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バルトーク (1881-1945)

CD バルトーク:管弦楽のための協奏曲、弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 カラヤン&BPO

バルトーク:管弦楽のための協奏曲、弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 カラヤン&BPO

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  Hyogo  |  不明  |  2013年10月31日

    バルトークの名曲「管弦楽のための協奏曲」と「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」はこの作曲家独特の厳しい作風に触れるべく演奏盤もどうしてもそれなりの気風のある指揮者演奏のものを求めがちになりそれはそれである程度・・・いや殆どそれで正解としてハンガリー系指揮者とかブーレーズ、アーノンクール等ちょっと小うるさい指揮者のものを聴いておりました。そこへこのカラヤン/BPOの「弦打チェレ」1960年収録分(タイム@7’16A7’06B7’00C6’42)を偶々聴いて本盤へのレビュー書き込みに到りました。兎に角今まで私が経験していたバルトーク世界ではありません。第1楽章からまぁカラヤンムード一杯と言うかスタートからマイルドソフトな感じであのクール感がありません。実にムーディで次第に高揚して行く過程でのボリューム感もBPOの特性を上手く引き出して華麗ですら感じさせます。第2楽章では特に各楽器群の配置具合を明確に押し出しカラヤンスタイルの徹底を描き第3楽章では例の拍子木が不安を煽る場面でやがてチェレスタも入って来るわけですが静と動の対比具合・精妙さはカラヤンならではといったところですね。他のカラヤン盤レビューでも絶えず触れているのですが彼の独墺系以外の作品に対する巧さは他の独墺系指揮者ではその才能たるや及ばない処でしょう。最終楽章は走りは舞曲風に活発な動きでテンポアップしますが後段第1楽章のテーマを重く引っ掛けチェロソロを経てチェレスタもゆっくり動員して綺麗に仕上げられます。カラヤンの旋律の扱い方にもよるのでしょう、大変分かり易い演奏でありました。彼にはこの「弦打チェレ」録音が他にもありそれは1948年PHO(モノラル、タイム@7’47A6’52B6’41C6’53)及び1969年BPO(同@8’20A7’13B8’11C7’34)であります。なお、本盤併録のBPOとの1974年収録「管弦楽のための協奏曲」(同@9’51A6’50B8’08C4’21D9’22)は聴いておりませんがカラヤンの緻密で彫りの深い表現とBPOの壮絶ともいえる響きからも中々評判は良いようです。本盤未聴曲がありますので★一つ保留させて下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)。 

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  • ★★★★★ 

    Gunslinger  |  大阪府  |  不明  |  2007年06月08日

    第2楽章のテンポについて。この録音は1974年。21世紀の常識で断じるのはおかしいのでは?。一般には誤って伝わっていますが、カラヤンは意外なほど楽譜に忠実なのですので当然の結果ですね。またライナー、クーセビッキー等のテンポは読みが深いのでも何でもなく、単に作曲者の自筆楽譜を使った結果にしか過ぎません。これは小澤、岩城の武満にも同じ事が言えます。誤った楽譜のお陰で違った光が当たっているように思いますが如何でしょう。

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  • ★★★☆☆ 

    Pianist  |  Tokyo  |  不明  |  2006年05月04日

    上手…かもしれませんが、決して精密な演奏ではありません。この曲特有の緻密な拍子やアンサンブルがかなりないがしろにされています。スコアの印刷ミスである第二楽章の遅すぎるテンポを実践したのも今となっては興ざめ。冷静に考えれば分かるのに「音楽を感じずに」こういう所ではスコアの表記を無機質に信じてしまう… この当否はともかく、若い時代のフィルハーモニアとのディスクの方がまだ聴き所があるのでは?オケの技術は上がっているが、見栄えは贅沢に仕上げられたウエディングケーキでも、食べて不味かったら意味が無い。

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  • ★★★★★ 

    ギネス  |  横浜  |  不明  |  2005年11月21日

    LP時代からの愛聴盤。R.シュトラウスの「英雄の生涯」同様、革ジャンを着たジャケットがカッコ良くて買った記憶がある。演奏はフランツさんがご指摘されるように「巧すぎる」事が欠点かもしれない。以前のグラモフォン盤の方が、緊張感があるかもしれないが、こちらは余裕があるのか、「対の遊び」などの木管のグリッサンドなど「ホンマかいな?」と思えるほど巧い。その後再録しなかったのは、カラヤンもこれで満足が行ったからではないかな?

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  • ★★★★★ 

    フランツ  |  宮崎県  |  不明  |  2005年10月12日

    この演奏の弱点は2点。一つは録音が横幅が広く残響が多めということで、曲が持つ緊迫感が減じられているように思います。もう一点は演奏が上手すぎること!余裕ありすぎの演奏で曲の尋常じゃない何かが感じられないのです。普通の名曲にしちゃってる感じがします。ライナーやショルティの演奏には難曲を演奏しているという緊張感が感じられます。そこまで演出できるのかどうか、聞き手がそんなことを望むのか?の問題だと思います。

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  • ★★★★★ 

    karajan  |  神奈川  |  不明  |  2005年06月25日

    当時抜群の上手さを誇っていた名手揃いのBPOと、華麗なドライブと聞き所をしっかり抑えたカラヤン流の演奏が記録された名盤。発売を待ってました!(国内盤では宣伝が足りないのかShopで全く見かけたことがない)。評論家が良く推薦するショルティ盤はオケが非力だし何が良いのか疑問?

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