CD 輸入盤

オルガン作品全集 ベルナール・フォクルール(16CD)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
RIC459
組み枚数
:
16
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


古楽大国ベルギーのレーベル『RICERCAR』が誇る名匠の金字塔的録音、待望の再登場!

『RICERCAR』が15年がかりで制作した体系的録音に2008年の新録音を加え、CD16枚にわたり大バッハのオルガン作品の全貌を解き明かした名匠ベルナール・フォクルールの全曲録音、待望のカタログ復活です。
 作曲家が知っていた当時のモデルの楽器とその奏法を研究・再現することにより、作品が生まれた当時の企図に迫ろうとする古楽的アプローチが大きな進展をみせた20世紀の後半、その最前線地域のひとつベルギーで発足したのが『RICERCAR』でしたが、この全集の演奏者ベルナール・フォクルールはそこで当初から重要な録音を連発してきたリチェルカール・コンソートの一員であり、同時にエクス=アン=プロヴァンス歌劇音楽祭やブリュッセル王立モネ劇場などの芸術監督を歴任してきたオルガン奏者=作曲家。当時まさに18世紀以前の状態への修復が進んでいたヨーロッパ各地の歴史的なオルガンの数々での録音は、バッハが好んだ足鍵盤の重低音を活かしたダイナミックな響きばかりでなく、時には18世紀の教会オルガン本来の、残響に頼らない直接音の味わいが生きる音響も再現されています。
 歴史的楽器ならではの音色美の違いを巧みに活かしながら、過剰に構えず自然な音運びの魅力を浮き彫りにしてゆくフォクルールの解釈は、21世紀にもなお新鮮さを失わず、聴くたびに豊かな説得力の中で新たな発見をもたらしてくれることでしょう。フォクルール自身による長大な解説(仏・英・独語)や各楽器紹介、収録作品アルファベット索引など充実した140ページ以上に及ぶライナーノートも貴重な資料となっています。(輸入元情報)

【収録情報】
J.S.バッハ:オルガン作品全集

Disc1:初期の作品群 1
1. 前奏曲とフーガ ニ長調 BWV.532
2. 汝、平和の君、主イエス・キリスト BWV.1102(『ノイマイスター写本』より)
3. ああ主よ、哀れな罪人たるわれを BWV.742(『ノイマイスター写本』より)
4. ああ、神にして主 BWV.714(『ノイマイスター写本』より)
5. 天にまします我らが父よ BWV.737(『ノイマイスター写本』より)
6. 甘き喜びのうちに BWV.751
7. 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.531
8. 神よ、汝が善もて BWV.724
9. いと高き天には神のみぞ栄光あれ BWV.715
10. いと高き天には神のみぞ栄光あれ BWV.711
11. 幻想曲 ハ長調 BWV.570
12. アダムの罪によりすべては失われぬ BWV.705
13. 前奏曲とフーガ ニ短調 BWV.549a
14. 暁の星、なんと美しく BWV.739
15. 讃美を受けよ、イエス・キリスト BWV.722
16. 讃美を受けよ、イエス・キリスト BWV.723
17. われ汝に別れを告げん BWV.735a
18. ペダル練習曲 ト短調 BWV.598
19. 前奏曲とフーガ ト短調 BWV.535
20. 我ら汝神を讃えん(テ・デウム) BWV.725


 使用楽器:アルプ・シュニットガー1693年建造
 録音:1997年8月 ハンブルク、聖ヤコビ教会
Disc2:初期の作品群 2『ノイマイスター写本』のコラール群
1. この日はなんと喜ばしく BWV.719
2. 我らキリスト者 BWV.1090
3. 古き年は過ぎ去りぬ BWV.1091
4. 主なる神、いまぞ天の扉を開きたまえ BWV.1092
5. 心より愛するイエスよ、たとえ罪を犯したもうとも BWV.1093
6. おおイエス、汝が姿やいかに BWV.1094
7. おお穢れなき神の仔羊 BWV.1095
8. 汝、昼日にして光なるキリスト BWV.1096
9. 誉れあれ、キリスト、汝苦しみを受けたもう方 BWV.1097
10. われらみな唯一なる神を信ず BWV.1098
11. 深き淵より、われ汝に叫ぶ BWV.1099
12. 主イエス・キリスト、ただ汝にのみ BWV.1100
13. アダムの罪によりすべては失われぬ BWV.1101
14. 主よ、汝の言葉を我らに守らせたまえ BWV.1103
15. 汝が不運にみまわれようとも BWV.1104
16. 神はわが救い、わが助けにして慰め イエス、わが喜び BWV.1106
17. イエス、わが命の命脈 BWV.1107
18. イエス・キリスト、その夜に BWV.1108
19. イエス・キリスト、その夜に(変奏部) BWV.1108
20. ああ神よ、汝憐れみたまえ BWV.1109
21. おお主なる神、汝が聖なる言葉 BWV.1110
22. 今ぞ、我らが体を休ませたまえ BWV.1111
23. わが命なるキリスト BWV.1112
24. われ自らを神に委ねん BWV.1113
25. 主イエス・キリスト、汝こよなき宝 BWV.1114
26. 心より汝を愛さん、おお主よ BWV.1115
27. 神のみわざは善きかな BWV.1116
28. 人みな死すべき定めにあり BWV.1117
29. 神よ、我を汝が善へ向かわしめよ BWV.957
30. 目覚めよ、わが心 BWV.1118
31. 水の深きを求めるごとく BWV.1119
32. 汝、真実の輝きなるキリストよ BWV.1120


 使用楽器:ヨハン・エルンスト・デーリング1747年建造
 録音:1995年11月 ドイツ中部テューリンゲン地方、ベッテンハウゼン聖十字架教会
Disc3:初期の作品群 3
1. 幻想曲とフーガ イ短調 BWV.561
2. ああ、わが命は何物ぞ BWV.743
3. 愚かなる者らの口、なめらかに語り出で ohne BWV(『ルドルフ写本』より)
4. まことの人にして神なる主イエス・キリスト ohne BWV(『ルドルフ写本』より)
5. まことの人にして神なる主イエス・キリスト ohne BWV(『ルドルフ写本』より)
6. かくも喜びに満てる日 ohne BWV(『ルドルフ写本』より)
7. 『ああ罪人なるわれ、何をなすべきか』によるパルティータ ohne BWV
8. 幻想曲 ト長調 BWV.571
9. 『おお父よ、全能なる神よ』によるパルティータ BWV.758
10. 前奏曲とフーガ イ短調 BWV.569/947
11. 『ああ罪人なるわれ、何をなすべきか』によるパルティータ BWV.770
12. トッカータ(前奏曲とフーガ)ホ長調 BWV.566
13. 『主なる神、われらがもとにあらずば』による幻想曲 BWV.1128


 使用楽器:
 ヨハン・カスパー・ロンメル1778年建造(1-12)
 アルプ・シュニットガー1691年建造(アルベルトゥス・アントニウス・ヒンツゾーン1740年改修)(13)

 録音:
 1996年5月 ドイツ中部テューリンゲン地方ツェッラ・メーリス、聖ブラジウス教会(1-12)
 1996年5月 オランダ北部フローニンゲン地方フローニンゲン、聖マルティヌス教会(13)
Disc4:初期の作品群 4
1. わが魂は主をあがめ BWV.733
2. いざ来たれ、異教徒の救い主よ BWV.699(『キルヘンベルガー写本』より)
3. イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ BWV.697(『キルヘンベルガー写本』より)
4. 神のひとり子なる主キリスト BWV.698(『キルヘンベルガー写本』より)
5. 神の御子は来たれり BWV.703(『キルヘンベルガー写本』より)
6. われらキリストを讃えまつらん BWV.696(『キルヘンベルガー写本』より)
7. 全能の神をたたえん BWV.704(『キルヘンベルガー写本』より)
8. 高き天よりわれは来たれり BWV.701(『キルヘンベルガー写本』より)
9. 高き天よりわれは来たれり BWV.700(『キルヘンベルガー写本』より)
10. いと高き天には神のみにぞ栄光あれ BWV.716
11. 主イエス・キリスト、我らを顧みたまえ BWV.726
12. フーガ ハ長調 BWV.946
13. フーガ ホ短調 BWV.945
14. わが愛しき神に BWV.744
15. わが愛しき神に ohne BWV
16. コラール『キリストは死の縄に繋がれぬ』による幻想曲 BWV.695a
17. 我ら唯一なる神を讃えん BWV.765
18. 幻想曲 ト短調 BWV.917
19. フーガ ホ短調 BWV.956
20. 前奏曲 ハ長調 BWV.943
21. フーガ ハ長調 BWV.953
22. 前奏曲とフゲッタ(小フーガ) ニ短調 BWV.899
23. 前奏曲とフゲッタ(小フーガ) ヘ長調 BWV.901
24. 前奏曲とフゲッタ(小フーガ) ト長調 BWV.902
25. 幻想曲とフーガ イ短調 BWV.904
26. 『汝、真実の輝きなるキリストよ』による多彩なパルティータ BWV.766


 使用楽器:
 ゴットフリート・ジルバーマン1715年建造(1-25)
 ゴットフリート・ジルバーマン1735年建造(26)

 録音:
 1995年9月 ドイツ中部ザクセン地方プファーフローダ、聖ゲオルギウス教会(1-25)
 1995年6月 ドイツ南西部ヴュルテンベルク地方フライブルク、聖ペテロ教会(26)
Disc5:初期の作品群 5
1. 前奏曲とフーガ ホ短調 BWV.533
2. 旋律模倣による幻想曲 ロ短調 BWV.563
3. われ汝に別れを告げん BWV.736
4. 甘き喜びのうちに BWV.729
5. イエスはつねにわが慰めならん BWV.702
6. 高き天より我は来たれり BWV.738
7. レグレンツィの主題によるフーガ ハ短調 BWV.574
8. 汝らキリスト者、皆で神を讃えよ BWV.732
9. 主よ、汝のうちにのみわれ望みをもつ BWV.712
10. フーガ ハ短調 BWV.575
11. 『おお、汝正しくして善なる神よ』によるパルティータ BWV.767
12. フーガ(ジグ)ト長調 BWV.577


「J.S.バッハの真筆か疑わしい作品」
13. われらみな唯一の神を信ず BWV.740
14. 『深き淵より』によるパルティータ BWV.745
15. 主イエス・キリスト、神の独り子 BWV.Anh.55
16. 我らに幸せを成したもうキリスト BWV.747
17. 天にまします我らが父よ BWV.762
18. トリオ(アダージョ)ニ短調 BWV.583
19. 小さな和声の迷宮 BWV.591


 使用楽器:
 ゴットフリート・ジルバーマン1735年建造(1-6)
 ドミニク・トーマ建造(ゴットフリート・ジルバーマンの楽器に基づく再現楽器)(7-19)

 録音:
 1997年6月 ドイツ南西部ヴュルテンベルク地方フライブルク、聖ペテロ教会(1-6)
 1997年6月 ベルギー南部ナミュール地方、レフ聖母修道院(7-19)
Disc6:ヴァイマール宮廷時代の作品群 1
1. 幻想曲 ト長調(フランス風小品) BWV.572
2. コレッリの主題によるフーガ ロ短調 BWV.579
3. 幻想曲とフーガ ハ短調 BWV.537
4. ヨハン・エルンスト公の協奏曲ハ長調 BWV.595
5-8. パストラーレ ヘ長調 BWV.590
9. 幻想曲 ハ短調 BWV.562
10. 全音栓によるアッラブレーヴェ ニ長調 BWV.589
11. 『善なるイエスを歓迎せん』によるパルティータ BWV.768


 使用楽器:カール・ヨーゼフ・リープ1766年建造『聖三位一体オルガン』
 録音:1982年 ドイツ南部シュヴァーベン地方、オットーボイレン修道院
Disc7:ヴァイマール宮廷時代の作品群 2〜『オルガン小曲集』
1. 今ぞ来たれ、異教徒の救い主 BWV.599
2. 神の子は来れり BWV.600
3. 主イエス・キリスト、神の独り子 BWV.601
4. 全能なる神を讃えてあれ BWV.602
5. ベツレヘムにみどり児生まれ BWV.603
6. 讃美を受けよ、汝イエス・キリスト BWV.604
7. この日はなんと喜ばしく BWV.605
8. 高き天より我は来れり BWV.606
9. 高き天より天使の軍勢来れり BWV.607
10. 甘き喜びのうちに BWV.608
11. 汝らキリスト者、皆で神を讃えよ BWV.609
12. イエス、わが喜び BWV.610
13. 我らキリストをよく讃えまつらん BWV.611
14. 我らキリスト者 BWV.612
15. われとともに神の慈しみを讃えよ BWV.613
16. 古き年は過ぎ去りぬ BWV.614
17. 汝にわが喜びあり BWV.615
18. 平和と喜びもて我は行く BWV.616
19. 主なる神、いまぞ天の扉を開きたまえ BWV.617
20. おお穢れなき神の仔羊 BWV.618
21. キリスト、汝神の仔羊よ BWV.619
22. 我らに幸せを成したもうキリスト BWV.620
23. イエスが十字架にかかりしとき BWV.621
24. おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け BWV.622
25. 主イエス・キリスト、我ら汝に感謝せん BWV.623
26. 神よ助けたまえ、我成し遂げんことを BWV.624
27. キリストは死の縄に繋がれぬ BWV.625
28. 我らが救い主イエス・キリスト BWV.626
29-31. キリスト、甦りぬ BWV.627
32. 甦りぬ、聖なるキリスト BWV.628
33. 栄光の日は現れぬ BWV.629
34. 今日この日、神の子は勝利せり BWV.630
35. 来たれ、創造主なる神、聖なる霊 BWV.631
36. 主イエス・キリスト、我らを顧みたまえ BWV.632
37. 最愛のイエス、我らここにあり BWV.633
38. これぞ聖なる十戒 BWV.635
39. 天にまします我らが父よ BWV.636
40. アダムの罪によりすべては失われぬ BWV.637
41. 我らに来たりぬ、この救い BWV.638
42. われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ BWV.639
43. われ汝にこそ頼らん BWV.640
44. 我ら困難このうえなき時 BWV.641
45. 最愛の神にのみ統べられし者みな BWV.642
46. 人みな死すべき定めにあり BWV.643
47. ああ、何と儚く、何と空しきかな BWV.644


 使用楽器:トーマス・ショット1619年建造
 録音:1985年 スイス、ベルン州、ムーリ修道院
Disc8:ヴァイマール宮廷時代の作品群 3
1. トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564
2. われいずこに逃れ行かん BWV.694
3. 我らが神は固き砦 BWV.720
4. 前奏曲とフーガ イ短調 BWV.551
5. 最愛の神にのみ統べられし者みな BWV.690
6. 今ぞ喜べ、キリスト者たち BWV.734
7. 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.545
8. 我らキリスト者 BWV.710
9. 主イエス・キリスト、我らを顧みたまえ BWV.709
10. 前奏曲とフーガ ト長調 BWV.541
11. バビロンの流れのほとりで BWV.653b
12. トッカータとフーガ ニ短調 BWV.538『ドリア調』


 使用楽器:アルプ・シュニットガー1692年建造
 録音:1988年10月 ドイツ北西部オストフリースラント地方ノルデン、聖ルートゲリ教会
Disc9:ヴァイマール宮廷時代の作品群 4
1. 前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543
2. いと高きところに神のみにぞ栄光あれ BWV.717
3. 前奏曲とフーガ ト長調 BWV.550
4. 『イエス、わが喜び』による幻想曲 BWV.713
5. 前奏曲とフーガ イ長調 BWV.536
6. カンツォーナ ニ短調 BWV.588
7. 前奏曲とフーガ ヘ短調 BWV.534
8. フーガ ト短調 BWV.578
9. トッカータとフーガ ヘ長調 BWV.540


 使用楽器:トーマス・ショット1619年建造
 録音:1990年5月 スイス、ベルン州、ムーリ修道院
Disc10:ヴァイマール宮廷時代の作品群 5
1. 協奏曲 イ短調 BWV.593〜ヴィヴァルディの合奏協奏曲 Op.3-8による
2. 協奏曲 ハ長調 BWV.594〜ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲『ムガール大帝』による
3. 協奏曲 ニ短調 BWV.596 〜ヴィヴァルディの合奏協奏曲 Op.3-11による
4. 主なる神、汝われを憐れみたまえ BWV.721
5. 前奏曲とフーガ ニ短調 BWV.539
6. 最愛のイエス、我らここにあり BWV.730/731
7. 協奏曲 ト長調 BWV.592〜ザクセン=ヴァイマール公子ヨハン・エルンストのヴァイオリン協奏曲による


「J.S.バッハの真筆か疑わしい作品」
8. トリオ ハ短調 BWV.585
9. アリア(レジェルマン) ヘ長調 BWV.587
10. トリオ ト長調 BWV.586


 使用楽器:
 エラスムス・ビールフェルト1736年建造(1-5)
 ヤコブス・ファン・ハーヘルベール1668年建造&ルーロフ・バーレンツゾーン・ダイスホート1673年改修(6,7)
 ドミニク・トマ建造(ゴットフリート・ジルバーマンの楽器に基づく再現楽器)(8-10)

 録音:
 1990年6月 ドイツ北部ニーダーザクセン地方シュターデ、聖ヴィルハーディ教会(1-5))
 1984年6月 アムステルダム新教会(6,7)
 1997年6月 ベルギー南部ナミュール地方、レフ聖母修道院(8-10)
Disc11:ライプツィヒ時代の作品群 1:『鍵盤練習曲集 第3巻』1
1. 前奏曲 変ホ長調 BWV.552/1
2. キリエ、永遠の父なる神 BWV.669
3. キリスト、全世界の慰め BWV.670
4. キリエ、神にして聖なる霊 BWV.671
5. キリエ、永遠の父なる神 BWV.672
6. キリスト、全世界の慰め BWV.673
7. キリエ、神にして聖なる霊 BWV.674
8. いと高き天には神のみにぞ栄光あれ BWV.675
9. いと高き天には神のみにぞ栄光あれ BWV.676
10. いと高き天には神のみにぞ栄光あれ BWV.677
11. これぞ聖なる十戒 BWV.678
12. われらみな唯一の神を信ず BWV.680
13. 天にまします我らが父よ BWV.682
14. これぞ聖なる十戒 BWV.679
15. 我ら唯一なる神を讃えん BWV.681
16. 天にまします我らが父よ BWV.683
17. 我らが主キリスト、ヨルダン川に来たり BWV.684
18. 深き淵より、われ汝に呼ばわる BWV.686
19. 我らが救い主イエス・キリスト BWV.688


 使用楽器:アルプ・シュニットガー1691年建造(アルベルトゥス・アントニウス・ヒンツゾーン1740年改修)
 録音:1987年7月 オランダ北部フローニンゲン地方フローニンゲン、聖マルティヌス教会
Disc12:ライプツィヒ時代の作品群 2:『鍵盤練習曲集 第3巻』2
1. 我らが主キリスト、ヨルダン川に来たり BWV.685
2. 深き淵より、われ汝に呼ばわる BWV.687
3. 我らが救い主イエス・キリスト BWV.689
4. デュエット ホ短調 BWV.802
5. デュエット ヘ長調 BWV.803
6. デュエット ト長調 BWV.804
7. デュエット イ短調 BWV.805
8. フーガ 変ホ長調 BWV.552/2


(ヴァイマール宮廷時代の作品群 6)
9. キリストは死の縄に繋がれぬ BWV.718
10. トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565
11. われ心より希わん BWV.727
12. 幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542
13. 『さらば、われ汝に決別せん』による幻想曲 BWV.735
14. イエスはわが頼り BWV.728
15. パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV.582


 使用楽器:アルプ・シュニットガー1691年建造(アルベルトゥス・アントニウス・ヒンツゾーン1740年改修)
 録音:1987年7月(1-8)、2008年9月(9-12) フローニンゲン、聖マルティヌス教会
Disc13:ライプツィヒ時代の作品群 3:『ライプツィヒ・コラール集』1〉
1. 『来たれ、聖霊』による幻想曲 BWV.651
2. 汝を飾れ、おお愛すべき魂 BWV.654
3. われ神より去らじ BWV.658
4. 今ぞ来たれ、異教徒の救い主 BWV.659
5. 今ぞ来たれ、異教徒の救い主(トリオ) BWV.660
6. 今ぞ来たれ、異教徒の救い主 BWV.661
7. 我らが救い主イエス・キリスト BWV.666
8. 今ぞ諸人、神に感謝せよ BWV.657
9. 主イエス・キリスト、我らを顧みたまえ(トリオ) BWV.655
10. 来たれ精霊、主なる神 BWV.652
11. バビロンの流れのほとりで BWV.653
12. 我らが救い主イエス・キリスト BWV.665
13. いと高き天には神のみにぞ栄光あれ BWV.662
14. いと高き天には神のみにぞ栄光あれ BWV.663
15. いと高き天には神のみにぞ栄光あれ(トリオ) BWV.664


 使用楽器:ゴットフリート・ジルバーマン1735年建造
 録音:1991年10月 ドイツ南西部ヴュルテンベルク地方フライブルク、聖ペテロ教会
Disc14:ライプツィヒ時代の作品群 4:『ライプツィヒ・コラール集』2
1. おお穢れなき神の仔羊 BWV.656 〜『ライプツィヒ・コラール集』
2. われは汝の玉座の前に BWV.668a 〜『ライプツィヒ・コラール集』
3. 来たれ、創造主なる神、聖なる霊 BWV.667 〜『ライプツィヒ・コラール集』
4. 前奏曲とフーガ ハ短調 BWV.546
5. カノン形式による変奏曲『いと高き天より我は来たれり』 BWV.769a
6. 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.547

(ライプツィヒ時代の作品群 5:『シュープラー・コラール集』)
11. 目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえ BWV.645
12. われいずこに逃れ行かん BWV.646
13. 最愛の神にのみ統べられし者みな BWV.647
14. わが魂は主をあがめ BWV.648
15. ああ、我らのもとに留まりたまえ、主イエス・キリスト BWV.649
16. イエスよ、今ぞ天より降りて BWV.650


 使用楽器:ゴットフリート・ジルバーマン1735年建造
 録音:1991年10月 ドイツ南西部ヴュルテンベルク地方フライブルク、聖ペテロ教会
Disc15:ライプツィヒ時代の作品群 6
1. 前奏曲とフーガ ロ短調 BWV.544
2. トリオ・ソナタ第2番 ハ短調 BWV.526
3. トリオ・ソナタ第1番 変ホ長調 BWV.525
4. トリオ・ソナタ第5番 ハ長調 BWV.529
5. 前奏曲とフーガ ホ短調 BWV.548


 使用楽器:ヨハン・ネポムク・ホルツハイ1797年建造
 録音:1992年7月 ドイツ中部テューリンゲン地方、ポニッツ教会
Disc16:ライプツィヒ時代の作品群 7
1. トリオ・ソナタ第6番 ト長調 BWV.530
2. トリオ・ソナタ第4番 ホ短調 BWV.528
3. トリオ・ソナタ第3番 ニ短調 BWV.527
4. 小さな前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.553
5. 小さな前奏曲とフーガ ニ短調 BWV.554
6. 小さな前奏曲とフーガ ホ短調 BWV.555
7. 小さな前奏曲とフーガ ヘ長調 BWV.556
8. 小さな前奏曲とフーガ ト長調 BWV.557
9. 小さな前奏曲とフーガ ト短調 BWV.558
10. 小さな前奏曲とフーガ イ短調 BWV.559
11. 小さな前奏曲とフーガ 変ロ長調 BWV.560
12. 前奏曲 ト長調 BWV.568
13. フーガ ト長調 BWV.576


 使用楽器:
 ヨハン・ネポムク・ホルツハイ1797年建造(1-3)
 ドミニク・トーマ建造(ゴットフリート・ジルバーマンの楽器に基づく再現楽器)(4-13)

 録音:
 1992年8月 ドイツ南部ヴュルテンベルク地方、ネーレスハイム(1-3)
 1997年6月 ベルギー南部ナミュール地方、レフ聖母修道院(4-13)

 ベルナール・フォクルール(オルガン)

 録音方式:ステレオ(デジタル)
 総収録時間:19時間39分


総合評価

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Bernard FoccroulleがRicercareにて完成さ...

投稿日:2023/09/18 (月)

Bernard FoccroulleがRicercareにて完成させたJ.S.Bach/オルガン作品全集。実は数年以上前に購入済みだったのですが、仕事の忙しさでなかなかまとめて聴く機会を作れず、今回初めて全曲を聞き通しました。この盤、録音時期は1982~2008年と26年に亘ってますが、その大半は1980年代から1990年代はじめ、Foccroulleの20代後半から40歳前半の比較的若い時代に録音されています。この全集の最大の特徴は他の評者も述べられてますが、現時点でおそらく最多の収録曲数(フーガの技法未収録ながら300曲ほど、昔のWalchaらの2倍以上)を近年のBach研究の成果に基づき、成立年代順に収録したことでしょう。ちょっとでもBachの作品の歩みに関心のある方なら、よくご存知と思いますが、Bach作品はたとえBWV番号を与えられてる作品であっても真贋がはっきりしてないものが多数あり、それは特にオルガン作品において最も顕著で(特にコラール!)、完全にBachの真作と確定したものはかなり数が減ります。そこらへん、どこまでを収録するかが常に課題になると思うのですが、この全集の基本姿勢は一曲一曲を歴史的・音楽学的根拠を検証した上で、BWV番号があっても現在すでに他人の作品であることが学術的に確定したものを完全に排除し、Bach真作確定作品と、疑いはあるが真作の可能性も残っている作品を(原則として)ほぼすべて演奏しています。従って、近年の新発見であるノイマイスター写本や2008年の新発見曲であるファンタジアBWV1128、さらには未だBWV番号が与えられていないがBach作の可能性がある曲も積極的に収録しており、資料的価値としては現在望みうる最上の全集と言えるのではないでしょうか(なぜかBWV1121が収録されてませんが...)。FoccroulleのDiscの常として、自らかなり詳細な解説を執筆されており(これだけの大全集なのに!)、いつもながらその学識と誠実な姿勢には本当に頭がさがります。全集内容ですが、そもそもBachの作品で成立年代がある程度確定しているものは実は少数で、大半は成立年代が未確定、よくって大体この頃、くらいなので、こういった成立年代順に構成していく作業はどこまでいっても完全な満足は望めません。正直、なぜこの作品がここに、っていう曲は複数ありますが、それでもFoccroulleと制作チームができる限り最新の研究成果に沿おうとした結果であるのは痛いほどよく解りますので、全集構成に関して大きな不満はありません。むしろ問題なのはBachのごく若い時代、それも真贋のはっきりしていない作品群を含めて成立年代順に曲を並べることで、全体の印象が玉石混交の茫漠としたものになりかねないことで、これは最近進行中のBenjamin Alardの鍵盤音楽全集でも全く同じ印象を持ちました。このFoccroulleの全集でも全体の1/3以上を占める若い時代の作品群を扱う盤ではそういった聞き終えて全体の印象が残りづらい憾みが否定できず、こういった構成が演奏そのものに対する否定的な評価につながりかねないと思えました。あの奇跡的なフーガの技法をFoccroulleが録音したのは60歳近く、この全集の大半はそれより20年前の録音なので、Foccroulleのオルガニストとしての技量もこの当時はまだまだ発展途上にあったはず、部分部分で演奏自体に満足できない印象も否定できませんが、この全集構成自体がその印象にやや拍車をかけることになったかもしれないと(他の評者の「下手」という評価をみて)思いました。ただ冷静に一曲一曲を取り出して聴けば、この若い時代のFoccroulleが若手オルガニストの水準を遥に超える名手であることは感じ取れ、たとえHelmut Walchaの前人未到の透徹した名演奏には遠く及んでいなくても歴史的、資料的、音楽的に十分に一級品の価値を有することは認められます(余談ですが、逆にフーガの技法に関して言えば、Walchaといえど2010年のFoccroulleの名演には全く及んでいません)。細部でいえば、これを超える演奏は複数あると思いますが、それでも全体的にみて現在最も価値の高いBach/オルガン作品全集の一つであることは疑いないと思います。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

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フーガが下手。 クラヴィーア練習曲集第3...

投稿日:2015/10/31 (土)

フーガが下手。 クラヴィーア練習曲集第3巻のフーガ(BWV 552 2/2)なんて、テンポがメチャクチャで、曲の構造が見えず、素晴らしいバッハの最高傑作の一つが台無し。 一方で、別の方が書いているが、曲の選択は素晴らしい。 バッハの作品を正確に全集にしている。 現在も不明な作品は、不明な作品として、最後に集められている。 対位法の曲が演奏は素晴らしいのに、対位法の一形態であるフーガが下手って何? もしあなたが、コラールが好きなら、ぜったいにおすすめの全集。

ミニマルが命 さん | 神奈川県 | 不明

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このバッハオルガン作品全集の最大の特長は...

投稿日:2011/06/25 (土)

このバッハオルガン作品全集の最大の特長は、全曲をほぼ作曲年代順に配列したことだろう。バッハのキャリアを通じて、後年のスタイルや楽想がどのように生まれ発展してきたかを俯瞰できるという大きなメリットがある。このアンソロジーから、20歳前後のバッハが実はバリバリの実験音楽家であって、コラールとトッカータの結合や、強烈な不協和音や半音階の連続など、新奇な手法を繰り返し試みていたことがわかる。音楽芸術としては忍耐を強いられる面もあるが、バッハらしく光るものは存分にある。20代前半には既に同時代に遥かに抜きん出た巨匠の腕を見せた後、イタリア協奏曲に触れてからは北方様式や古様式、各地の新様式との統合によるオルガン芸術の深化に終生取り組んだという眺望が見渡せる。これは20歳の若気の試みの深化拡大に他ならないだろう。BWV順の機械的な配列や、まして無意味なランダム配列(退屈防止?盤枚数削減?)では、このような展望を味わうことは全く不可能だ。作曲年代が確定できない作品も多くあり、編集上の都合で一部の作品群が作曲年代の異なる部分に配置されていることもあるが、全体的にはほぼ納得できる配列といっていいだろう。敢えて困難に挑んだ試みに拍手を送りたい。フォクルールの演奏は、ヴィルトゥオーゾのというよりは深い考察に基づいた確実な手腕によるゆるぎのない名演といえるものだ。ヨーロッパ各地の個性的な歴史的オルガンが使用され、音響の驚くべきバラエティが楽しめる一面もある。最近の研究により偽作と判断された作品はかなり厳密に削除されている一方、新発見曲が網羅されている点も注目に値する。現在最も完成度の高いバッハオルガン全集といえるのではないだろうか。また、従来はチェンバロ用の作品とされていながらも明確な楽器指定のないBWV904を筆頭とした数曲(BWV800番台、900番台)が取り上げられているのも注目点だろう。大部冊の解説論文はそれだけで読み応え十分だが、誤植が多い(英独仏のうち英文部分だが)。また収録位置検索のために曲名順の索引が付けてあるが、あまり役に立たない。BWV順索引の方が実用的だろう。

六里庵 さん | 岡山県 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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