大地の歌 インバル&フランクフルト放送交響楽団
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盤鬼hmv11 | 福岡県 | 不明 | 2011年11月03日
P.シュライアーの美声は恰も空間に溶け込むかの様に響く、バックのオケの響きも深い、Denonの録音も前後左右のパースペクティヴが極めて自然な真っ当なもの、本当に良いCDである。それでも残念ながら満点を与えられない理由は女声にある。と言うのも、J.V.ネス(メゾソプラノ)の声色はこの曲想に合っていない様な気がするのだ。殊に最後の【告別】を耳にする時一層その感を強くする。まず声自体に力というか張が無い、表層的でやや上擦っているためか深みにも欠ける、消え行くewig…にもグッと胸に迫る来るものが無い。この曲の大黒柱とも云うべき【告別】がこの有様では盛り上がった興も醒めてしまうというものだ。彼女のファンには気の毒とは思うが、女声に関してはミスキャストだと思わずには居られない。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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