安心して味わうことができる点にあるのではないか。スイトナーの指揮は、いささかも奇を衒うことはなく、中庸のインテンポで楽曲全体を描き出しており、ベルリン・シュターツカペレの演奏も地に足がついたいかにもジャーマンサウンド満載の重厚な重量感溢れるもの。いい意味での模範的な第9ということができるだろう。録音が、残響豊かなベルリン・イエス・キリスト教会であることも功を奏しており、スイトナー&ベルリン・シュターツカペレの名演に潤いと奥行きの深さを与えていることを忘れてはなるまい。加えて、Blu-spec-CD化によって、従来盤、HQCD盤と比較して、さらに音質の鮮度が増しており、本名演の価値を高めることに大きく貢献している。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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爺さん | 千葉県 | 不明 | 2012年06月23日
ここのレビューの多さにどれどれと思って購入した。なるほど、これは実に素晴らしい。気まぐれなテンポの揺らぎや、気を衒ったつまらない溜など一切なく、一気呵成に進んでいく。重厚な名演だと思う。スイトナーはN響アワー(3月で終了してしまったが)でよく見たが、こんなにも力強い印象は無かっただけに、ある意味再発見した気分だ。シューマンぐらいしか持っていなかったのでこれから色々聴いてみよう。 蛇足だが、この演奏を聴いてから、以前レビューしたフルトヴェングラー協会が推薦した某日本人指揮者の録音を聴き直してみたが、「駄目だこりゃ」。聴いてるこっちが恥ずかしくなる。レビューを読み返してあの演奏のどこに自分が少しでも「いい感じ」と思ったのか、恥じ入るばかりです。☆3にしたのが唯一の救い。 スイトナー万歳!4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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eroicka | 不明 | 不明 | 2013年12月15日
度々N響の年末の第9に登場していたので、あの衒いのない重厚で堂々たる演奏を記憶している方も多いだろう。前半は普通よりやや遅め、後半は遅いテンポで、全曲72分程度。渋く地味な印象を持つ向きも多いだろうが、オケやコーラス、独唱ともに安定感があり、聴きごたえのする1枚だ。DENONと現地との共同制作のベートーヴェン交響曲全集の中の1枚だが、豊かな残響と解像度の両立が図られ、音の良さにも定評がある。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Seiru | 千葉県 | 不明 | 2010年06月03日
この演奏を聴くと、やはりベートーヴェンはドイツの作曲家であり、第九は近代ドイツ音楽というものを明確に確立した曲であるなぁ、と再認識させられます。そして私が聴いたなかで冗長でない、ひたすらに美しい「第四楽章」はこれだけであると思います。そしてSKBのアンサンブルの美しく、重厚なこと… ドイツ臭さが重く、息苦しいということはなく、いかにも壮麗なバロック式建築物のように、細部まで徹底して作りこまれた「ドイツの音色」が聴けます。そしてスウィトナーも、その音色を一つ一つ吟味した上で、それを芸術的建築物として一つ一つ丁寧に、真摯に積み重ねて行き、歌わせる姿勢が伺えます。そしてそこに「壮麗な合唱とソリスト」が加わり、「本当の感動を」伝える至高の名演となっているのです。HQCDによる録音の良さも特筆せねばなりません。解釈等はスウィトナーらしく非常に端正でオーソドックス。他の方も仰っていましたが、個性を期待してはいけません。「第九」を聴きたい方のための名演なのです。合掌。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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孝太郎 | 東京 | 不明 | 2006年01月09日
いい演奏だった、と躊躇なく言える名演でしょう。第一楽章はドイツのオケらしく、堂々と低音が十分になり、第二楽章はしっかりとリズムを刻んで、重々しいのにまた軽快さもある。第三楽章はすこし早めだが、ゆったりと鳴らすこと十分。そして愁眉は第四楽章で、時に重厚なのに、軽快さを失わず、細部までしっかり聞こえる合唱とその発音で思わず聞き込んでしまうソロ。これは人に勧めたくなる第九だ。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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エーテルの風 | 長野県 | 不明 | 2011年08月04日
様々な爆演・怪演を聴きつくし、そして最後にこの演奏に触れた時、『これぞ本物!』と確信できる類の名演。解釈はこの上なく平凡だが、この演奏を明らかに超えるようなディスクを捜すのは至難の技だろう。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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おっさん | 神奈川県 | 不明 | 2010年08月08日
甲乙つけがたい数々の名演がある曲だが、これは誰にでも自信をもって勧められる名盤だ。スウィートナーのもと、演奏の充実度はもちろん、録音まで素晴らしい。ティンパニーの響きを聞くだけだって楽しめる。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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アッキ | 茨城県 | 不明 | 2009年12月06日
数ある第九を探索したが、未だにこれ以上の完成度ある第九には出遭ったことない。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ヴァントすごい | 愛媛県 | 不明 | 2009年10月09日
素晴らしい第九の名演。ドイツのオケらしく重厚でどっしりとした演奏。 HICDとして一層録音も素晴らしいものとなった。 皆さんプレビューで書かれているとおり終楽章の独唱、合唱が見事。 第九の名演は数多いがこれは私のナンバーワンディスクだ。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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たけちゃん | 福島県 | 不明 | 2007年06月07日
皆様御指摘の通り「第九演奏史上最高の最終楽章!」。要はソリスト、そして何より合唱団が素晴らしければ壮麗な第九のフィナーレを堪能することが出来る、ということなんですね。勿論素晴らしいのは合唱のみならず、全楽章に聴くオケの重厚な響きがこれがまた聴き応え充分で、実演をホールで聴いているような感覚を覚えるこの録音はDENONさんのBEST WORKと言えるのでは?ラトル氏やアバド氏のような小賢しいマネをしない指揮者、重厚なオケのサウンド、世界最高水準の合唱と、「第九」を聴くならこのディスクは外せないでしょう。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ぼな | Yokohama | 不明 | 2003年04月17日
何の衒いもなく、淡々と演奏は進んでいきます。耳に入ってくる音に素直に耳を傾けていると、第九って本当に良い曲だったんだな、って再確認ができる、そんな演奏だと思います。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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youone | 東京都 | 不明 | 2011年11月04日
スイトナー氏62歳の録音。 その昔、バイロイトでクリュイタンスといっしょに談笑している写真をみたのが、スイトナーという指揮者を知ったはじめでした。 その後、N響も沢山指揮していたのですが、心を大きく揺さぶられた経験はありませんでした。ところがです、この第9はまことに素晴らしいものです。まるでライブ録音のような、生き生きとした音楽が展開されていきます。早めのテンポも良いし、ティンパニの強打、金管の強奏、木管の美しさ、弦の素晴らしいアンサンブルなど、どこをとっても非の打ち所のない素晴らしい名演です。ハンス・シュミット・イッセルシュテット氏がウィーンフィルと入れた録音も正統的で新鮮な、模範となるような演奏でしたが、スイトナー氏のはもっと巨匠性があり、まことにベートーヴェンの音楽はこうなんだ!と感じさせるものがあります。 余談ですが、昔、3バカ大将(The Three Stooges)というアメリカ映画が日本でも放送されていて、モーという人がスイトナー氏を、ラリーという人がラファエル・クーベリック氏を想起させたことを思い出しました。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ヲガワ氏 | 信州 | 不明 | 2008年04月25日
張りつめた緊張感が聴き手をぐっと捕らえて放さない。オケを負かす合唱が胸をすく。名演。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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AUSNAHME | 宝塚市 | 不明 | 2008年02月17日
少数先鋭の合唱ならともかく、大人数でこれほど高品質の合唱となると、このCD以外にあまり思いつくものはない。無理もない。世界的にもプロの合唱団は極めて少ないのだ。。ともかく、合唱人としてこれほど素晴らしい歌の「第9」が聴けるのは嬉しい限り。これから第9を歌うひとは、安価なことだし全員これ買って勉強すべし!ただし、ドイツ語の発音はドイツ人らしく現代ドイツ語風なので要注意。(例・・魔法Zauberは「ツァウベル」でなく「ツァウバー」)1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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