東電帝国 その失敗の本質 文春新書

志村嘉一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166608102
ISBN 10 : 416660810X
フォーマット
出版社
発行年月
2011年06月
日本
追加情報
:
18cm,232p

内容詳細

福島原発の事故により、次々と明るみに出ている東電の「驕り」。歴代経営者の「失敗の本質」は奈辺にあったのか。長く朝日新聞で担当記者を務め、電力中央研究所顧問に転じた筆者だからこそ書ける内幕を緊急刊行。

【著者紹介】
志村嘉一郎 : 1941年埼玉県秩父市生まれ。1964年東京大学経済学部卒業後、朝日新聞社入社。経済部記者として電力、石油、電機、航空、造船、運輸、商社、食品などの業界と財界、通産、運輸、農林、建設各省などを担当。2001年退社後、電力中央研究所研究顧問、帝京平成大学講師、帝京大学短期大学教授を経て2011年からフリーのジャーナリスト、評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • mitei さん

    なんかこういう体質の政府、電力会社での癒着があった中での今回の事故、引き金は自然災害だが、起こるべくして起こっている感じが拭えない。願わくば次にこんな事故、こんな事故以上の自体を起こさない様に原発がない、あっても厳しいコントロール下に置かないと何も学んでいない事になりかねない危機感を感じる。にしても事故後たった一月で調査、書き上げた著者の努力はすごいなと思った。

  • Miyoshi Hirotaka さん

    わが国の高度経済成長は、終戦をゼロスタートとするものではない。成功の要因となった業界統制の仕組みは戦前の国家総動員法により既に出来上がっていた。このモデルはある時点までは上手く作用したが、それ以降は試練となった。JR、NTT、郵政、銀行・証券などの事例を見れば明らか。電力業界もこの法則の例外ではない。自由競争だった戦前の電力業界は、9地域統合状態のまま独占強化の道を歩んだ。現ナマで政治家を、ポストで役所を、寄付金で学会を、広告費でマスコミを操り、それぞれの地域で、「帝国」を築き続けた。これが失敗の本質。

  • James Hayashi さん

    朝日新聞記者→評論家。11年著。事故後一月余りで書き上げた為、まとまりがなく読みづらい。また直接事故の対応などは触れておらず、歴史的な背景から東電の体質を探っている。まさしく帝国。東電トップ人事が株主総会も経ずして鶴の一声で決まってしまう異常さ。東電だけで日本のGDPの1%を稼ぎ、経団連を仕切ったり、原子力担当副社長の加納時男は国会議員に進出。また日銀に入り込んだ副社長もいる。セールスの為に顧客を東電に呼び出す殿様商売。エリート集団であるが、日本軍の参謀のように空回りばかりの集団的傾向が見えた。

  • しーふぉ さん

    事故前後のことが知りたかったが、どちらかと言うと東電の歴史のことが書かれていた。歴代の経営者には素晴らしい人もいたのに、次第に聖域化や合理化の結果があの被害を招いたのかもしれない。

  • 佐島楓 さん

    政府との癒着、天下り、メディアコントロール・・・こんな酷い事態になってしまった起源が書いてある。時系列ではないので、少し読みにくい。あと計画停電は「せざるを得なくなる」ものではないと思う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

志村嘉一郎

1941年埼玉県秩父市生まれ。1964年東京大学経済学部卒業後、朝日新聞社入社。経済部記者として電力、石油、電機、航空、造船、運輸、商社、食品などの業界と財界、通産、運輸、農林、建設各省などを担当。2001年退社後、電力中央研究所研究顧問、帝京平成大学講師、帝京大学短期大学教授を経て2011年からフ

プロフィール詳細へ

ビジネス・経済 に関連する商品情報

おすすめの商品