基本情報
内容詳細
小尾が1950年代から1980年代に著した論文・小論を中心に蒐集・編纂したものであり、上下2巻から構成される。ここに収録したいずれの論考も、KEOの経済学の伝統―理論と観測との双方に確率論的基礎を備えせしめること、多様な現象を同一少数個の原理によって叙述する一般理論の構築を目指すこと、一般均衡体系において理論と観測を位置づけること、を明確に体現しており、今日のKEOの研究姿勢を基礎づけるものと言える。
目次 : 1 賃銀指数の意味と算定/ 2 蓄積、生産要素相対価格および利用度の構造的関係―生産函数の測定と分配率の再考を含めて/ 3 実物給与の機能について―規模別産業別分析の一階梯/ 4 生産構造の計測と与件―生産函数計測における工学的資料の援用について/ 5 賃金・雇用分析の計量的基礎―家計の労働供給機構の計測と理論/ 6 余暇・所得選好場と変位の計測/ 7 賃金と労働時間の較差―較差の構造と推移のメカニズム/ 8 応募方程式による労働市場の分析―戦前紡績業における地域間労働移動/ 9 経済発展と就業機構―労働供給機構に関する経験的接近/ 10 労働供給理論における恒常所得仮説の経験的有効性に関する問題点/ 11 労働供給の理論―その課題および帰結の含意
【著者紹介】
小尾恵一郎 : 1927‐1997年。慶應義塾大学名誉教授、経済学博士。1950年慶應義塾大学(旧制)経済学部卒業、同経済学部副手、53年同助手、57年同助教授、67年同教授、93年名誉教授。この間、1963‐64年ハーバード大学留学、81‐87年慶應義塾大学産業研究所副所長、87‐91年同所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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