柴田淳(2)

Thursday, November 5th 2009

interview

柴田淳

『ロックに目覚めた10代の思春期の男の子』!今更そんな感じですね。

--- メタリカもお聴きになられるということで・・

わたしね!メタリカではベースの人が好きなの!!あの人の地を這うようなねちっこいベース・プレイが最高!あの人ばっかりみたいな!!メタリカのドキュメンタリーを見たんだけど、あの性格の悪い所が良く出てたりとか、情緒不安定な所が出ているところが面白いなと思って、メタルが好きな友達とかに『アレって最高だよね』話したりしてるの。

何かオススメのメタルとかあったりしませんか??いろんなバンドが聴きたいんです。 好きなんですけど、何聴いたらいいのか分からないんです。 この一年は、挫折とかして自分がどっちに行ったらいいか迷っちゃてたんですけど、ようやくやりたい事が分かってきて『ロックに目覚めた10代の思春期の男の子』!今更そんな感じですね。ず〜っとロックが好きだったのに、ロックの無い家庭で・・クラシックやりなさいって言われてそれに反発してかろうじてポップスまで来たけど、実はロックとかに耳が行ってたのを気付いてなかったみたいな感じ。

それで今回のアルバムの中に1曲ロックな曲が入ってるんですけど、その曲のアレンジャーさんの松浦さんという方に『ロック好きなんじゃないの?』って言われた時に『かもっ!』って!ロック好きな自分を最近認めだして、だから今は自分の好きなロックを聴きたいんですよね。X JAPANの映画『Saw』のエンディングの曲?アレとかドラムやベースに勢いがあって『かっけぇ〜!』と思って!

--- 『救世主』を聴いて・・あの曲で引っぱっちゃってますが、初めてのああいうロックな曲調でギターの音とかザクザクとエッジが立っていて・・

いいんですっ!あの曲でいいんですっ!引っぱって下さい!!
そう!カッコ良かったでしょう??

--- でも、そんな激しいサウンドの中でもしっかりしばじゅんさんの声が聴こえたんです。、今までに無いサウンドが耳に入ってきたんですけど、しっかりしばじゅんさんの声の場所がありました。

声は潜ってない?隠れてないですか?

--- 潜ってないです!新しいサウンドを聴いたと思い感動しました。

レコーディングしている時にガイドの『ラララ』しか入っていない中で生演奏してもらったんですけど、本当にいっしょに歌いたかったなぁと思うくらい、興奮するくらいグルーヴが凄くて、私の好みの感性を持ってる人達が演奏してくれてて、ギターが是永さんという元レベッカの方だったんですけど、間奏に入るところとか、間奏空けのところがカッコ良くて雄叫び上げちゃったもん。そしたらみんなカッコ良く感じている部分が一緒だったから、凄い夢中になってやってくれたんですよね。『コレだわ!』って、凄いレコーディングだなと思って、これが毎回続くといいなとか、このメンバーでライヴが出来る曲が何十曲も出来る日が来ないかな〜って思って、本当にロックに目覚めちゃった高校生って感じなんです。

--- ライヴでシャウトする柴じゅんさんを見てみたいですね。

やってみたいな〜!

でも一方ではライヴが怖いとか、ライヴやらなくてもいいじゃないって思っちゃう自分もいるんです。やっぱりバラードって難しくて、しかも私の曲って集中したくなっちゃう曲ばかりなので、それがノって楽しくっていうよりも、全部何十曲も集中しなくちゃいけない曲が続くとお客さんは疲れちゃうと思うんですよね。私の集中力も疲れちゃうし、でもロックだったら1曲が短いし、ノリでいけるし、バラード10曲の疲労感とロック10曲の疲労感って全然違うと思うんですよね。シャウトして身体は疲れると思うんですけど、疲れるけど爽快っていう方と、身体は疲れてないけど心が疲れてしまう・・頭が疲れてしまう方になっていく気がするの。

今はギターを弾きながら歌いたいとか、ヴィジョンがステージに立っているのしかないんですよね。ロックをやれたらの自分しか浮かばない・・だからロックやりたいって言いながら、ギターを下の方で持ちながらハードにやりたいとか、ずっとヴォルテージが高いままで数曲だけバラードやって、でもアガって終わりみたいな・・そういうのがやりたいっていうヴィジョンは、バリバリのライヴのヴィジョンなんですよね。だから今は、ライブが好きなのか嫌いなのか、やりたいのかやりたくないのか分かってない感じなんですけど、ロックでやっぱりライヴやらないとって思ってます。

--- 今年の7月と8月に『情熱大陸』等のライヴイベントに出演されたそうですが、その時はどんな気分でしたか?

うーん、何でしょうねぇ。去年の年末にそういうイベントに出たときに、そういうイベントに出たのは初めてだったのですが、いろんなアーティストのファンが見に来ている中で自分をどう見せていいのか、どう見せるべきなのかとか、見せ方があるのかとか、全然分からなくて、どういうスタンスで挑んだらいいのか分からなくて、挑み方を間違えて挫折しちゃったりとか、傷ついちゃったりしたんです。

情熱大陸の時は、ある先輩に人にどう見られているかとか、他のアーティストがどうかとかじゃなくて、その曲を伝える事だけを考えて出ればいいって言われたんです。比べちゃったり、自分の事を考えちゃったりすると魔物と化してしまうステージだと思いましたけど、自分の事は置いておいて、どう見られようと自分自身も楽曲を伝えるひとつの楽器として、ただそれだけをを考えて出ればいいって先輩に言われた時に挑み方を覚えて、大御所の方とか、ヒットしている方とか沢山出ていらっしゃって凄く緊張したけど、普通に参加できたような気がします。

あとは、結構ベテランのミュージシャンの方とか昔からの知り合いだったので凄く可愛がって下さって、しかも主催の葉加瀬太郎さんが私のファンだって言ってくれたりしたので居場所があったんですね。だから初めての大きな夏フェスだったんだけど、挑み方を間違えずに楽しくお祭り気分に参加できたと思います。でもやっぱり夏フェスっていったらロックっていうイメージがあって、わたしの歌を炎天下で『あなたがいないと・・』なんて聴いたら『暑―――っ!』ってなると思う。わたしのバラード系の曲は秋冬物なんだなぁって思いました。

--- 出演されていた時の映像を拝見させて頂いたのですが、夏が嫌いなしばじゅんさんなのにその割に凄く溌剌と歌っているように見えましたけど?

いやいや!あの映像は初日だったんですよね。あの時はガクガクでした。暑さとか分からないくらい緊張していたので。でも一番酷かったのはリハーサルかな!黒いステージで2分くらいしたらサウナ状態で、これでやるの?って思ったんですけど、本番は曇りになってくれたので、顔が崩れずに歌えましたけど(笑)。
うーん、でもロックだったら・・でもロックだってあんな炎天下キツイですよね。どうですか?やっぱりロックのフェスはキツイですか?

--- キツイです。

1回ロックフェス行ってみたいなぁ。お友達の楽器やってる方がロックフェスへサポートで行ってて凄い楽しそうなんですよね。テントの中でカレーとかバーベキュー食べてたりとか・・そっちの事しか知らないんですけど(笑)、でも雑誌とか見ていると凄い数の人たちがシャウトとかしていて、凄いカッコいいなって思って。何で私は女なのかなーって。

--- 女性でもフェスは行けますよ!

そういうステージが合うくらいのカッコいい自分の曲が書けるようになったら、夢見始めると思いますね。いいなぁそういうライブって!

--- 今回の情熱大陸などのフェスでは普段のライブとは客層も反応も違うと思うのですが、そんな中で感じた事などはありますか?

あー私って、凄く知名度無いんだなって思いました。あとキャッチさせる力が弱いなってハッキリ思いました。自分がそこにいる理由というか、みんなお客さんは『誰?』って顔してたり、会場内の通路を歩いている人が沢山いたりとか・・。『誰かしら?』って見てくれる方がいたりして本当にいい宣伝になるなって、新しい人たちに聴かせるいいチャンスだなって思いますけどね。

わたしのステージの時だけ日が射しちゃったりして『聴いてらんない!』みたいな状態になっちゃって、みんな団扇をパタパタって!あとはお金貰ってわたしのワンマン・ライヴの時のプレッシャーと違うのは、そうやって他のアーティスト目当てで来て、流し聴きしている人たちもいるだろうし、暑さで集中するどころではないという事もあって、ちょっと気楽に歌えるというところもあります。

野外で賑やかで隣の人は喋っているだろうし、集中しようにもいろんな問題があってわたしが緊張しちゃう程集中してないっていうのが。悪いとは思っていなくて、本当にピクニック気分というか軽い気持ちで聴いてくれてるのかなって。だから緊張はしてるんですけど、余りに空間が広過ぎて変に冷静だったというか、もしかしたらこういうステージのほうが緊張しないのかなって、でもさっきも言ったけど、挑み方を間違えるとイベント自体が魔物と化しちゃうので今は慎重になってますよね。カッコいいのが沢山できるようになったら、むしろ見せたくなると思いますけど。

profile

1976年11月19日生まれ、さそり座、A型。東京都出身、シンガーソングライター。幼少の頃よりピアノのレッスンを受ける。

2001年10月のデビュー以来、透明感のある歌声と印象的なメロディー、そして言葉を大事にする繊細な歌詞の織り成す世界観が、聴く人の心を掴んで離さない。

そしてCHEMISTRYの2ndアルバム「Second to None」に収録された「月夜」に歌詞を提供、中島美嘉の最新アルバム「VOICE」に収録された「声」では詞・曲を提供するなど、作家としても活躍中。

また、繊細で印象的な芯のある声にTVドキュメンタリー番組でのナレーション依頼が来るなど、その活動範囲は音楽だけに留まらない

JUN SHIBATA CONCERT TOUR 2010
月夜PARTY Vol.2 緊急決定!!!

■2月28日(日)神戸国際会館こくさいホール(兵庫)
 開場17:00 / 開演18:00

■3月05日(金)オーチャードホール(東京)
 開場18:00 / 開演19:00

■3月22日(祝)グランキューブ大阪(大阪)
 開場17:00 / 開演18:00

■3月26日(金)愛知県勤労会館(愛知)
 開場17:30 / 開演18:30

■4月01日(木)NHKホール(東京)
 開場18:00 / 開演19:00

■4月10日(土)福岡市民会館(福岡)
 開場17:00 / 開演18:00