プロパテント・ウォーズ 国際特許戦争の舞台裏 文春新書

上山明博

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166601035
ISBN 10 : 4166601032
フォーマット
出版社
発行年月
2000年05月
日本
追加情報
:
214p;18

内容詳細

“国際特許戦争”の勝者はやはりアメリカなのか。プロパテント(特許重視)政策の狙いとは何か。特許制度の明暗を浮き彫りにする。

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ごへいもち さん

    結局人口の多い国が強いんだな

  • B.J. さん

    ●特許は、独占権が得られるといっても、一定期間(20年間)という制限がある。 ●著作権は著者の「表現」を保護しているのに対し、特許権は発明者の「アイデア」を保護する目的がある。 ●日本の特許法第二条第一項には、発明の定義がなされている。それによれば、「発明とは、自然法則を利用して創作されたもの。」と定められており、それが特許対象の大原則となっている。計算方法(数学のアルゴリズム)や経済法則などは、自然法則を利用したものではないため、特許の対象とはならない。・・・本文より

  • xasquithx さん

    17世紀イギリスで最初の特許制度”専売条例”が制定され、産業革命の原動力になった。アメリカでは、南北戦勝終結の1865年から第二次世界大戦までプロパテント政策を採り、世界経済のリーダーとなった。1980年代、台頭する日本、東南アジアの影響でアメリカは不況に陥る。1985年のヤングレポートを機に、極端なプロパテント政策を実施し、国際競争力を取り戻した。アメリカの特許政策は常に自国の利益が基準であり、公平という精神がない。特許の世界的統一に対する議論が始まった現在で、その姿勢は非難されて当然である。

  • ドリアン・グレイ さん

    著作権と特許権の違いも知らなかったがこの本を通してその違いからアメリカの通商戦略までよくわかる。特許法(独占)の対極に位置する独占禁止法との関係を見ることで初めて特許制度を認識できるとのこと

  • boya さん

    アメリカのプロパテント政策の思想と、それに対する問題提起が本書の最も重要な指摘だが、国際特許時代にいたるよりも前、近代までの特許黎明期のエピソードもおもしろい。発明者として名高いガリレオやエジソンのしたたかな「先見ビジネス」の紹介は読み物として楽しめる。そうして特許をビジネスとして作り上げてきたアメリカは、いまや「不公平な均等論」を支持し「先発明主義を発明」するに至った。知的所有権は、いつでも政争の具とされ翻弄され続ける不幸な夢のようだ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

上山明博

1955年10月8日岐阜県生まれ。小説家・ノンフィクション作家。日本文藝家協会正会員、日本科学史学会正会員。1999年特許庁産業財産権教育用副読本策定普及委員会委員、2004年同委員会オブザーバーなどを務める一方、文学と科学の融合をめざし、徹底した文献収集と関係者への取材にもとづく執筆活動を展開(本

プロフィール詳細へ

ビジネス・経済 に関連する商品情報

おすすめの商品