【インタビュー】舞台「パタリロ!」加藤諒

2016年12月02日 (金) 00:00

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今やテレビでも引っ張りだこの加藤諒。 そのキャラクターとビジュアルをもって、唯一無二の存在感を打ち立てているが、間もなく開幕となるこの舞台で、彼をおいてほかにその役を演じられる人間がいるだろうか。

そう、それは、あの「パタリロ」である。

あの風貌、そしてあの動き・・・もはや人間が演じることは不可能と思われていた、あの「パタリロ」だ。バンコランやマライヒはともかく、パタリロを違和感なく演じることができる大人がまさか存在したとは・・・。
その驚きはやはり多くの人に共通していたようだが、加藤諒が扮したパタリロのビジュアルが解禁されたときには、日本国中が(オーバーか・・・?)驚愕し、そのイメージを裏切らない出来栄えをSNSでシェアせずにはいられなかった。

そんな加藤諒が、目の前にパタリロ殿下として現れたときの衝撃。
そのクオリティの高さに心の中で拍手喝采。ビジュアルが発表されたときの世間の反響も大きかったが、実際に目の前にその姿で登場されると、もはや“殿下”にしか見えない。
そうなると、こちらも“殿下”としてお迎えをしなければならない、失礼があってはならない――そう緊張が走り、心が一瞬怯んだ・・・のもつかの間、用意されたアンティーク調の豪華な肘掛け椅子に腰掛けるや否や「ウオッホホ、ちょっと深いー!」と興奮を抑えられない姿を見て、ホッと胸をなでおろした。
ひと度口を開くと――やはり殿下ではなく、加藤諒その人でしかなかった(笑)。


ー 「パタリロ」はご存知でしたか?

加藤 マンガは読んだことはなかったです。でもキャラクターは見たことがあって、「あ・・・これ、やるんだ」と。実際に読んでみて結構な衝撃を受けました。これを生身の人間がやったらどうなるんだろう?と・・・。

ー 衝撃・・・でしたか(笑)。“主演”דパタリロ”は相当な衝撃だったんですね。

加藤 パタリロは、ちょっと人間離れしてるじゃないですか?自分がこれをどう演れるんだ?という不安はあったんですが、魔夜先生とお話させていただく機会がありまして、その時に「60%くらいの力でやれば大丈夫だよ」というお言葉をいただきました。

ー 直接その言葉をいただいたんですね。

加藤 「あなただったらできると思う」というお言葉をいただけたので、もうやるしかないという覚悟はできました。

ー お墨付きですね。

加藤 そうですねー!魔夜先生にお会いする前はちょっと不安があったんですけれども、そう言っていただけたので、もうやるしかないなと思いました。世間のネットユーザーの皆さまが「いい!」と言ってくださっているので、その期待を裏切らないように、あとは病気にならないように、やるしかないですね。

ー パタリロと言えば、どうしてもクックロビン音頭が切っても切れないと思いますが。

加藤 クックロビン音頭が出てくるかどうかは、乞うご期待・・・とさせてください。

ー 周囲でもそれがもっぱら話題でした。果たしてクックロビン音頭をやってくれるのかどうか?と。

加藤 ですよねー。ビジュアル撮影でこの衣装を着た時に、一応クックロビン音頭のポーズは撮ってあるんです。いちポーズだけで、全てをした訳ではないんですが、それだけでも翌日筋肉痛になるほど大変だったので、柔軟と筋トレはちゃんとやっておいた方がいいかなあと思っています。


無邪気なパタリロ殿下を全身で表現


ー あれだけキレッキレのダンスができる、動ける加藤さんでもそうなんですね。

加藤 僕、実際にはそんなに身体は柔らかくないので(笑)、柔軟とかをちゃんとやっておかなくっちゃと思っています。

ー ちなみにゴキブリ走法も期待していいですか?

加藤 あれは・・・カサカサ言ってますし、最初にマンガやアニメでゴキブリ走法を見た時に「これ、どうすんだろ・・・」って思いました。そんな速く足動かせないし(笑)。でも演出の小林顕作さんは、アナログな手法で見せるのが本当に上手な方なので、ゴキブリ走法も素晴らしいやり方で見せてくれると信じて楽しみにお待ちください。

ー パタリロがいかに人間離れしているかという話の中で恐縮ですが、パタリロとご自身の類似点があれば教えてください。

加藤 人間離れはしていても、人間味が見えるところがパタリロの魅力でもあると思うんです。パタリロは結構“かまってちゃん”で、やっぱり子供なんだなと思うんです。実は僕も結構“かまってちゃん”なので、いつもマネージャーさんに「褒めてよー!」って言ってます(笑)。その点はパタリロに似ているかもしれないです。

ー ご自身よりも、加藤さんの親世代の方が作品に馴染みがあると思いますが、今回の公演が決まって、ご両親の反応はいかがでしたか?

加藤 親は「あれをやるんだ?!」みたいな感じでしたが、観てみたいと言われました。周りからも、「お母さんが観に行きたいって言ってるから一緒に観に行くね」みたいに言われることが多いです。でも共演するキャストの方々はミュージカル『テニスの王子様』とかに出演されていたり、人気のある方々なので、今回の舞台は老若男女に受け入れられる、幅広い世代の方が観に来て楽しい舞台になるのかなって思っています!

くるくる変わる表情はまさに七変化


ー 今回、パタリロのビジュアル再現度の高さが話題になりましたが、ご自身ではその点をどう評価していますか?

加藤 実は、衣装合わせの時に眉毛問題が勃発したんです。僕は潰したり消したりするのかなと思っていたんですが、スタッフさんとお話をした時に、「せっかく加藤諒がやるのであれば眉は残しでいきたい」という話になりました。果たしてこれでいいのかな?という不安があったので、ビジュアルが解禁になった時に、周りの方に「眉毛太いままなんだけど、これで大丈夫かな?」と訊いてみたら「眉毛が気にならないくらいの完成度になってる」と言ってもらえたのでホッとしました(笑)。パタリロの眉毛は細い方がいいって思っている方もいらっしゃると思うんですが、そこはやっぱり“役者の腕”で(笑)、そんなことも気にならないくらいのパタリロを演じられたらいいなと思っています。

ー バンコラン役の青木さん、マライヒ役の佐奈さんのビジュアルはどう思われましたか?

加藤 佐奈くんのマライヒは美しいですよねー。佐奈くんと初めての共演ですが、佐奈くん自体がキレイで。でも、彼は声が低いんですよ。そこがどうなるのかをお楽しみに。バンコランの玄くんはホントにマンガから飛び出してきたかのような、“そのもの”。早くお芝居で動いている姿を見てもらいたいです。

ー 今回の舞台で、眉毛以外に“自分らしさ”をどういう点で出していきますか?

加藤 やるからには自分らしさは出していきたいと思っています。原作が現実離れしていますが、やっぱり生身の人間が演じるので、観ている方に、パタリロの世界がどこかにあって、生きてるんだなって感じてもらえるようなパタリロを演じてみたいなって思ってます。

ー 舞台で人間離れしているキャラクター、ストーリーをどう表現していくのか、とても期待しています。最後に舞台への意気込みを!

加藤 ダンスや身体表現とかも頑張りたいですし、初座長にして国王という役になりますので、男だらけのカンパニーを統一できるような、皆に付いてきてもらえるような座長になれるように頑張りたいと思います!


最後の最後までキメ顔、ドヤ顔、ハイトーンからディープボイスまでを操り、変幻自在で猫の目のように変わる表情。加藤諒というキャラクターの強さは「パタリロ」のそれに勝るとも劣らない。間もなく開幕となる舞台「パタリロ!」、チケットは既にソールドアウトだが、当日券の販売もあるとかないとか。公式サイトで詳細をチェックして、ぜひその目でリアルパタリロ殿下を拝んでほしい。


舞台「パタリロ!」は12月8日(木)より25日(日)まで、新宿は紀伊國屋ホールにて上演される。

「パタリロ!」とは

1978年に『花とゆめ』(白泉社)で連載が始まり、82年にはアニメ化もされた魔夜峰央氏のギャグ漫画。
マリネラ王国国王、パタリロ・ド・マリネール8世(通称:パタリロ)が周囲を巻き込んで起こす騒動を描く。掲載誌を同社の『別冊花とゆめ』『メロディ』に移し、現在はWebマガジン『花 LaLa online』で連載中。コミックスは既刊96巻。
スピンオフ作品も多数。テレビアニメのエンディングテーマにまでなったギャグ「クックロビン音頭」などでも知られる。

【原作】魔夜峰央

1953年、新潟県出身。横浜在住。1973年「デラックスマーガレット」(集英社)でデビュー。1978年、「花とゆめ」(白泉社)にて代表作『パタリロ!』の連載を開始。『パタリロ西遊記!』などのスピンオフ作品を生む大ヒット作となる。
1982年、フジテレビ系列で『パタリロ!』がアニメーション化。現在も『パタリロ!』を連載中。また、「まんがライフ」(竹書房)では年に1回、『眠らないイヴ』を掲載している。


公演概要



舞台「パタリロ!」

2016年12月8日(木)〜25日(日)
紀伊國屋ホール

原作:「パタリロ!」魔夜峰央
脚本:池田鉄洋
演出:小林顕作

CAST:
【パタリロ】加藤 諒
【マライヒ】佐奈宏紀
【タマネギ部隊】細貝 圭 金井成大 石田 隼 吉本恒生
【魔夜メンズ】佐藤銀平 吉川純広 三上陽永 柴 一平※Wキャスト 香取直登※Wキャスト
【バンコラン】青木玄徳
※魔夜メンズ…魔夜峰央の世界観全てを表現することが出来るスペシャリストに与えられた称号。別名、スペシャルエキストラ。

チケット一般発売:2016年10月16日(日) 10:00〜
チケット料金:7,800円(前売・当日共/全席指定/税込)

■公演詳細はコチラ


©魔夜峰央/白泉社(別冊花とゆめ・メロディ・花 LaLa online)

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