CD

チェンバロ作品集 小林道夫

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MM1211
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

小林道夫の芸術 I-J.S.バッハ:チェンバロ作品集

 年末の東京で、《ゴールトベルク変奏曲》のリサイタルが30年以上にも亘って続けられ、毎年恒例となっている小林道夫によるバッハのチェンバロ作品集がついにリリースされました。
 小林道夫といえばフィッシャー=ディースカウ、ヘフリガー、プライ等の声楽家や、ニコレ、ランパル、ブリュッヘン、モーリス・アンドレ、フルニエ等の器楽奏者達からの信頼を得て、ジェラルド・ムーアとも比肩されるほどの名伴奏者として殊に知られていますが、若い頃よりバッハの声楽曲、合奏曲を問わず様々な作品を実践で体得し、1973年のカラヤン、ベルリン・フィル来日時の《ブランデンブルク協奏曲第1番》では指揮及び第1チェンバロのカラヤンと並び第2チェンバロを担当。自らも東京藝術大学有志による「芸大カンタータ・クラブ」の指揮者としても活躍し、鈴木雅明などもここで薫陶を受けた一人です。2006年3月には《マタイ受難曲》で指揮活動から引退しましたが、これまでの要所要所にバッハの音楽と向き合ってきた巨匠が、満を持して取り組んだバッハ録音です。

 作品は《イタリア協奏曲》《フランス風序曲》《半音階的幻想曲とフーガ》という3大名曲に3つのコラールを収録。いずれも経験に裏打ちされた説得力を持った演奏で、聞き手と作品を直接対峙させてくれるでしょう。

 ライナーノートには本人によるチェンバロ及びバッハ体験と曲目解説が、演奏会でのユーモアを交えながらの話を彷彿とさせる文章で掲載されているのも嬉しいところです。また、今回のアルバムは「小林道夫の芸術-1-」と銘打たれ、次回作のリリースも楽しみな一枚と言えるでしょう。

 使用楽器はフレミッシュ・ダブルマニアル、デュルケン1745年モデルです。

J.S.バッハ 〜小林道夫の芸術 I〜

イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
コラール『ただ愛する神のみに委ねまつる者は』イ短調 BWV691
コラール『わが確信たるイエスは』ハ長調 BWV728
コラール『これぞ聖なる十戒』イ短調 BWV679
フランス風序曲 BWV831

小林道夫(チェンバロ)

内容詳細

名伴奏者というイメージが強い小林道夫は、実はリヒターの謦咳に接し、ブリュッヘンとも共演したバロック(特にバッハ)の大家。ゆったりとしたテンポによる大らかな演奏は、まさに円熟の境地。彼のソロ録音は貴重で、このシリーズはまさに集大成となるはずだ。(友)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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以前、youtubeで小林氏のBWV831第1曲を聞い...

投稿日:2015/03/01 (日)

以前、youtubeで小林氏のBWV831第1曲を聞いて深い感銘を受け、是非とも全曲を聴きたいと思っていたところ、CDが発売されていることを知り早速購入した。バッハを知り尽くし確かな技術を持つ小林氏ではあるが、ヴィオルトーソ的ではなく、静かに深く心に染みる演奏で、コバピー氏の言うように「本当にバッハが好きなんだな」と感じさせられた。またイタリア協奏曲は、やたら派手な演奏が多いため私はあまり好きではなかったのだが、小林氏の演奏を聞いて素直にいい曲だと思わされた。 内容詳細によると「ゆったりとしたテンポによる大らかな演奏」とのことだが、私は「控えめなテンポによる慎ましやかな演奏」と表現したい。いにしえの大演奏家の演奏には、バッハ音楽に対する真摯な姿勢に応えるため、まさに端座して傾聴しなければという気にさせられるものが少なくないが、小林氏の演奏は、もちろん小林氏のバッハ音楽に対する真摯さはどんな大演奏家にも劣るものではないことは周知の通りであるが、恰も「そんな大袈裟なものじゃないから楽に聞いてもらっていいんですよ」と優しく語りかけてくるような演奏である。 BWV831第1曲の6/8をリピートしている点でも貴重な録音ではないだろうか。

escargot さん | 宮城県 | 不明

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バッハ演奏で、日本人の演奏を好まない人に...

投稿日:2009/02/25 (水)

バッハ演奏で、日本人の演奏を好まない人に聴いてほしい一枚。イタリア協奏曲とフランス風序曲の他に、半音階的幻想曲とフーガと三つのコラールが収められてますが、そのどれもが「あぁ、バッハが好きなんだな」と思わせる温かみのある演奏です。現代にある過度なパフォーマンスは無いにせよ、一音一音を心を込めて演奏しているのが分かる録音はなかなか耳に出来ないのではないでしょうか?特に、半音階的幻想曲とフーガのフーガ主題の演奏は、音を優しく包むような感じさえします。最後に一つ。普通はオルガンによって演奏されるコラール「これぞ聖なる十戒なり」BWV.679を小林道夫氏はチェンバロで演奏してますが、これが予想以上に素晴らしいもので、一度は耳にしてほしい演奏だと思

コバピー さん | 新潟県 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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