CD

Sym, 8, : G.wand / Ndr So (1993)

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BVCC37086
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ブルックナー交響曲第8番
ヴァント&北ドイツ放送響

1993年12月デジタル・ライヴ。ヴァント4度目のレコーディングで、あまりの完成度の高さに発売当時、大評判になったものです。ヴァントの示す細密画的ヴィジョンに、鑑賞時どこまで肉薄できるか、聴き手にも試練とさえ言えるモニュメンタルな名演です。

収録曲   

総合評価

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数あるヴァントのブル8の中でこの(いやす...

投稿日:2012/01/21 (土)

数あるヴァントのブル8の中でこの(いやすべてのブル8録音の中で)1993年ハンブルグライブが録音を含め最高ではないかと思う。ベルリンフィルのライブも確かにすごい。しかしベルリンフィルはどうも機能的すぎて8番にいま一つしっくりこないような気がする。録音も素晴らしいがvividすぎるきらいがある。一方このハンブルグライブはほの暗い音色と弦楽器の分厚さ、得に低域の充実感が素晴らしい。 また、金管の咆哮も意思してか抑えられており、その奥ゆかしさにしびれてしまう。私の再生装置で聴く場合、ブル8はこんな録音だったらいいなという理想に近い。それがSACDになったのであればなおさらだ。ちなみにブル9はベルリンフィルライブに軍配が上がる。終始硬質にぴんと張り詰めた感のある9番にはベルリンフィルの演奏、録音がぴったり。

fukifuki さん | 茨城県 | 不明

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ブルックナーの交響曲を数多く演奏・録音し...

投稿日:2012/01/02 (月)

ブルックナーの交響曲を数多く演奏・録音してきたヴァントが、最も数多くの録音を遺した交響曲は、何と言っても第8番であったと言える。ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団との演奏(1971年)にはじまり、ヴァントによる唯一の全集を構成するケルン放送交響楽団との演奏(1979年)、先般発売されて話題を呼んだNHK交響楽団との演奏(1983年)と続くことになる。そして、その後は、北ドイツ放送交響楽団との3度にわたる演奏(1987年ライヴ録音、1990年東京ライヴ録音、1993年ライヴ録音(本盤))、ミュンヘン・フィルとの演奏(2000年ライヴ録音)、ベルリン・フィルとの演奏(2001年ライヴ録音)の5度にわたって録音を行っており、合計で8度にわたって録音したことになるところだ。これは、演奏・録音に際して厳格な姿勢で臨んだヴァントとしても信じ難い数多さと言えるところであるが、それだけ同曲の演奏に自信を持って臨んでいたということであり、これら遺された録音はいずれ劣らぬ素晴らしい名演であると高く評価したいと考える。この中で、最も優れた超名演は、ミュンヘン・フィル及びベルリン・フィルとの演奏であるというのは衆目の一致するところであろう。もっとも、北ドイツ放送交響楽団との最後の録音となった本盤の演奏も、さすがにミュンヘン・フィル及びベルリン・フィルとの演奏のような至高の高みには達していないが、十分に素晴らしい名演と高く評価するのにいささかも躊躇するものではない。1980年代までのヴァントによるブルックナーの交響曲の演奏におけるアプローチは、厳格なスコアリーディングの下、楽曲全体の造型を厳しく凝縮化し、その中で、特に金管楽器を無機的に陥る寸前に至るまで最強奏させるのを特徴としており、優れた演奏である反面で、スケールの若干の小ささ、そして細部にやや拘り過ぎる神経質さを感じさせるのがいささか問題であった。そうした短所も1990年代に入って、かかる神経質さが解消し、スケールの雄大さが加わってくることによって、前述のミュンヘン・フィルやベルリン・フィルとの歴史的な超名演を成し遂げるほどの高みに達していくことになるのだが、1990年の来日時の演奏や本盤におさめられた演奏は、そうした最晩年の超名演の先駆であり、高峰への確かな道程となるものとも言える。比較的ゆったりとしたテンポをとっているが、必ずしも持たれるということはなく、ゆったりとした気持ちで、同曲の魅力を満喫することができるというのは、ヴァントのブルックナーへの理解・愛着の深さの賜物と言える。金管楽器の最強奏も相変わらずであるが、ここでは、やり過ぎということは全くなく、常に意味のある、深みのある音色が鳴っているのが素晴らしい。音質は、従来CD盤からして比較的良好な音質であったが、その後、SHM−CD盤が発売されるに及んで、更に鮮明さを増すなど十分に満足できる高音質であり、私も、当該SHM−CD盤をこれまで愛聴してきたところだ。ところが今般、ついに待望のSACD化が行われることによって、更に見違えるような鮮明な音質に生まれ変わったところだ。音質の鮮明さ、音場の幅広さ、そして音圧のいずれをとっても一級品の仕上がりであり、あらためてSACDの潜在能力の高さを思い知った次第である。いずれにしても、ヴァントによる至高の名演を、SACDによる高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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SHM盤で久しぶりに聴いた。圧倒された。...

投稿日:2009/10/26 (月)

SHM盤で久しぶりに聴いた。圧倒された。チェリビダッケのリスボンライヴ(AUDIOR)やヴァントの96年ベルリン盤(MEMORIES)、クナの63年ライヴ(DREAMLIFE)と並ぶ、第8番演奏の輝かしい記録だと思った。音も以前の薄ベールのかかったようなイマイチな印象(記憶違いか?)が薄れ、実に美しいと思った。緻密さ、統率力は群を抜き、音楽の素晴らしさが眼前に広がる。

としちゃん さん | 宮城県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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