マネー敗戦 文春新書

吉川元忠

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166600021
ISBN 10 : 4166600028
フォーマット
出版社
発行年月
1998年10月
日本
追加情報
:
18cm,206p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • 佐島楓 さん

    経済の国際的な歴史を学んだ。文章は簡潔で読みやすかった。歴史から学び取ろうとする姿勢と実行力こそが大事だと幾度目かの思いを新たにした。

  • Honey さん

    アングロサクソン系のずる賢さなど、微塵も疑わず?、淡々と国際経済をマネー循環の視点で追い、緻密に丁寧に、その時々の経済論や政策の反省点を見つけ、将来への展望を問う。 政府やマスコミ報道からは理解できなかった流れがよく見えてきます。 政治家の皆さま、近代経済学に毒された底の浅い専門家に惑わされず、吉川さんのように倫理観のある(と、私は感じました)方の助言に耳を傾け、国民の生活を守ってください。 m(__)m

  • シュラフ さん

    バブル世代の一員として、バブルの原因を正確におさえておくべきだろう。まず発生のメカニズムは、80年代の米国は経常赤字が続いたため日本からの資本流入が必要であった⇒米国債買いをすすめるための日米金利格差が必要(日米の政策協調)⇒日本の異常な低金利⇒バブル発生。また、円−ドルの為替については、85年プラザ合意時240円から87年ルーブル合意150円と急速な円高⇒日本は巨額為替差損発生。当時の大蔵省の大罪は、為替差損を避けるための円建て債券市場の整備をしなかったこと。まさに、「マネー敗戦」である。     

  • Empirestar さん

    日本とアメリカの基本的な関係を描きつつ、自国経済をドル建ての資産(特に米国債)とリンクしてしまったがために、消費大国の財布の役割を担わされた日本の運命を描いた本。日本はアメリカに富を収奪されたことがよくわかる。つまり政策当局が強いドルを支えなければならなかったこと&自国による通貨圏をつくれなかったことなど、さまざまな要因が重なって敗北したという流れがよくまとめられた素晴らしい本。

  • 日の光と暁の藍 さん

    冷戦構造下におけるレーガン大統領時代のアメリカを、金融経済面で後方支援していたのが日本だった。日本の資金はアメリカ国債に向かい、そのマネーを活用して、アメリカはソ連に勝利した。本書を通じて吉川氏は、なぜ資本輸出国日本が自国通貨建て(円建て)で資本を輸出せず、資本輸入国建て(ドル)で資本輸出するのか、と疑問を投げかける。歴史的にこれはあり得なかったことだからだ。本来は強者の立場にある国が行う資本輸出が、ドル建てで行われることによって、いかに日本経済がアメリカのドルに振り回されたかがこの本ではよく分かる。

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人物・団体紹介

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吉川元忠

1934年、兵庫県生まれ。東京大学法学部卒業。公法専攻。1958年、日本興業銀行に入行。英サセックス大学客員教授、同行産業調査部副部長などを歴任した後、米コロンビア大学客員研究員を経て、現在、神奈川大学経済学部教授

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