シュトラウス・ファミリー

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SACD

Waltzes, Polkas, Overtures: Szell / Cleveland O

シュトラウス・ファミリー

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SRGR752
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SACD

収録曲   

  • 01. 美しく青きドナウ*ワルツ
  • 02. ピチカート・ポルカ
  • 03. うわごと*ワルツ
  • 04. 春の声*ワルツ
  • 05. オーストリアの村つばめ*ワルツ
  • 06. 常動曲
  • 07. 序曲*こうもり

総合評価

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本盤は、全盛時代のセル&クリーヴランド管...

投稿日:2012/08/19 (日)

本盤は、全盛時代のセル&クリーヴランド管弦楽団による演奏の凄さを味わうことができる名CDと言える。本盤には、この黄金コンビによるヨハン・シュトラウス2世やヨゼフ・シュトラウスによるウィンナ・ワルツの演奏(1962年のスタジオ録音。歌劇「こうもり」序曲のみ1958年のスタジオ録音)がおさめられているが、一般的ないわゆるウィンナ・ワルツ的な演奏とは随分と様相の異なった演奏に仕上がっていると言えるだろう。セル&クリーヴランド管弦楽団による全盛時代の演奏はそれは凄まじいものであり、オーケストラの各楽器セクションが一つの楽器が奏でるように聴こえるという、「セルの楽器」との呼称をされるほどの一糸乱れぬ鉄壁のアンサンブルを誇っていた。米国においては、先輩格であるライナーを筆頭に、オーマンディやセル、そして後輩のショルティなど、自らのオーケストラを徹底して鍛え抜いたハンガリー人指揮者が数多く活躍しているが、オーケストラの精緻な響きという意味においては、セルは群を抜いた存在であったと言っても過言ではあるまい。もっとも、そのようなセルも、オーケストラの機能性を高めることに傾斜した結果、とりわけ1960年代半ば頃までの多くの演奏に顕著であるが、演奏にある種の冷たさというか、技巧臭のようなものが感じられなくもないところだ。本盤におさめられた演奏も、そうしたセルの欠点が顕著であった時期の演奏であるが、楽曲がウィンナ・ワルツという小品であるだけに、技巧臭などは殆ど感じられないところである。もっとも、前述のように、いわゆるウィンナ・ワルツ的な演奏とは様相が異なっていることから、ウィーン風の抒情に溢れた情感豊かな演奏を期待する聴き手には、いささか不満が残る演奏と言えなくもない。しかしながら、演奏全体の引き締まった造型美や響きの精緻さにおいては、他の演奏には類例を見ない完全無欠の演奏に仕上がっており、聴き終えた後の充足感には並々ならないものがあると言えるところだ。いずれにしても、本盤におさめられた各楽曲の演奏は、全盛期のセル&クリーヴランド管弦楽団によるオーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な名演に仕上がっていると高く評価したいと考える。音質は、今から約50年前のスタジオ録音だけに、本従来盤はいささか不満の残るものであると言える。数年前に発売されていたシングルレイヤーによるSACD盤は圧倒的に鮮明な高音質であり、セル&クリーヴランド管弦楽団による演奏の精緻さを味わうには望み得る最高のものであったと言える。もっとも、当該SACD盤は現在では入手難であるが、仮に中古CD店で購入できるのであれば、多少高額でも是非とも購入をおすすめしておきたいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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 帯に書いてあるようなヴィーンにアイデン...

投稿日:2010/09/12 (日)

 帯に書いてあるようなヴィーンにアイデンティ云々というのは違うのではないか。こういう「遊び」が殆んど感じられないキリリとした演奏はワルツ本来のものとは異質のものなのだろう。しかしこの胸のすくような合奏から得られる愉悦は特別なものだ。「春の声」が特に,そしてそれに続く「オーストリアの村つばめ」がいいな。

たーさん さん | 神奈川県 | 不明

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いい演奏ですね。聞いていて気持ちがスカッ...

投稿日:2006/03/23 (木)

いい演奏ですね。聞いていて気持ちがスカッとします。明るい音色で,骨格がしっかりしてすばらしいです。

Gaspard さん | 世田谷区 | 不明

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