SHM-CD

交響曲第9番 アバド&ルツェルン祝祭管弦楽団

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCG1664
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SHM-CD

商品説明

ブルックナー:交響曲第9番
アバド&ルツェルン祝祭管弦楽団


アバドが2013年8月のルツェルン音楽祭で指揮したブルックナーの交響曲第9番が、Accentus Musicによってライヴ録音され、ドイツ・グラモフォンからリリースされることになりました。
 このときのアバドの健康状態はすでに不安定だったようで、ルツェルン音楽祭開幕公演となった8月16日と17日におこなわれたベートーヴェン『英雄』ほかのプログラムでは体調は良かったようですが、翌週におこなわれたこのブルックナーの交響曲第9番では、演奏は上首尾に終わったものの、具合の悪さもうかがわせていたということで、9月には、10月に予定されていたルツェルン祝祭管弦楽団との来日中止を発表していました。
 ちなみにアバドは、そのルツェルン祝祭管弦楽団との来日公演曲目としてもブルックナーの交響曲第9番を選んでいましたが、その公演が実現することはなく、そして2014年1月には亡くなってしまうのでした。
 ルツェルン祝祭管弦楽団は、2003年のアバドの芸術監督就任と共にメンバーを刷新、アバドが創設したマーラー室内管弦楽団のメンバーを土台に、アバドを慕うスター・プレイヤーたちが集まって演奏するヴィルトゥオーゾ・オーケストラへと大きく変貌したオーケストラですが、ここではそうした楽員たちのアバドへの献身を聴くことができるのではないかと思われます。(HMV)

【収録情報】
・ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 WAB109

 ルツェルン祝祭管弦楽団
 クラウディオ・アバド(指揮)

 録音時期:2013年8月21-26日
 録音場所:ルツェルン文化会議センター
 録音方式:ステレオ(デジタル/ルツェルン・フェスティヴァル・ライヴ)

内容詳細

アバド最後の録音で、亡くなる約5ヵ月前のライヴ。指揮者が余命を悟っていたのか、弱音を多用し、反対にティンパニは抑制、繊細さが色濃く漂う演奏だ。第3楽章の最後などは、まさにこの世と決別するかのように、消え入るように終わる。異色の演奏。(白)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. 交響曲 第9番 ニ短調 第1楽章:Feierlich,misterioso
  • 02. 交響曲 第9番 ニ短調 第2楽章:Scherzo.Bewegt,lebhaft-Trio.Schnell
  • 03. 交響曲 第9番 ニ短調 第3楽章:Adagio.Langsam,feierlich

総合評価

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アバドが迫りくる死を前にして遺言に選んだ...

投稿日:2021/03/11 (木)

アバドが迫りくる死を前にして遺言に選んだのが、ルツェンでのブルックナー。ブルックナー未完の「白鳥の歌」に込められた美しすぎる演奏。 最後に到達するのがブルックナーの世界なのかもしれない。

ハッチ さん | 愛知県 | 不明

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終楽章など冒頭から末尾まで、1本の旋律線...

投稿日:2021/01/15 (金)

終楽章など冒頭から末尾まで、1本の旋律線で歌い抜こうとする指揮者の強い意志が、無国籍のオーケストラの隅々まで浸透した、きわめてユニークなブルックナー像が打ち立てられた。 孤高の指揮者の独白のようなこの音楽から喚起されるのは、人間の孤独だ。功成り名遂げた大指揮者の晩年からこのようなモノローグが語られるとは予想もしていなかった。

林檎太郎 さん | 長野県 | 不明

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このブル9は音楽という枠を超えている。大...

投稿日:2016/11/10 (木)

このブル9は音楽という枠を超えている。大宇宙の果てまでを見通すことでただ描いたような演奏。色即是空のように此岸から彼岸へ。アバドはこの宇宙を描き自らの寿命を終え大宇宙の中へ自ら溶け込んで姿を消した。悟ろうとしてきた晩年のコルトレーンが太陽や月・星をくっきりとテーマづけ「動」として描いたのに対し、アバドは本作で、その間を占める「静」の領域さえも描写し成功している。大宇宙そのものを悟っていたのだ。いまは私たちを見守るのだろうか?神は全てに宿るという言葉はアバドにも相応しいのかもしれない。

SH さん | 佐賀県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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