CD

Sym.3, Violin Conerto: Karajan / Bpo, Mutter(Vn), Violin Sonata.1: Zukerman

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCG3111
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

内容詳細

交響曲から声楽曲まで、ブラームスの楽曲を余すことなく堪能できる。哀愁を感じさせるヴァイオリンの音色、ピアノの奏でる素朴で暖かい旋律など、さまざまな表情を持った欲張りなアルバムだ。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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★カラヤンの指揮するブラームス交響曲第3...

投稿日:2011/10/02 (日)

★カラヤンの指揮するブラームス交響曲第3番盤は何種類かありまして1960年VPO(タイム@9’47A8’14B5’56C8’52)、1964年BPO(同@9’44A7’38B5’51C8’45)、1977年BPO(同@9’56A7’42B6’04C8’35)、1988年BPO(同@9’34A8’08B6’15C9’11)の四演奏が代表的なもので夫々カラヤン自身の年齢に応じた演奏になっている様な気がします。曲としてはブラームスの英雄交響曲とも呼ばれた処からカラヤンの若かった?前二演奏時代が何となく適している様にも思えたり第3楽章や最終楽章の〆辺りの寂寥感からは年を重ねた後二演奏時代が合っている様な中々これらの演奏の甲乙はつけがたいだけカラヤンの演奏のブレの少なさが改めて思い知らされます。その中で本盤は最晩年カラヤン80歳の1988年演奏が入っています。この頃録ったブラームス交響曲はカラヤンのスタジオ録音最後の交響曲全集となったわけで私見ですが第4番等形だけ整えた面のある演奏に思えたりはしない事もなきにしもあらず・・・といったイメージ??さて、第3番第1楽章はやや荒っぽいというかBPOのゴリ押しで忙しい感じがします。ただ「英雄」コンセプトには適したイメージかと思います。ちょつと芸が無かった第2楽章を経て有名な哀愁的な第3楽章(フランソワーズ・サガン原作の映画「さよならをもう一度」の中で使われた事などは旧聞になってしまいましたね)は過度に感情移入はされていないのですがそれだけカラヤンの思いも察せられタイムも長め。最終楽章はテンポを落として最後の〆の小波はやはり素晴らしく思いました。★次にヴァイオリン協奏曲は1981年の収録で大変堂々とした肉厚な感じのする演奏でバックのカラヤンサポートも実に華麗・豪華に仕上げております。ブラームスとしてこれでよいのかなぁという思いはするもののティーンエィジャームター(当時18歳)がここまで大カラヤンとやり合うのですからとにかく大したものと申せましょう。第1楽章ゆっくり甘く入って行きやがて堂々はち切るようなヴァイオリンが・・・。カデンツァ前のオーケストラもすごく豪華でさてこのヨハヒム作のカデンツァも普段聴くものとは少し異なるのですがしっかりしたテクニックで圧倒されボッウとしていたら呑まれてしまいそうです。この楽章最後はゆったり「伸ばし」に「延ばし」て終わります。実に甘い中間楽章を終え最終楽章も怒涛のごとく押し寄せる音楽の洪水・・・とにかく凄い・・・終わりはやはり堂々とゆったり〆ます。演奏タイムは@21’56A9’40B8’28で特に過不足感はありません。カラヤン/BPOの伴奏でのこの曲と言えば私などは1964年録られたフェラス盤を懐かしく思い出します(このフェラス演奏は@23’06A9’47B8’30でいかにカラヤンがこういった点でも軸足のしっかりした運びをしていたか分かります)。ドイツなどではディナーにおいて我々比較的体格の小さな日本人が腹いっぱい食事してパンパンなんだけれどそれが前菜というかプレで本コースは隣の「食事間」に用意されていることってあるらしくゲンナリする場合があると聞いたことがありちょっとそれを思いださせる演奏とは思いました。そう豪華・肉厚・堂々過ぎて体力的についていけない・・・・ズバリ「若さ」についていけない自分を見る思いの演奏でした★1959年録音ハンガリー舞曲選集からの第1番(2’50)、第5番(2’33)は私はLPのドヴォルザーク・スラブ舞曲選集とのカップリング盤で聴いていました・・・流石カラヤン壮年期だけの演奏で分り易い演奏ですね。★ケンプの弾いた「ブラームス名演集」と銘打った二枚のDGLPが私のライブラリーにあります。そこから本盤では作品117インテルメッツォ三曲(タイム14’01)と作品118六曲の小品集(トータルタイム21’28)が入っている様です。1963年収録なので奏者であるケンプも結構年配時(68歳)の収録だったのでしょう。内省的なアプローチである事は勿論しぶいというか枯淡というか武骨というかこれらの感激が綯い交ぜになった次第です。これら一連の作品は大きな交響曲も書いてしまった後の虚脱感も垣間見られ私くらいの年齢でそのセンスが分かる様なふとした切なさ・ロマンに陥ってしまうのは短調曲が多いのにも左右されているのでしょう。素晴らしい演奏と申せましょう。★ズッカーマン、バレンボイムらはパールマンとともに私の年齢世代に近く彼らはユダヤ系でもあります。そのズッカーマン(当時26歳)、バレンボイム(P)による1974年録音のヴァイオリン・ソナタ第1番(タイム@11’09A8’12B8’58)は彼らがまだ若い頃のものですが曲自体ブラームス晩年近くの確かな構築力を有するもので彼らの溌剌とした演奏が曲の趣きを奔ばしらせています。私はこの演奏者コンビのヴィオラ・ソナタ2曲とFAEソナタ(スケルツォ)のCDも聴いています。★ベーム/VPOサポートによりルートヴィヒ他の歌う「アルト・ラプソディ」(ルートヴィヒ48歳頃の1976年収録、タイム16’17)の方は聴いておりませんが私は1962年録音のクレンペラー/PHOによるものをLP(タイムは12’32で第三部の合唱は略されています)で聴いており彼女の量感ある深い歌唱ぶりに圧巻な印象を受けており本盤も彼女が年を重ねたとしても多分1962年盤に勝るとも劣らないものになっている事と推察いたします。以上ブラームスが好きなリスナーには一定の演奏レベルを整えた作品集でこの種の盤として最高ランクにしたいですね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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ブラームスの協奏曲がすばらしい。まだ、10...

投稿日:2009/05/04 (月)

ブラームスの協奏曲がすばらしい。まだ、10代のムターがカラヤン相手に堂々の演奏をしている。最近、ハーンやフィッシャーなどの若手も出てきたが、彼女らよりも優れた演奏だ。そして、カラヤンのバックがすばらしい。さすがベルリン・フィルを見事に鳴らしている。それにしても、第2楽章冒頭のオーボエは誰が吹いているのだろう。とても美しい。やはり、当時主席だったコッホだろうか。

良い演奏 さん | 兵庫県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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