COMEBACK MY DAUGHTERSインタビュー2
2008年10月30日 (木)
COMEBACK MY DAUGHTERS、ニューアルバム『EXPerience』が10月22日に発売になりました!
今回は、Vo./Gt.高本和英さんとGt.のCHUN2さんにインタビューを敢行!
もっと音楽が好きになる、もっとCOMEBACK MY DAUGHTERSが好きになる、そんな素敵なインタビューです。 ※インタビューを最後までごらんにいただいた方には、抽選で素敵なプレゼントが! それでは、COMEBACK MY DAUGHTERSのインタビューの続きをお楽しみ下さい! 取材/文:長井(HMV商品部)&原(HMV ONLINE) |
本当にそうです。音楽が好きです。気の毒なくらい。
――1曲目の前奏でワクワク感を高め、歌が入ると期待通りのグッドメロでそのままグイグイこのアルバムの世界に入り込んでいってしまうんですが、曲順とかはすんなり決まったんですか? 高本:僕達には、プロのリスナーの友達がいるんですよ。僕達が勝手にそうあだ名をつけているんですけど。人が作った曲をバカみたいに真面目に聴ける人たちっていうのがいて、相談して案を出してもらって。その中から、これがいいねって言って決めたんですよ。 高本:あ、この人が。(PIZZA OF DEATHのDAさんを指し示す) 高本:作り終えた瞬間に、個々に印象的なところは違うから、どうしても思い入れが先行しちゃうんですよ。客観的には全然聴けなくて。僕達は過去の作品のこととか他のことでも彼の一般的さっていうのに異常に魅力を感じていたから、今回は始めっから、何パターンか曲順を出してもらって。で、ディスカッションしながら。ここはこっちのほうがいいかもねって言ったり、ダメっていわれたりもして。 DA:最初はこの曲で最後がこの曲になるパターン出来ない?って言われて、じゃあ、それでやってみようって。 ――1曲目は決まっていたんですか? 高本:1曲目は、僕らが決めていたので。 ――そこからの並びを決めるイメージって、第三者側から見て決めるというのはどういった感じですか? 高本:オレもすげぇ気になる! DA:あんまり深いこと考えてなくて、それぞれの曲がそれぞれの場所で輝ける曲順が一番いいんじゃないかっていうのがあって。だから、この曲が、この曲の前にきちゃうと印象弱くなっちゃうなとか、そういうのを気にして、どんどんはめていったりとか。 ――時間はかかりましたか? DA:まあ、でも、一個一個作るのはそんなに時間はかからないです。でも、ダメ出し4回されたんで。(一同爆笑) ――最終的にはみなさんで。 高本:そうですね、はい。人にふっておきながら自分らで決めるっていう。でも、すごく客観的な意見なんで、ものすごく参考になったし、聴く前、字面だけみたら、えぇーってなってたんですけど、落ち着いた時に聴くとすごくいい曲順で。 ――11月からツアーが始まりますが、どんなツアーになりそうですか? 高本:そうですね、やっぱり、リリース前に経験した、その貴重なツアーの経験を全部持っていき、あと僕達はかなりの覚悟があるので、自分達からみんなに分かりやすくなにか提示できるツアーになると思うんですよ。なので、躊躇なく乗っかってきて欲しいなと。ものすごく提示していこうと思ってるんで。 ――最近、よく聴いている、もしくは最近買った作品はなんですか? 高本:最近買ったのは、Ben Kweller。Ben Kweller、すごく好きなんですけど、最新のその前に出したやつを買いまして。6曲入りくらいで、ジャンルがカントリーになっていたんですけど、あれ、すごく良かったですね。 ――そこからインスピレーションを得たりはしますか? 高本:僕は、作品を聴いていて、音楽に愛情を感じる人が好きなんですよ。迫力があったり、音圧があったりしても、もう、愛情が感じられなかったら一切ダメで。それが、Ben Kwellerのやつは、派手ではないんですが、異常に愛情は感じるというか。過去の作品も全部あわせて、この人は相当音楽が好きなんだろうなというのが、すごく手に取るように分かって。そういうところに、すごく影響というか、シンパシーを感じます。 ――実は以前に高本さんのコラムを読まさせていただいた時に、この人は本当に音楽が好きなんだなと感じて、すごく印象に残っていたんですよね。 高本:本当にそうです。音楽が好きです。気の毒なくらい。 ――今回のアルバムをも、この人達、音楽が本当に好きなんだなって伝わってきます。 高本:そうですね。 CHUN2:ありがとうございます。 高本:本当、そうですよ。やばいですね(笑)。他に見つからないんですよね。僕は、バンドをやることもそうだし、ライブをやることももちろんそうなんですけど、これまた聴くのがめちゃくちゃ好きですからね。僕だけじゃないですけど、僕らのバンドってそういうバンドだと思っているんで。自分の知らない曲を聴いて感激したりするのが好き。自分なんかには到底出来ないなって思うことが分かれば分かるほど興奮するというか。 ――メンバーそれぞれ普段聴いている音とか今まで聴いてきた音というのは全員違うものなんですか? CHUN2:基本的にみんな多感な時期に聴いていた音楽は一緒なんですよね。で30歳くらいになるにつれて、バラバラになっていった。 ――ひとつ、これはっていう作品は? 高本:そうですね、作品だとないんですけど、僕達、90年代のアメリカとかイギリスとかが、僕らと同世代くらいのヤツラが始めた、パンクとかハードコアとか全部飲み込んで出す、今ではエモと言われる音楽に対して、異常に反応したんですよ。で、同世代だしってこともあって、そのころはレコードをみんなより新しいものを得ることに必至だったんです。その頃の友達とこのバンドをやってるんですよね。レコードの貸し借りだったり、情報の共有をしていた人間でバンドを組んでるので、特に作品1個というよりかは、あの時代っていう。 CHUN2:そうだよね。 高本:その文化を丸ごと共有してきたというか。それでやっぱり、みんなそれぞれバラバラになっていったんですけど、やっぱりそういうところがあるので、いい音楽を人に勧めたいとか、いい音楽を分かってもらいたいとかいうところは残っているので、今は、ジャンルとか方向性もごちゃごちゃですけど、その行為だけは続いてますからね。
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